2015-06-27

今週の札幌タイムズスクエア。

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-小島紗「性交祭」ワニマガジン社 ISBN:9784862693716
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

名門お嬢さま学校との年に一度の交流行事でとびきり素敵なあの娘と甘く激しくガチファック表題作シリーズ2本&描きおろし後日談+隣に越してきた可憐な女の子は重度のエロゲオタで……連作2話&描きおろしフルカラーショート+村の伝統儀礼で幼なじみ女子に種つけ三昧本編&描きおろし後日談+独立短編1本。清楚な出で立ちの美少女たちが大量の汁にまみれ前後の穴をゴリゴリ貫かれてはド派手にイキまくる凶悪なギャップがまいどすばらしすぎる作者最新刊は通算7冊めのコミックスにして満を持してのワニマガ初見参だ。
元来この人は「コミックポプリクラブ」で最前線の萌えエロを描いていたのだけれど、その後「コミックOEX」でメイド専科のラヴラヴ調教、「COMIC Mujin」でSM緊縛なんでもありのストロングエロスという具合にどんどん内容がハード寄りに。そうしていよいよ現行エロ漫画業界のひとつの頂点である「コミックゼロス」に登場しこのたびくり広げるのは……やっぱり問答無用の汗だく汁だくセックス満漢全席ですよ!
そんなわけでティーアイネットより上梓された前単行本「学園性活」発売からおよそ2年半、ひさしぶりに手にしたこの人の新作はのっけから女の子2人がツヤツヤボディを露出しトローリ液汁たれ流しのやらしすぎる表紙がお出迎え。TIの単行本ほど露骨にアダルト産業ティックな装幀ではないぶんまだ買いやすいが、のっけからヌルエロお断り的雰囲気で非常によろしいですな。なお昨今ではそうめずらしくないことだが、著者みずからサンプル画像や各ショップの購入特典を紹介した浩瀚な単行本特設ページを用意しているので、書店へ向かう前にこちらを一瞥しておくのをオススメ。
デビュー当初の少女漫画テイスト含有率高めなヴィジュアルは作品傾向の変遷にともなって徐々にコッテリ感とド直球な淫乱アピール度がアップ。むろんいまでもヒロインの顔立ちは端整かつキュート寄りではあるものの、乳首やら肉ヒダやらのエロパーツの先端部をことさら強調する肢体描写に加えほぼ常時なんらかの液体でそれらが濡れそぼっていてまさにメスども24時間発情状態。この微妙なアンバランスネスが小島紗という作家が持つ魅力の源泉となる部分であり、試行錯誤のすえ獲得した唯一無二の武器なのだろうと思う。
本作登場の女性陣はハイティーン制服女子中心に上下方向を若干名プラスの構成。基本巨乳ボンキュッボンの扇情的な女体が躍動する光景をお腹いっぱい堪能できる。頭身高めグラマラス系の造形をする人なので1名いる女教師さんがたいそうエロっちいのは当然のことながら、ひさしぶりにミドルティーンくらいの発展途上系おにゃのこを目にすることができて青い果実スキーの俺大歓喜。キャリア初期にはわりとモリモリ描いていたのが昨今ほぼ絶滅していたので以後も積極的に若い娘を投入していただきたいもの。
そんな彼女らが乗っかるお話たちはおおむね甘口和姦基調で取っつきは良好……なのだけれど、なにせその後のファックが強烈かつ濃厚なものだから、物語は充分にラヴラヴなはずなのにスウィート感が意外に希薄なのが皮肉というかなんというか。校内行事に乗じて男子女子がしっぽり結ばれる表題作をはじめ、隣人同士イチャイチャ調教だの姉妹丼をゴチになったりだのオタ女教師全穴制覇だの、少々テンプレ的ながらも美味しくいただける作品がズラリ。TIの既刊ではNTR未遂とかきわどい展開もあったがこちらはより穏健であり心臓にやさしい設計だ。
そして小島紗のスペシャルな手腕が炸裂するのが疾風怒濤のエロシーン。たっぷりページ数を確保して性器どうしの真剣勝負を詳細実況する。本番それ自体もねっとり濃厚なのだが、女性作家としては希有なひょっとこフェラを積極的にフィーチャーするのもたまらぬ魅力だ(まあさすがに極端な表情変化はせず上品な感じだけども)。さらに特徴的なのがまんこと同レヴェルの比重が置かれたアナルファックで、括約筋を目いっぱい押し広げながら激しく菊門を責め立て直腸にたっぷりザーメンプレゼントのえげつない肛門性交シークエンスが読者の脳裡に勢いよく叩きつけられるさまは圧巻。肉棒とディルドーで両方の穴をふさがれ内奥を貫かれて法悦の態で絶頂の艶姿を執拗に描き続ける。
懸想していた相手も自分を好いていてくれたと知り2人してきつく抱きあい生まれたままの姿でベッドイン。すかさず女子ども股間にしゃぶりつき最愛の男子の分身をハードにしごき上げてくれるのだからたまらない。気持ちよく先走り汁を口内に注ぎこんだのちはお礼に彼女のお大事をフルオープン。濃密な牝臭を発する蜜壷を暴れん棒でこじ開けながらいちばん敏感な部分をじっくりねっとり刺戟し続ける。子宮口の奥まで突き上げるたび柔肉をきゅんきゅん収縮させ尿道を絞り上げられてたちまち中田氏。ぱっくり開いた膣口を張形でふさぐとこんどは可憐なアヌスをゴリゴリ攻略だ。大腸も破けんばかりの勢いで粘膜を摩擦するたびだらしないトロけ顔さらし獣じみた咆吼を放つ痴態がいっそう興奮を励起。2つの穴を同時に満たされイクイク連呼で絶頂するヒロインに大量の白濁液を直腸射精しフィニッシュ。
波瀾万丈の長尺ものだった前作から単発作品/2連作中心となり物語的コクはやや薄れたものの、ゲップが出るほどの特濃両穴ガチファック絨毯爆撃はあいかわらず強力無比で大いに息子を活用。膣内射精原理主義者たる自分的にはシメがアナル発射の作品が多くてややうれしくないものの(やっぱり最後はまんこに出してほしい派です)、肛門セックス大好きっ漢ならむしろ加点要素でありさらにプラス評価でよろしいかと。今後とも華麗な作画とえげつない性交描写を武器にこの作家ユニット(以前に作画/原作2人組であることを明かしている)には大いに活躍していただきたいものだ。今回の収録作たちではひさしぶりに小島紗謹製のロリ風味っ娘(設定年齢JCくらい?)2名を堪能できた従姉妹丼もの短編「小悪魔姉妹」がマイフェイヴァリット。

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