2013-10-20

今月の奇行伝説。

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-zen9「月を愛して 月に恋して2」エンジェル出版 ISBN:9784873065304
話△ 抜○ 消大 総合○

地元にUターンし1年、正式に会社組織を立ち上げた主人公と美人姉妹のなんでも屋稼業は軌道に乗り恋も芽生えて……表題作長編9話(第10-最終話、完結)。マークなし。お色気過剰グラマラスガールズつまみ食いのC調男子ハーレムライフから愛する人のため覚悟を決めたひとりの男へと成長するさまを描く作者最新刊は作者13冊めのコミックスだ。
そのタイトルが示唆するとおり、本作は今年初めに刊行された前単行本「月に恋して」の続巻にあたる。各回の話数表示もそこから引き続きとなっているし、いちおう単品でも楽しめるよう配慮しているとはいえ物語本来のエッセンスを堪能するためには2冊セットでの読破が必須だ。それほどまでに関連性の強い本であるのに、表紙ではまるで副題の部分が存在しないかのごとく米粒よりもちっちゃい写植でこっそり記されているのがもの悲しい。まあエロ漫画では複数巻ものだと売上が鈍りがちという事情はあるだろうけれど、この扱いはちょっとせつないなあ。
ともあれシャープなアニメ絵でコッテリとグレイスケールを効かせながら女の子の乳も尻も盛りだくさんに描く豪華絢爛なヴィジュアルがこの人のウリ。ただ巻末著者あとがきでも触れているが、作画においていろいろ試行錯誤をくり返しているらしく顔パーツのバランスなどけっこう変化している。とりわけ数年前の単行本と比較するとハッキリ絵をいじっているのがわかるはずだ。個人的には適度にくどさが緩和されていい方向に来ていると感じるので、このまま洗練を推し進めていただけるとありがたい。
仕事はできるけど女には見境なしのジゴロ系キャラとして登場した主人公・恋太郎だが、今巻ではそうした猟色ぶりは影をひそめ物語の方向性をマイナーチェンジ。子供の雰囲気を残した1年前からいっちょ前の美女へと変貌したメインヒロイン・月子との純愛模様→結ばれたのちの犯りまくりイチャラヴ性活へと軌道修正が図られている。仕事上の軋轢から月子が身を引こうとするも隠された事情を知った恋太郎が改めてプロポーズし無事大団円の最終話を読み終えて思わず「えがったのう……」と涙がホロリ。そのかたわらで都合よく他の女たちが退場してったりデウスエクスマキナ的に懸案解決しちゃったりするのはまあご愛嬌ですよ。
そんなわけで前巻ではやたらと女出入りが激しかった恋太郎もいくつかの断りきれない誘惑以外はひたすら月子の膣内に精液注ぎこむ一穴主義者と化しており、この作品をハーレムものとして楽しんでいた読者には悲しいお知らせ。もっとも俺の場合は1巻じゃまだエロなしだった月子ちゃんが当初からいちばんお気に入りだったので、彼女の濡れ場がようやく大々的にフィーチャーされた今作には大いに満足。
初登場時のわりと華奢な身体からすっかり巨乳に育った月子&未練持ち数名が担当するエロシーンはマッシヴな肢体がのたうち回り土手高まんこにゴリゴリ中田氏の恒例zen9印。性器近辺の巨大な白抜き修整がnot黄色い楕円の限界をいやが応にも知らしめるとはいえ、各種体液を景気よくまき散らし重そうなおっぱいがブルンブルン躍動する光景は下手なマークつき単行本顔負けのハードコアぶりでたいそう扇情的だ。
着衣の上からでも圧倒的な存在感の胸部をこじ開け柔肌をオープンセサミすると雄大な双丘が姿を現す。その頂上にしゃぶりつきニップルをこね回すとたちまち彼女も法悦の態。じっくり各種エロパーツをねぶり倒したのち愛液で煌々と輝く秘密の花園へたぎる怒張をフェードイン。激しく結合部を摩擦しあいながら覚えたての快楽に身をゆだねる月子ちゃんの痴態が初々しくもエロっちいのだ。フィニッシュはだいしゅきホールドをガッチリとキメてザーメン射出を待機する彼女の内奥めがけ白くねばつく液体を大量に叩きつけてミッションコンプリート。
女たちの終戦処理やビジネス方面の課題クリアに若干イージーゴーイングさはあるものの、ポジティヴな登場人物たちの姿は好印象であり主人公の成長物語もマークなしとしては破格の濃口ファックもともに心地よく受容できる。いずれデビュー作みたくガチ成年仕様のコミックスで本領を発揮してほしい漫画家のひとりだ(毎回同じこと言ってますが)。短髪女子大好きっ漢としては月子ちゃんがボディの急成長ぶりはともかく髪を伸ばしちゃったのがいささか残念だったけど、そんな彼女がえっちに開眼しアンアン派手に乱れては膣内射精されまくる光景で包皮も破けんばかりに愚息を酷使。

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