2013-12-11

本年度のエイサーまつり。

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-てりてりお「クチュトリス!」ワニマガジン社 ISBN:9784862692788
話○ 抜○ 消小-中 総合○

かたくなにHを拒否するカノジョの真意を探るべくアレコレちょっかい出しまくり連作シリーズ4本&描きおろしエピソード+独立短編6本。おっとりさんもツンツンさんもいざ本番突入すればたちどころにトロ顔さらし膣内深く大量のザーメンを注がれて絶頂のガチファックを明るく楽しく展開の作者最新刊は黄色い楕円物件としての4thコミックスだ。なおここ数日は新刊枯渇期のためこちらは11月下旬発売作品の大幅遅延レヴュウとなるがどうかご容赦を。
2010年7月にコアマガジンより前作「うみんチュッ」が上梓されてからはや幾歳月、すっかり忘れかけたころに今回の新作リリースの報を耳にして心底ビックリ。というのも前単行本の発売前後からこの人は一般誌へ活躍の場を移しいまもそちらの世界で活躍中なのだ。ごくたまにエロの方でも顔見世興行していたのは知っていたけど、まさか1冊ぶんたまるほど描いていたとは思いもよらず。
巻末の初出一覧を見ると2010年はゼロ本、11年1本と極端に掲載が減っているのが如実にわかる。しかしながら直近に限って言えば3か月に1回程度のペースまで回復してきており、思った以上にエロへ出戻っているのだなあと得心。なんにせよカタギの世界へ行ったきり2度とカムバックしないものと勝手に思いこんでいたので、二足のわらじ履きに戻ってくれたことには心より拍手でございますよ(作者的にどういう心境なのかはこの際知りません)。
ポップでキュートなアニメ/ゲーム系の絵柄は一般へ引き抜かれるだけあってたいそう訴求力が高く、ことにショートっ娘を描かせると抜群に映えるのが短髪女子スキーの俺としてはうれしいところ。ハイティーン~20代前半相当のヒロインズはちっぱいも爆乳女子も両方用意して多彩なニーズにお応えする。ただ今回表紙絵のみはキャラデザのせいか彩色の関係なのか妙にモッサリ感じられて少々いただけない。よってそちらよりは裏側のイラストや既刊のカヴァーを参照する方が中身のタッチの雰囲気が伝わると思う。
唯一のシリーズもの「ゆきにゃっ!」シリーズと読み切り短編群のいずれも、物語は鬱度0%の明朗快活ラヴコメ。大昔にごくわずか微ダーク調教ネタのお話を描いたことがあるが以後手がけているのはずっと南国の夏空みたくスカッとさわやかな和姦ばかりだ。ストーリー傾向はヒロイン造形いかんにより大まかに2パターンで、ひとつは天然ほんわか系の女の子とほのぼのイチャつく系統のもの。そしてもうひとつが素直になれない女の子を男子諸君がなだめすかして最後すっかりデレさせるタイプのそれ。いずれもコミカルななかにも甘やかなラヴラヴ絨毯爆撃により読者たる君の心身もすっかり弛緩すること疑いなし。
ピーカン晴れなオハナシにふさわしく、セックスも2人してひたすら気持ちよくイキまくるタイマンラヴ専科。前述の「ゆきにゃっ!」連作のみヒロインの姉乱入による3P展開が挿入されるものの、それとてシメは仲よく快楽オチで読み口爽快。ただツンデレ女子登場のお話だと最後にデレさせるべく男子側が言葉巧みにだまくらかす展開になるので見方によっては野郎キャラが若干不快に感じられるかも知れない。経過はどうあれ最終的にはラヴラヴになるし基本は愛情ゆえの行為だと思うので個人的には問題ないとは思うけれどまあいちおう注意喚起で。
滑らかな肢体をさっそくあらわにして彼女はステディな男子の愛撫に身をまかせる。のっけから意欲満々の娘も最初は乗り気じゃない娘もいざ蜜壷に暴れん棒をお迎えするとたちまち身を貫く快感に頬を紅潮させトロンと瞳をうるませながらハートマーク乱射だ。ほどよく朱を帯びた肉ヒダをかき分け激しくシャフトを出し入れするたび全身をのけぞらせヨダレダラダラたれ流して日本語にならない咆吼を発するヒロインの痴態がたまらなくエロっちい。フィニッシュはベロ出しながら法悦の態で幾度となく達し続ける彼女の子袋めがけ許容量いっぱいの白濁液を勢いよく流しこんでミッションコンプリート。
しばらくのブランクを感じさせないあいかわらずのさわやかな作劇/作画と女の子のはしたなさすぎる乱れっぷりを存分に堪能させてもらい満足。欲を言えばコアの既刊3冊と比べてどうしても修整のトーンが濃いめになり、てりてりお特有のビューティフルな女性器がやや視界不明瞭になってしまったのが数少ない難点か(3次元的写実性と2次元的ディフォルメとを高次元で融合させた絶品の美まんこ描写にかけては現状この作家とたかやKiとが東西の横綱だと勝手に認定している)。巻末著者あとがきでは次作までまたずいぶん期間が空くことを示唆しているが、こうしてエロ漫画界隈にいてくれるだけでありがたいことだし自分のペースで執筆にいそしんでもらいたいもの。今回収録のものではキャラ造形/物語展開とも「ゆきにゃっ!」シリーズがやはり白眉で、さほどツンデレ属性のない自分も序盤つれない態度なのにすぐさま快楽堕ちしてアヘりまくる主演女優・ゆきにゃのチョロインぶりに終始ニヤニヤしっぱなし。

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