2015-04-11

今週の銀輪部隊。

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-四方山哲「くりぃむシチュ」文苑堂 ISBN:9784861172199
話△ 抜○ 消小 総合△

廃止寸前のローカル鉄道を盛り上げるため女性車掌はカラダを張って乗客をお出迎え連作2本&描きおろしショート後日談+独立短編7本。お気楽極楽ラヴコメから問答無用ガチレイプまで多彩なシチュのもと頭身高めヒロインズがハードに乱れる光景がなんとも扇情的な作者これが初の成年向けコミックスだ。ちなみに筆名の方は「よもやまあきら」と発音します。
このところ積極的に2次元エロの雑誌やアンソロジーを展開している文苑堂が先日創刊したばかりの単行本レーベル「エウロパコミックス」からの第2弾リリースとなるのがこちら。本レーベル謹製の1st単行本は当ブログでもレヴュった今年2月発売のbroilerなのだけれど、以後に述べるとおり良くも悪くもそちらとはまったくテイストが異なっていて、このあたりみごとに誌面の傾向がバラバラな「COMICエウロパ」を象徴しているかのよう。ともあれこの版元の意欲的な姿勢に敬意を表して予備知識ゼロでのチャレンジを敢行してみた。
まる出しのおっぱいに白濁液をトッピングという非常にやらしい状況のカヴァーガールに歓迎されながら表紙をめくると、飛び出てくるのは一般青年誌系の端整な筆致で描かれたハイティーン~20代なかばの食べごろガールズ&レディース。あまりオタ色のないスッキリ系のタッチはエロ漫画誌というよりはヤンマガだのスピリッツだのにそのまま載っていそうな雰囲気だ。驚くほどの爆乳というわけではないがみなさんご立派なバストを標準装備しており、また手足も胴体もスラーリのモデルみたいな8頭身ボディがなんとも見目麗しい。女の子の顔立ちがやや地味かなとも感じるものの、ていねいにつむがれ仕上がりにも手抜きのない高品質なヴィジュアルはデビュー作らしからぬ完成度だ。ググってみるとどうやらアシスタント稼業が長かった人のようで作画のこなれっぷりにも大いに納得。残念ながら収録作の初出一覧が付属していなかったので実際の執筆時期はわからないのだけれど、表紙と中身とでクオリティに差異はなくジャケ買いもまったく問題なし。
かくしてくり広げられる物語たちはまことにヴァラエティ豊かで、ライト/ダーク各種取りそろえの雑食志向。和姦方面ならばたとえば元同級生との再会から雰囲気に流され合体のイチャラヴに厨二ティックな女子から突如迫られのタナボタエロス、凌辱系だとクラスメイトに陥れられ集団輪姦や会社の施策で衆人環視のなかまんこでご奉仕など、少々テンプレ的ながらスムーズなお話運びでドキドキしたりほっこりしたり読んでるこちらも大忙し。わりとありがちなお話に対しヒロイン造形の方はどこか残念系だったり変な電波受信してそうだったりむやみにテンパってたりとみなさんひと工夫凝らされていていい感じに弱点を補完。
ラヴラヴでもレイプでも濡れ場には必要充分なヴォリュームが割かれ、惜しみなく美麗ボディをご開帳してはハードにまんこを使役する。ツンと乳首を立たせながら双丘の間に息子をはさみこみ舌先で大胆ご奉仕されたちまち第1ちんこ汁を発射。休む暇もなくぷっくりまんこの奥へ怒張を進入させて性器どうしの真剣勝負をスタート。クチュクチュ音を立てながら粘膜も破けようかという勢いで内奥を貫かれ呼吸を荒くしながら快感に身もだえする彼女らの痴態にいっそうエレクチオン。バックからお尻をガッチリ抱えこみ前後の穴にたっぷりと白くねばつく液体をぶちまけて女体征服ミッション完了だ。
作画/作劇ともソツのないできばえで、デビュー単行本としては上々。個人的には大人女性はともかくJKまでもむやみにガタイがよすぎでキュートさが減殺し若干抜き度が下がってしまったのだが(作者さますいません)、総体としてはほとんど○に近い評価。この作品とほぼ同時に一般向け単行本を上梓していることからエロ専業へのこだわりはもしかするとあまりないのかも知れないが、可能ならば今後ともやらしい漫画をモリモリ産出していただきたいもの。登場ヒロインたちのなかでは、短編「漆黒帽子 ノエル」でいきなりおどろおどろしい語彙連発で主人公を魔方陣ファックへと引きこみ幸福そうに中田氏され放題の厨二病全開ヒロイン・大野枝流さんと、限定メルマガの顧客相手に二本差し三本差しやら修学旅行生全員筆おろしやら先輩運転手の性欲処理やらでグッタリしつつもけなげにご奉仕し続ける「おもてなし駅弁列車」連作の新人車掌・花房望さんの艶姿で大いにテクノブレイク。

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