2013-09-18

今月の札幌マルシェ。

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-久水あるた「誘惑・えもーしょん」エンジェル出版 ISBN:9784873065236
話○ 抜○ 消小 総合○

ほのぼのイチャラヴから狂おしい愛の隘路まで短編全10本。多種多様なヒロインズがむっちりボディをフル活用しながら乱れまくり出されまくりの一大スペクタクルが展開される作者最新コミックスは通算5冊めにして当社からの初お目見えだ。なおタイトル中のナカグロは本来ハートマーク(機種依存文字ゆえ使用せず)でございます。
親しみやすい作画とそれでいてわりかし濃口のエロスという売れ線まっしぐらの芸風を武器に複数の媒体でモリモリ執筆しており、1冊出して業界からおさらばの作家が異様に多いエロ漫画界にあってはきわめて理想的なキャリアの積み方。富士美出版から年初に出た前単行本「初めてなんだからっ」から1年経たずに新作が出せるのも安定した生産力とキッチリ固定票を見こめる人気度のおかげ。
初出一覧を見てみると今回はいわゆるコンビニ誌の「メンズヤング」/「アクションピザッツ」系列に載ったもの。通常この雑誌に掲載されたものはマークなしレーベルで単行本が出るはずで、ゆえにちんこまんこも真っ白けになるのが通例なのだけれど、若干の黒線消しがほどこされはするもののちゃんと性器を見ることができて歓喜の涙が止まらない。なお巻末著者あとがきでも述べられているが執筆時期が足かけ4年と比較的長いスパンなので、絵柄の新旧差はけっこう目立つ部類。そりゃ直近作の方がトーン処理や表情のつけ方など進歩しているのだが、昔の素朴な感じの絵も個人的には好きだったり。
レイティングの都合ゆえかいつもはハイティーン主体である女性陣の年齢がやや上方向にシフトしているのが本作の特徴。女子大生からOLなど大人なりたてクラスから未亡人に母親などガチBBAまでアダルトさんがズラリ。ただこの作家の手になる愛らしいキャラメイクだとおばさん設定のヒロインでも熟女感はほとんどないので若い果実スキーの俺でもまったく抵抗なく受容できるのがありがたいところだ。一方で肢体描写の方は明らかに豊満志向で、こんもり盛り上がったラージバストに肉置きのよい下半身を標準装備の完熟ボディを存分に堪能できる。
ストーリー傾向は慎太郎シール誌らしい穏健なライトエロばかりなのかと思ったら意外にもヴァリエイション豊か。大枠としては合意のセックスながらもインモラルな複数プレイものや道ならぬ横恋慕の話、恋人の母親に食われちゃう系など、よくコンビニ誌でこういう微妙な題材を展開できたものだと感心。ロリだの近親だの絶対的な禁忌はもちろんあるのだろうが、漫画家の工夫しだいでまだまだ多彩な見せ方はできるのだなあ。
エロシーンもまた初出がnot黄色い楕円媒体だとは思えない充実ぶり。久水あるた特有の肉感的な肢体描写ややけに存在感のあるちんこまんこを大いにフィーチャーしつつ、ダイナミックに体位を入れ換え激しく擬音をまき散らしながら密度の高いファックにいそしむ。コンビニエロでの活躍が長い作家だと性器が大きく白抜きされるのを前提としたアングルを多用したりするものだが、この人はそんなのおかまいなしにバンバンまんこおっ広げ結合部に延々フォーカシングしてとガチ成年向けの作法をそのままキャリーオーヴァー。逆にこれにマークなし基準の修正を適用すると尋常でなく作品が台なしになるので、それが本作をして成年指定で発売した最大の理由なのかも。
ゴージャスな肉体を惜しみなく披露しながら女どもはいきり立つ怒張にしゃぶりつきねちっこいご奉仕を開始する。チロチロと亀頭を舐めまわし胸の谷間で激しくシャフトをこすり上げてたちまち第1ちんこ汁発射。すぐさましとどに濡れた蜜壷をオープンセサミして誘いをかけてくる彼女の仕草に辛抱たまらず暴れん棒をフェードインだ。ぐぽぐぽ泡立つほどに性器どうしをこすりあわせ敏感な部分を突くたびはしたなく嬌声を発しよだれダラダラたれ流してイキまくるその痴態にますますエレクチオン。日本語にならないアヘ声を四方八方にばらまきながら絶頂を迎えんとするエロメスの子宮の奥底めがけて白くねばつく飛沫を大量リリースだ。
ぜいたくを言えばいつものように10代女子主体だとさらにおっきしたが総じて優秀な抜き物件。この作家得意のジューシィな性器描写を成年マーク仕様で存分におがませてもらえ、編集部にはナイス判断とお礼を言いたい。そんななか今作では酸いも甘いもかみ分けたショートヘア年上女性と熱い一夜を「残りモノには福がある」が意外にももっともグッと来ました。俺っち年増苦手なはずなのに縦セタエプロンの短髪キュートBBAとか反則だよ!

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