2014-04-16

今月の実話ナックルズ。

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-稚名はなび「初恋とフェラチオと精飲」マックス ISBN:9784863793095
話○ 抜○-△ 消小 総合△

姉弟/幼なじみ/同級生3カップル三様の恋模様オムニバス連作3本+独立短編8本。問答無用カワイさ炸裂のキュートガールズが景気よく股間を広げてハメまくりのすばらしき光景が目前に広がる作者最新刊は当レーベル初見参にして長きにわたる沈黙を破り送り出された通算3冊めのコミックスだ。ちなみにこのペンネーム、「わかなはなび」と読みます。
単行本の冊数こそ少ないけれどじつはこの作家、今世紀初頭にはすでにエロ漫画界でメシを食っていたヴェテラン。現在では成年向け漫画雑誌から撤退した大洋図書の故「COMIC幻羅」でデビュー後に同社から処女作「姉だく」を2003年に刊行。それからは積極的に他流試合にも挑み、2冊めに相当する前単行本「凌辱小町」をこんどは富士美出版から発売。こうして順調にキャリアを積んでいながらあるとき突如消息を絶ち、ずっと「消えた漫画家」と化していたので、数年前に前触れもなく「コミックポプリクラブ」に再登場したときは心底驚いたものだ。
以前にバリバリ執筆していたころの絵柄は同じく大洋図書デビュー組の冴草こはくによく似た90年代アニメ風のタッチだったのだけれど、カムバック時のそれはすっかり現代調になりその変貌ぶりにビックリ。今作のカヴァーイラストでもよくわかるとおり、ワニやコアの売れ線作家もかくやのキャッチーすぎる筆致は訴求力抜群。まさにこれ「男子三日会わざれば刮目して見よ」との故事成語そのものですよ。
しかしながら復帰後のポプリ掲載作は数本しかないと記憶していたので初出一覧を見たところ、やはり収録作の半数以上は2003-04年執筆分であり2010年代に入ってからのものは前半4本だけ。絵柄は古いのと最近のとであからさまに異なり、アタマの方と中盤以降とではあたかも別人の作品をニコイチで貼り合わせたかのよう。表紙/裏表紙や帯では直近の絵しか露出させていないのでジャケ買いはたいへん危険だ。もちろん新旧両方のタッチが気に入ればいちばんいいのだけれど、購入判断のための店頭見本確認は必須。もし単行本閲覧可能な環境が近所にない場合は作者サイトで収録作のサンプル画像を公開しているので、そちらを先に参照すること。
ともあれこのたび登場のヒロインたちはおおむねハイティーン近辺のもぎたての果実ぞろい。前述のとおりあまりの造形の新旧差にクラクラしてしまうのだけれど、ゼロ年代に流行りの女の子と最近のソレとを両方見られてお得と考えるのが幸せかも。一部の例外を除きおっぱい大きめ腰つき細めのグラマラスボディのおなごどもが乱舞する光景に読者の目尻が下がること必定だ。
物語は万人向けの和姦エロスをベースとしながらも、随所にちょっとしたワンダーを投入して陳腐化を防止する工夫がなされている。一部突飛すぎてエロを阻害しかねないネタもあるものの、明るく楽しくちょっとアホらしくの明朗快活ラヴを心ゆくまで堪能し読後スッキリ。
濡れ場もまた多種多様な趣向が凝らされていて君のちんこは大忙しだ。とりわけ古いのでも新しいのでもぷっくり肉厚のまんこがヒクヒクうごめく迫真の性器描写がなんともエクセレント。いきり立つ怒張と濡れそぼつ蜜壷とが干戈を交え真剣勝負を展開するさまに興奮しきりだ。また新しめの作品だと結合断面描写やトロトロのイキ顔など現代エロ漫画の必須表現が加わっていっそう抜き度アップ。
清楚な笑顔のヒロインがステディな男子とのラヴ・アフェアに赤面し恥じらいながらもおずおずと愛撫を受け入れ身もだえするさまがいじらしくもエロっちい。ほおを紅潮させ呼吸を荒くしながら愛する彼にはじめてを捧げ涙するヒロインにぼくらも胸キュン。ハードに腰を使われ内奥を突き上げられていつのまにか痛みを気持ちよさへと変換させ身もだえする少女の痴態を美味しく味わいながらティーンエイジまんこめがけたっぷりザーメンの奔流をお見舞いだ。
古いものでも最新のでも、カワイイ系の絵柄にリアル寄りの性器描写、そして絶品のアクメフェイスという三種の神器は不変。それでもタッチの変遷が激しすぎるのはたしかなので、この部分が許容できるかどうかが作品評価のカギとなろう。個人的にはそこはまあOKなものの、外出しフィニッシュが多めなのと最後にマイ地雷のフタナリものを投入されて減点。そうはいっても直近作のすばらしいできばえには驚嘆させられたので、このクオリティで統一されるはずの次回作が心底楽しみだ。巻末著者あとがきを読むといろいろ壮絶な体験を経ているようでなぐさめの言葉も見つからないが、とりあえずは今後も単行本を買うことで応援し続けたい。収録作のなかではやはり冒頭の女子高生3部作が白眉で、とりわけ2本め「牡丹一葉」の能天気童顔爆乳幼なじみ・綾乃たんの反則ボディがいやらしすぎてすっかり包皮が灼き切れましたよ。

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