話○ 抜○ 消小 総合○
10年にいちどしか姿を見せない薔薇の女王に魅せられた主人公は彼女に想いを伝え本編&描きおろし後日談+独立短編7本+3大ヒロイン集合触手えっち+おまけ漫画劇場6+1本。人間以上に愛らしい異種っ娘たちと熱く激しく結ばれるスーパーラヴラヴ空間をどこまでも展開する作者最新単行本は通算5冊めのコミックスだ。
少年漫画系の素朴なタッチで爆盛りの生クリームを一気食いするみたいな超絶甘々純愛エロスをドカドカ量産するという唯一無二の芸風もすっかり定着。当初は凌辱調教ばかりだった「コミックアンリアル」の中途からの急激な和姦シフトをその身で体現する作家だ。前単行本「アンリアルシンドローム」のリリースから今作刊行まではやや間が空いたが、いざページをめくればいつもと変わらぬ牧歌的なほりともワールドがくり広げられており安堵。
その前作「アンリアルシンドローム」からはモンスター娘とのイチャラヴという風に物語の方向性がハッキリと固まり、今回もそれに沿ってわずかな例外を除きnot人類のキュートガールズばかりが大量投下される。獣人やエルフにガーゴイルなど体躯は人間と変わらないものからケンタウロス/スキュラ/人魚/トカゲっ娘といった特殊パーツ付属のもの、果ては植物由来のヒロインまでいて種族のヴァリエイションはエロ漫画界屈指。ちゃんとまっとうな性行為を営めるのかと一瞬心配になるが、みなさん下腹部の器官はヒューマン準拠のそれがついているのでご心配なく。なお幾人かの女の子は既刊よりキャリーオーヴァーなので、前作やその前の単行本を読んでいるといっそう楽しくオハナシを堪能できる。
キャリアの初期は人格を有しないウネウネクリーチャーに女の子が犯される系のお話をメインで描いていたのだけれど、現在ものされるのは大半が人外ヒロインと人間男子との種族を越えたピュアラヴストーリー。ときおり思い出したように触手ネタをぶちこむことはあるものの、それとて最後はハートウォームに収束されるので不快感はゼロ。登場人物に誰ひとり悪者のいない微温的な世界で誰からも祝福される純愛を成就させる、そんな崇高さすら感じさせる理想郷はまさにアンリアルワールドの真骨頂。クソッタレな日常に傷ついた君のハートも優しく温かく癒されるに違いない。
童顔巨乳モンスターガールズとの甘く激しい生殖活動は人間と変わらぬ感情のやりとりと異種姦ならではの特殊プレイとを両立させたもの。なん本ものおみ足で絡みついたり水中ファックにいそしんだり、通常人類ではとうてい及ばぬアクロバティックな行為がたやすく執りおこなわれる夢のような光景に興奮しきりだ。のっけからなつきまくりか当初ツンツンするかの違いはあれどヒロインみな最後はステディな男子の腕に抱かれもはや隠すことなくラヴワードを絶叫しながら幸福そうに逝っちゃうzokkonぶりがなんともかわいらしいです喃!
最愛の彼に体躯を抱きすくめられほおを紅潮させて恥ずかしげに人外ボディを押し開く彼女の豊満な乳房をもてあそびながら下腹部へ指先を這わせじっくりねっとり愛撫。しっぽを押し開き馬体をあらわにし花弁のつけ根をめくり上げればそこにはヒトのそれと寸分たがわぬ蜜壷が。ぷっくり艶を帯びたそいつを人類ちんこでこじ開けてゆくと彼女らたちまちハートマークを乱舞させ涙を浮かべて快楽によがり狂う。獣の足で男の身体をホールドし、あるいは喜びで尻尾をヌラヌラ巻きつけながら大量のザーメンを注ぎこまれファイナルアクメ。
どうしても人間どうしのノーマルなエロしか摂取したくないというかたくななお人にまで勧める気はないけれど、昨今めずらしいくらいの純愛一直線ぶりはイチャラヴスキーならばぜひ通過しておくべき。作品が増えるにつれどんどんキャラたち相互の関係性が広がるほりともワールドはますます隆盛で、次刊以降もおなじみモンスターガールズのその後をモリモリ描いてもらいたいもの。今回分では蒼白肌巨爪怪物っ娘の意外に人なつっこいキャラメイクにほっこり「宝箱にはガーゴイル」と、過去作品からずっと出ずっぱりの爬虫人ヒロインが今回もツンツンデレデレエロエロぶりを披露の「シッポがふてくされました。」がマイフェイヴァリット。
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