2014-10-10

今晩の砂嵐電波。

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-じゃみんぐ「恥虐の牝姫」ティーアイネット ISBN:9784887745377
話△ 抜○ 消小 総合○

粗暴な権力者の父がある日連れてきた姫人形に一目惚れした主人公は凌辱の限りを受ける彼女の痴態を横目にひたすら研鑽を積み……前中後編+独立短編2本。特上グラマラスガールたちがブルンブルン爆乳を揺らし全部の穴を駆使してガチンコファック三昧の特濃エロスメガ盛り状態でお送りする作者最新刊は通算24冊めのコミックスだ。
前世紀から着実にキャリアを築き来年にはエロ漫画家歴20周年を迎えようかという掛け値なしの大ヴェテラン。デビュー当時は現在のホームグラウンドである「COMIC夢幻転生」は当然のこと、その前身である「COMIC Mujin」はおろかTI自体が存在せず、いまは亡き司書房系の各誌で主戦作家のひとりとしてバリバリ活躍していた。そのころからの数少ない生き残り組として未だ第一線で執筆を続けているのだから感服するほかない。
90年代アニメからそのまま抜け出てきたようなコッテリ系のタッチはいくらか変遷はあれど、クッキリハッキリの輪郭やらお顔に刻まれる斜線やらその当時の空気を2014年の現代に至るまで忠実に保存。さすがにここまで往年の雰囲気そのままだと一周まわって逆に新鮮だ。最新型の絵柄とは間違っても言えないが、自分をはじめ少なくない数のオサーン読者は昨今流行の萌え絵の氾濫にふと疲れたときこのどっしり変わらぬアトモスフィアに対峙して安堵し思わず手が伸びてしまうはず。
この濃ゆい筆致でもって乳自体も乳暈も異様にドデカい豊満女子をマシンガン連射するのがキャリア初期からの変わらぬ芸風で、このごろはさらにヒロインの年齢層も上がって青い果実スキーの自分はときに熟女臭が強すぎてパスすることも増えてきた。ゆえにちょうど1年前に出た母娘丼ものの前単行本「母娘の淫宴」は申しわけなくもスルーしており、当ブログで評価の俎上に載せるのは2冊前の2012年刊「恋人はとなりのお姉さん【発情期】」以来。
あいかわらず「ザ・エロ漫画」とでも称すべきベッタベタなエロワードで構成された表題やら帯コピーやらを目にしてなつかしさに落涙。さすがに表紙こそ外注で多少いま風の仕上がりになっているものの、中身のモノクロ原稿はあいかわらず20世紀テイスト全開だ。そして今回もじゃみんぐ謹製の爆乳爆尻ガールズが画面いっぱいに躍動する。ただ近作のなかでは比較的ヒロイン造形が年少方向に傾き、一部を除きなんとかティーンの範疇に入りそうなくらいなのでマイちんこも大いに反応し久方ぶりの購入に至った次第だ。
収録コンテンツは大まかに2パートに分かれ、前半部の連作「繋がれしモノ」とうしろの読切2本とで構成。しかしながらどのお話も時代設定こそ異なるものの世界観を共有していて、性欲処理のためだけに産み出された人ならぬ存在「姫人形」を各話ヒロインに据える。むろんエロ漫画であるので彼女らの成り立ちやら構成原理やらのディテイルは綺麗サッパリ説明を省かれているけれど、いったんオハナシに登場すれば作者の問答無用なパワーで彼女らの存在を脳みそに受容させられてしまうのだ。トータルとしてはご都合主義の産物とはいえ、読者の快楽に奉仕すべくキャラメイクやら舞台背景やらを周到に設計しきっちりとじゃみんぐワールドを構築してしまうのはさすがの手腕。
そしてなんといってもこの人最大の魅力は豚骨スープをじかに喉元へ流しこまれるみたく濃厚きわまりないガチファックの応酬。意に沿わぬ行為を強要され無理やり身体を開かされるヒロインもいつしか肉の交わりに耽溺し淫猥なメスの顔をさらしてよがり狂うのだ。ちちしりまんこすべてが大ぶりのエロパーツを容赦なく酷使し派手な擬音と大量の分泌液にまみれながら幾度となく膣内を汚される光景がたまらなくいやらしい。
完熟ボディをひん剥かれ特大バストを乱暴に揉みしだかれては前戯もそこそこに蒸れた蜜壷へ屹立したシャフトをねじこまれ彼女ら悶絶。白い肌を朱に染め全身汗みずくになりながら激しく腰を使われて心とは裏腹にカラダは反応しなんども絶頂する。幾度となく体位を変えハードに怒張を打ちつけられながら人外まんこの最深部めがけ大量のザーメンを注ぎこまれてファイナルアクメ。
総体としてはインスタントな展開ながらド迫力セックス絨毯爆撃を無理なく読ませる手練れのお話運びで気持ちよく股間を活用できること疑いなしの鉄板抜きツールだ。個人的にはチョイ役で出てきた人間女性(長編主人公の政略結婚相手)に思いがけずグッと来て彼女の濡れ場をもっと見たかったけれど、ときに貞淑にときにエロエロに変貌する姫人形たちの痴態を堪能することこそが本書のキモなので文句は言うまい。3つの物語のなかではやはり長尺の「繋がれしモノ」が白眉で、思い人以外の男にエロボディを蹂躙されまくりの前半部からようやく愛あるセックスにおぼれ幸福そうに子種注がれて大団円のラストまで全編えっちに活躍のヒロイン・白桃(はくとう)に愚息もご満悦ですよ。

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