今夜の復興支援。

-奈塚Q弥「ここは快楽荘」ティーアイネット ISBN:9784887745537
話△ 抜○ 消小 総合○

突如主人公宅に転がりこんできた男装っ娘の処女を美味しく頂戴→アパート住人を巻きこみセックス三昧中編4話+ドエロいコスプレの外国人女子と出会って2時間でタナボタファック連作2本。もっちりおっぱいぷっくりまんこのドスケベガールズが続々と戦線投入されてはモリモリ精液搾取しまくりという全男子垂涎の光景実現な作者最新刊は通算12冊めにして本レーベルからの3rdコミックスだ。
この版元からの刊行数はそう多くないが、すでに前世紀から活動を開始しそれからずっと商業でも同人でもフル稼働の一線級作家である。薄い本で長く描いている人によくあることだが、非常に機を見るに敏でありネタにせよ絵柄にせよ時代のトレンドを貪欲に吸収しながら美味しい部分をつまみ食いする手腕は天下一品。単行本1冊出して業界からオサラバの漫画家も多いなか、この脅威のサヴァイヴァビリティは他の作家にもぜひ見習ってもらいたいところ。
そう言いながら直近の数作は題材的にピンと来ないのが続いて商業単行本を買うのはひさしぶり。ゆえにレヴュウもけっこうインターヴァルが空いて、当ブログで評価の俎上に載せるのはエンジェル出版より2012年に上梓された通算8冊めの「輪姦せ! 女子校生」以来のこと。なお自分の記事ではないが本作を含めたTI物件3冊については出版社用意の詳細な単行本紹介ページがあるので、書店へ向かう前にそちらをチェックするのをオススメ。
久方ぶりのご対面とはなったけれど、いざページを手繰りはじめればこれまでどおりのなつかしい感触がよみがえる。表紙のカラー彩色はまるっきりいま風のCG塗りになっていてビックリしたけれど、中身の白黒原稿は古きよき90年代アニメ絵風味の奈塚Q弥印だ。とはいえ最新モードではないにせよ適宜流行りのタッチを取り入れていて泥くささはほとんどない。収録作の初出一覧を見るとすべて2014年中に描かれたもので単行本トータルの統一感は抜群だ。
いつもは制服世代のハイティーン女子をヒロインに据えることが多いのだけれど、今作は冒頭中編が単身者アパート舞台ということもあり平均年齢がやや上昇。ことに途中から登場の大家さんみたくガチの人妻を出すのは奈塚Q弥作品ではわりとレア。もっともJKだろうとアラサーだろうとルックスはみな大差なく髪型や着衣くらいしか差別化要素がないので熟女苦手の自分もある意味安心。全員キュートフェイスにとびきりビッグなバストと肉厚の蜜壷を標準装備の、速攻オカズにしてくださいと言わんばかりのデザインワークがエロ漫画的にいさぎよすぎてナイス。
本作コンテンツは前述したアパート舞台のハーレムものにして実質的な表題作の「アパートの鍵、貸します」と後半収録の外国人オタ女子×主人公男子のタナボタエロ連作「あきばっぱらだいす」との2部構成。どちらもこの作家得意のイージーゴーイングエロス炸裂で読み口爽快だ。テンプレ上等・物語性なにそれ美味しいの?的進行ではあるけれど、それゆえに脳みそのキャパを必要以上に消費することなく股間の摩擦運動に全精力を注ぎこむことのできる仕掛け。ただ冒頭中編で3話までのお気楽ハーレムから最終話だけ突如身分差純愛ものへ急展開したのはいかにもムチャだったけど、まあちんこの活用には支障ないので文句は言いません。
1話あたり平均30ページ以上の大ヴォリュームに加え導入もそこそこにすぐさま本番突入するのでエロシーン密度はきわめて高い。サイズ自体も乳首も大ぶりのラージバストをブリブリ振りまわし土手高まんこを全力でご開帳しながらのストロングエロス満漢全席が全編にわたりくり広げられる。性器結合部ドアップをしきりに交えながらダイナミックな擬音を横溢させ大量の液汁にまみれながらヒロイン絶頂の一大桃色絵巻が読者の勃起中枢をゴリゴリ刺戟。
ボンキュッボンのえっちな肢体をフルオープンして発情女子どもただちに目の前のピキピキちんこに殺到。自分から股間にまたがり挿入と同時にすぐさま腰を使いはじめ積極的に快楽享受だ。前進汗みずくになりながらだらしないアヘ顔さらし淫語マシンガン連射の浅ましい痴態がたまらない。性器どうしをハードにこすり合わせながらのぼりつめてゆく彼女の子宮から卵巣の先端に至るまで大量の白濁液を叩きつけ女性器まるごとザーメン漬け。
私的嗜好からすると女性陣がやや年長方向に振れたのとサド寄りの造形がなされたヒロインが多めで既刊に比べいくらかマイちんこの勃ちが悪かったものの、基本的には壮絶に実用オリエンテッドな精液分泌支援物資だ。小難しいことを考えずスカッと抜ける男子サイドの努力レスで続々まんこ集結のチートモードエロスがいつもながらにカタルシス満点であり今後もぜひこの路線を貫徹していただきたいもの。収録2作品のなかではベタながらも乱交ハーレムと1on1の甘エロとを強引に両立させた「アパートの鍵、貸します」の方がより好みで、オトコのなんたるかを知らない状態で初体験したメインヒロイン・みなとをすっかりエロい娘へ作り替えてゆくイチャラヴプロセスがたまらんですよ!