2014-09-07

今年度のゲゲボツアー。

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-天月るり「弟ちゃん狂想曲(ラプソディ)」富士美出版 ISBN:9784799503102
話△ 抜○-△ 消小 総合△

自慰にふける姉の姿を目撃したのち成り行きで関係を持ったショタ弟はやがて周囲の女性たちと次々に情を交わし表題作長編8話&描きおろしショート番外編+幼いころから懸想していた叔母と熱く激しく結ばれて連作2本。年少男子が年上女性の豊満ボディに優しく包まれつつもえっちな蜜壷を激しく突き上げて彼女をすっかりちんこの虜にしちゃう年の差ハードエロスメガ盛り状態でお送りする作者このペンネームでの初単行本だ。
ずいぶんいま風になったカヴァーのCG彩色で一瞬だまされるかも知れないが、古くからちょっとマニアックな方面の漫画を読みつけてきた読者なら中身を数ページほどチラ見してたちまちピンと来ること請け合い。著者本人もとくに隠し立てしているわけじゃなさそうなので明記すると、一般誌では昭和期から活動を開始し途中からは名義を使い分けて成年誌でも執筆していた島田ひろかずの、これが最新のプロダクトとなる。
商業エロへ登場したのは今世紀に入ってからで、2006年には「夜天月」の名で刊行された前単行本「奥まで愛して。」を上梓。その後しばらく消息を聞かなくなったので男性向け仕事は廃業したのかと思っていたけど、ちょっと前から「ペンギンセレブ」に微妙に名前の違う作家が描いているのを知ってあるとき同誌をスポット買いしてみる。さっそくページを手繰ってみたら、あらこの天月るりって人、やっぱり夜天月先生じゃないですか!
そんなわけで80-90年代マニア誌の空気をそのまま冷凍保存して2014年の現在によみがえらせたみたくバロキッシュな絵柄がなんといっても最大の特色。もちろん女性作家特有のきらびやかな描線に適宜ゼロ年代風のディテイルを接ぎ木していて泥くささはないけれど、くっきりと高い鼻の稜線とか細かく線を入れた赤面描写なんかがいかにも時代がかった感じだ。この大昔のファンロードだのウィングスだのノーラだのを想起させる(実際そのへんでも描いておられましたが)筆致を受容できるかどうかがまず第1のハードル。
一般漫画では非常に込み入った設定のファンタシーものなどを描く作家だけれど、成年誌の方はむしろ意識して背景説明や日常描写など枝葉を切り詰め抜きツールとしての機能に特化。本作は冒頭からの長編と巻末の連作とから成るが、そのどちらも単行本表題から想像されるとおりの姉弟ラヴ(ガチ実姉のみならず親戚/他人中の姉貴分的存在も含む)中心に展開される。ただタイトル・チューンの方はいつの間にか叔母や実母に担任教師など姉よりさらに年長の女性との交合がメインとなり、また巻末連作「美酔三昧」では大学生の主人公より10歳年長の未亡人ヒロインが出張ってと、全編通じ女性陣の年齢層がことのほか高い。熟れすぎのビッグバスト&ラージヒップがこれでもかと目前に放り出される光景はアダルトスキーにはたまらぬご褒美だが、10代の初々しいおねショタをお望みの方はそのへんの含有率が低いので注意すること。
1話あたり20ページ固定と総分量は心もとないが、物語的コクを犠牲にしエロ最優先に設計されたおかげで濡れ場はなかなかに充実。清楚な出で立ちのヒロインたちが一転淫靡に乱れるアクメ顔もすばらしいが、なんといっても白眉なのは近年めずらしいほどえげつない女性器描写。肉厚の陰唇がドーンと広がる土手高まんこそれ自体も生々しいが、周囲には黒々と濃いめの陰毛が生い茂り子宮口が見えるくらいにおっ広げられた内奥がテラテラ光るさまが異様に扇情的だ。そこへズボズボはしたなく音を立てながら屹立するシャフトがねじこまれ粘液が糸を引きながら往復運動をくり返す抽送シーンが執拗にカメラ・アイで切り取られる。
はじめは年長者の余裕を見せ誘う目線で挿入をおねだりするヒロインもいざ若いちんこの強襲を受ければたちまち理性崩壊。シルエット崩れかけの双丘をブリブリ揺らしながら匂い立つ蜜壷をハードに貫かれてうわごとのように淫語をマシンガン連射するその痴態がたまらなくエロティックだ。さらに菊門まで責めたてられてもはや恥も外聞もなく咆吼し涙と汗と愛液をそこかしこにまき散らしはじめる。ヨダレダラダラたれ流しイクイク連呼して恍惚しきりなエロメスどもの弛緩しきった子袋めがけ、果てなき性戯の締めくくりとして白くねばつく飛沫を大量リリースし種つけミッションコンプリート。
JKお姉ちゃんがえっちに乱れる当初の状況からどんどん抜きキャラの平均年齢が上がり最後すっかり豊島園になったことで青い果実スキーの自分は申しわけなくも徐々に勃起角度が下がってしまったが(作者さますいません)、凛とした雰囲気の大人女性がすっかりメスの顔さらしてイキまくるすさまじい変貌ぶりはたいそう実用的であり熟女大好きっ漢にはことのほか好適ゆえその自覚がある方は評価5割増しで。迫真のまんこ描写をもり立てるべく多くの制約のなか位置やサイズを工夫しつくした修整具合もこのご時世では望み得る最良のものだろう。掲載誌の方針やこれまでの作品のテイストからして難しいかも知れないが、次回作ではもうちょっとだけ若い娘が増えると俺はうれしいのだけれど。そんな自分なのでこのたび最シコだったのは表題作の序盤ヒロインたる金髪巨乳積極派お姉ちゃん・真里花&彼女の親友にして百合パートナーの黒髪爆乳女子・美緒の女子高生コンビでございます。

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