-高岡基文「少女複数形」ヒット出版社 ISBN:9784894656109
話△ 抜○ 消小 総合○
闇にまぎれ大活躍の美人怪盗3姉妹だが囚われの身となり凌辱を受け……前中後編+独立短編4本(うち前単行本別エピソード1本)+フルカラーショート1本+過去単行本発売告知宣伝ショート漫画5本。スッキリと完成された描線で食べごろティーンズのえっちな行状を全面フィーチャーの作者最新刊は2013年に入り2冊めのコミックスだ。
現在のホームグラウンドである「COMIC阿呍」誌上ではほぼ途切れることなく姿を見せコンスタントに作品を産出し続ける人ではあるけれど、この3月に前単行本「やんごとないよ!」が発売されたばかりなのにこれだけ早く新作が出せるのだろうかと感嘆しつつもつい疑問。しかしながらいざ購入して巻頭の目次を見てなるほどと納得する。つまり今回は一種の拾遺集なのですね。
唯一の長尺もの「がーるすちーる」をはじめとした新作パートがむろんコンテンツの主体であるものの、そのほかにずいぶんクレジットの古いものがポツポツと。最古のものは2007年とじつに6年前に執筆された作品だ。ロングラン長編やオムニバス連作形式の単行本が続いて読切作品のいくつかが収録のタイミングを逸していたのと、もうひとつこの版元特有の、単行本リリースとほぼ同時期の阿呍に描かせる宣伝用のショート漫画が宙に浮いていたのを、この際だからと一気に収録してある。
そんなわけで新旧入り交じり詰めこまれた作品群を読んでいると、ムダな描線のない端整なその絵柄もわずかながら変化しているのが見てとれて興味深い。典型的なアニメ絵でトーンもさほどうるさくなくて……という根幹の部分は共通なのだが、顔パーツのバランスや細やかな表情のつけ方などけっこう微調整しているのがよくわかった。ただ白黒原稿におけるプレーンな筆致と外注によるコテコテな表紙彩色とはけっこうギャップがあるので、可能ならば見本チェック後の購入を推奨したい。
いっときグッとキャラの年齢層が高くなったことを反映して昔の作品にはアダルトさん数名が含有されているが、直近のものは前作同様にミドル~ハイティーン女子が主体。おっぱいサイズも総体的には巨乳寄りながらヴォリューム少なめの娘も混ぜこんで多彩なニーズにお応えする。とりわけお歳は若いのにドーンとバストが盛られた発育のよろしい10代女子を描かせるとやはりピカイチで、一時期の急激な年増路線突入はなんの意味があったのだろうと考えこまざるを得ないところ。
本作においては能天気ラヴコメから強要ティックな展開までいろんなタイプの物語がわりと節操なく並ぶのだが、強いて共通点を探すなら多人数プレイにいそしむ作品が多いこと。アタマにつけられたタイトルはそれゆえの命名なのだろう。むろんその際にはわざとセットになる女の子に対照的な属性を附与し――ロングヘアとショートヘア、おっとりと活発、ちっちゃいのとおっきいの等――、見るからにゴージャスな絵ヅラを演出してみせるテクはさすが大ヴェテラン。
滑らかな肢体が画面狭しと暴れまわるエロシーンは特別濃ゆいわけではないけれど、ひんぱんにアングルを変え女の子のアヘりっぷりを忠実に追い続けながらガッツリ膣内射精フィニッシュまでお付きあいの詳細な描写がぼくらの股間を効果的に励起せしめる。大勢の身体が重なりあうなか複数の女の子たちが一緒くたに絶頂するさまをキッチリと同期させて大ゴマ展開する熟達の演出に感嘆しきりだ。
10代特有の弾むようなお肌の感触を楽しみながら第2次性徴真っ盛りの秘密の花園を乱暴にまさぐると彼女はすでに一人前のレディのごとくいやらしい嬌声を発しうるんだ瞳で男を歓ばせる。口にせずとも自然に誘われたぎる怒張を蜜壷のなかへとインサート。随喜の涙を流し小刻みにハートマークをまき散らしながらいろんな液体まみれで恍惚の表情を浮かべるその痴態がじつに淫猥でよろしい。はしたないアクメ顔さらしいっそう甲高く咆吼する彼女のティーンエイジまんこの奥底へ最後たっぷり白く熱い飛沫をぶちまけてミッションコンプリート。
お話展開は定石どおりで新味はないが、そのぶん変に脳みそのリリースを消費せずじっくりとおのが股間をシェイクすることに集中できる仕掛けだ。多種多様な女の子の絶品イキ顔を腹いっぱい摂取し心ゆくまで分泌し続けることができるだろう。このご時世気になる修整も同業他社に比べれば細めの線でがんばっていて好感。収録作のなかではいささかテンプレ的設定ながらセミロング巨乳眼鏡次女さんがマイ経絡秘孔直撃な中編「がーるすちーる」がやはり白眉であり心地よく我が砲身を酷使。
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