2014-09-06

今夜の極悪同盟。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-吉村竜巻「悶・絶・体固め!!」クロエ出版 ISBN:9784903714974
話○ 抜○ 消小 総合○

女子プロレス団体主催の姉に仕組まれ覆面でリングへ上がるハメになった主人公は場外でも毎日ガチでセックスバトル長編6話&突撃レポーター潜入番外編。おっぱいむっちり下半身どっしりのアマゾネスたちに囲まれ限界まで精液しぼり取られまくりの下克上ファック満漢全席に読んでるこっちもすっかり腎虚な作者最新単行本は通算4冊めのコミックスだ。
作品産出ペースはけっして速くないものの、当版元の看板誌「COMIC真激」に早くから定着しコンスタントに描き続けてすっかり中堅~ヴェテランの域に。2012年刊の前単行本「ぱいコキ」から本作リリースまで2年あまりとややインターヴァルは空いたけれど、再びこの人の手になるマッシヴなヒロインズとご対面してなつかしさもひとしお。
デビュー当初はかなり不安定だった一般青年誌調のタッチはキャリアの蓄積とともに洗練され、いくらかの大味感は残るもののもはや完成形だ。このダイナミックな筆致でもって目を疑うようなエクストララージバストの豊満女子連中をモリモリ量産するのが基本パターン。今作もむろんそれは踏襲されていて、どこを見渡しても雄大な体躯の偉丈夫(って女性に使う表現じゃないな)がズラリと並んでおり、高身長ヒロイン大好きっ漢にとってはまさにガンダーラでありパラダイス。
本作コンテンツは前単行本のような短編メインから1冊まるごとの長尺ものへと様相をチェンジ。「Natural angle」のタイトルで2012-14年にかけ執筆された長編作を頭からシッポまで収録しこの単行本とほぼ同時期に発売の真激最新号に掲載のおまけ漫画をプラスした完全版だ。リング上に半裸で君臨し男性主人公を押さえこみにかかるカヴァーイラストで明らかなように、物語は全編これ女子プロレスを題材にしてくり広げられる。球技一般に陸上や武道などスポーツネタのエロ漫画は意外と多かったりするのだけれど、格闘技を題材にして1冊まるまる通すというのはわりとレアではなかろうか。
初期のわずかな例外を除き明朗快活エロコメに徹してきただけにストーリーラインはあくまで軽妙であり、なかばだまされるように性別詐称レスラーとして女子選手の相手をさせられる主人公・蜂谷礼(はちやれい)の七転八倒受難劇をコミカルに展開する。とあるできごとから女性不信におちいっていた彼が個性豊かなレスラーたちと肉体言語で語り合い(試合でも寝床でも)、またそのなかの1人でこちらは男性恐怖症ぎみの新進ヒールとぎこちなくも真摯なラヴをくり広げるという一種のビルドゥングス・ロマンともなっているのだ。彼氏彼女の掛け合いにすっかり感情移入しながらようやく恋愛成就したのを見届けたのち「えがったのお……」と感慨にふけること必定。
そうは言いつつも濡れ場は豪快サバサバの女子レスラー連中に始終主導権を握られては問答無用でザーメン搾取され放題のヘタレファック中心だ。一部に主人公側がリードする展開もあるものの、基本的には体格でも態度でも圧倒的に勝る彼女らの強攻に押されっぱなし。善玉悪玉アイドル外国人タッグさらには団体のボスたる実姉と、いずれ劣らぬド迫力ボディを誇る女丈夫たちとの息つくヒマもないセメントマッチ連発で精嚢が枯れ果てるまでひたすら白濁液を放出だ。
山脈のようにそびえ立つビッグな肢体にのしかかられて大ぶりの双丘をあらわにする女傑どもにしがみつくとさっそく股間を握られ爆乳の谷間で先走り汁を吸引される。休むいとまもなく強襲を続ける彼女にうながされるまましとどに濡れた蜜壷へ暴れん坊をフェードイン。激しく腰を使うたび四方八方に汗をまき散らし快楽をエンジョイするやつらの痴態ときたら獲物をいたぶり尽くす肉食獣のごとしだ。豪快に咆吼しアヘ顔さらけだすエロメスどもにしがみつかれるまま子宮の奥へ種つけプレスを強要される。
作者のあふれんばかりのプロレス愛が炸裂しつつも過度にマニアックな記述にはおちいらず、まったくの門外漢である自分のような読者でも楽しさのエッセンスは充分に摂取できた。みなさんガタイが立派すぎるので華奢なスレンダーっ娘をお好みの方にこそ向かないが、まるで晴れた空みたくスカッとさわやかな快楽至上主義漫画として多くの読者に受け入れられることだろう。あと個人的にはモブのレスラー勢にもなかなかのキュートさんたちがいたので彼女らとも大いにいたしてほしかったがまあ不満はそれくらい。抜き担当さんのなかではメインヒロイン格でもある普段オドオド/化粧で豹変の純情ヒール・揺頭鬼(ゆずき)こと上原可奈さんがビッグ可愛くてハンドジョブもはかどりまくりでしたわ。

0 件のコメント:

コメントを投稿