話○ 抜○ 消中 総合○
無邪気な少女から婀娜っぽい美人まで多彩なヒロインの前人未到の秘密の花園を美味しくゴチになり短編10本+フルカラーショート1本。多種多様なガールズ&レディースとの初お手合わせを端整な筆致とダイナミックな構図でもって甘く熱く描き出す作者最新単行本は通算4冊めにして黄色い楕円物件としての第3弾、そしてこの版元からのファースト作品集だ。
いまや同時進行でさまざまな媒体を股にかけ活躍する、まるで高度成長期の企業戦士みたいなワーカホリックぶり。そのせいで仕事量のわりにはコミックスにまとまるのが遅かった印象があったのだけれど、最近はそれを払拭するかのごとく刊行ラッシュとなっている。今回は前単行本「ももいろ処女アイロニー」発売からわずか3か月と週刊漫画誌作家並みのペースで新作をお届け。
全作品がコアマガジン刊の「漫画ばんがいち」を初出とする収録作品たちは2009-13年とけっこう執筆時期に差があるのだが、当初から絵柄のベースは固まっており新旧間での極端な変遷はない。ゴシックな雰囲気の頽廃的なタッチと親しみやすいアニメ系のそれとを上手いこと融合させたその筆致は上品さと下世話さとを併せ持った魅力的なもの。
このキャッチーな絵柄でものされる女性陣はハイティーンから20代なかばあたりの万人向けな構成。後述するが物語上のシバリを逆手に取った、経験豊富そうな雰囲気の女性が意外と多かったりする。つまりギャップ萌え狙いですね。胸サイズもつるぺた~ホルスタイン級まで各種取りそろえだけど、直近執筆のものになるにつれ徐々に巨乳方向へシフトしている感じ。
女の子のヴィヴィッドなキャラ造形はこの作家のもっとも得意とするところで、ほどよい個性と愛らしい属性をまとったヒロインをドカドカと逐次投入。天真爛漫ガールからおどろおどろしい空気を発散するのまで、はたまた貞淑な大和撫子がいれば男勝りのオレっ娘あり、さらにはおこちゃまライクなのもクールなオトナもと読者のワイドレンジな嗜好にお応えだ。
そんな彼女らの乗っかるストーリーは前作の掲載誌より甘々寄りの誌風に合わせてかもっぱら1on1のスウィートな和姦。その気になれば心キュッと締めつけられるダーク指向の物語も描ける作家ながら、今回そっちの路線は封印して見てるこっちが身もだえするようなうれし恥ずかし恋愛模様へとフォーカシング。また単行本表題で明らかなように、全作品において未通女'sの初体験が全面フィーチャーされているのが最大の特徴だ。いかにもな幼い娘からずいぶんこじらせた方まで全員ヴァージン大盤振る舞いで処女スキーな貴方は大歓喜。
惹かれあい愛し合う2人がはじめて結ばれるエロシーンは当然のごとく破瓜の痛みとその印である赤い迸りを大いにクローズアップ。でも男の子ったら辛抱足りないもんだから開通したての内奥を激しく貫いたりしてプチ鬼畜ぶりを発揮。さまざまに体位を変え結合部を見せつけながら性器どうしの真剣バトルを展開するうち、いつしか彼女の苦痛はすっかり快感へと昇華し最後は両者気持ちよく昇天のエロ漫画マジックが炸裂だ。
これからくり広げられる性の宴に内心おびえつつも、少女らは愛する彼の前へ生まれたままの姿をさらけ出す。強く乳房を握られ怒張で膜を破られて未経験の痛みに耐えうっすら涙を浮かべながらも気丈な笑顔を見せるヒロインに心きゅんきゅん。きつく抱きあいながら抽送運動に没頭するうちようやく彼女の身体もセックスになじみはじめる。未曾有の快楽に全身を打ち震わせてファーストアクメを迎えんとするおにゃのこのヴァージンまんこめがけて大量の白濁液を注入だ。事後いろんな分泌物にまみれ呼吸を荒くしながら行為の余韻にひたるその艶姿にぼくら読者のおっきもいっそうつのる。
出版社ガサ入れの後遺症であるきつめのモザイク修整には大いに不満があるものの、かくのごとくエロさわやかな男子女子性行為はじめて物語を前に、殺伐とした日常に傷つきささくれ立った君の心身も大いに慰安されることだろう。この作家の描くものではおっぱいっ娘がより好みな自分的には、売れっ子アイドルのゴックンボディを美味しく頂戴→実は彼女は昔の……で!な巻頭カラー「君はアイドル?」と、こだわりの性描写を極めるべく女性エロ漫画家(でも処女)がえっちに奮闘「せんせいの資料写真」で大いにマイサンを酷使。
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