-松波留美「居候 神さま」エンジェル出版 ISBN:9784873066653
話△ 抜○ 消小 総合○
不幸続きの主人公のもとへ突如やって来た淫乱爆乳女神さまがドスケベボディを駆使しては四六時中ザーメン搾取で股間は大ピンチ表題作長編全9話+独立短編1本。読者の内なる願望をみごと具現化し毎日セックス三昧の夢空間を目の前で見せつけてくれる作者最新刊は通算16冊めの単行本にしてガチ成年仕様としての6thコミックスだ。
キュートかつ煽情的なタッチを武器に半径5メートルのクローズドな空間のなかでひたすら交合に明け暮れる濃口エロコメをもっぱら手がけるこの作家、昨今はコンビニ物件も単行本化の際は成年向けとなるのでより美点が引き立ちうれしい限り。そう言いつつ去年11月に当社から小判マークつきで出た前単行本「おしかけフィアンセ」は申しわけなくも購入をパスしてしまったので、本稿で評価の俎上に載せるのはその1つ前にキルタイムコミュニケーションより上梓された「美しき雌は孕んで堕ちる」以来となるのをおわびしておきます。
最初の単行本が出たのが2008年だからキャリアとしてはそろそろ中堅からヴェテランへさしかかろうというところだが、年間数冊のコミックスを着実に刊行する図抜けた量産能力がなによりの長所。訴求力の高いアニメ/ゲーム系の絵柄も早いうちから完成形でどれを読み返してもクオリティは高値安定。今回の収録作たちは2014-15年にかけ「アクションピザッツ」および姉妹誌「アクションピザッツDX」に執筆の最新型松波留美で表紙と中身も完全コンパチでありジャケ買いも安心だ。
この滑らかなタッチで慎太郎シール誌物件ではお姉さまや人妻などアダルト寄りのヒロインを描くことが多かったのだけれど、今回はメインが神様なので年齢設定はあまり意味なし。ただお歳がどうであれ共通してカワイイ系の絵柄でありルックス的には10代なかば相当くらいなので熟女スキーには不向きだ。一方で首から下はボンキュッボンのむっちりグラマラス体型で、つきたてのお餅みたく柔こそうなテクスチャのお肉描写が非常にエロティックでよろしいですね。
巻末収録の童顔爆乳子持ち人妻を美味しく収穫短編「教え子のお母さん」はいつもながらの松波留美コンビニ誌ヴァージョンといった趣なので、ストーリー解説は冒頭からのタイトル・チューンを中心に。なにをやっても不運続きの冴えない大学生・高原北斗(たかはらほくと)が神社で開運絵馬を交わされ帰宅してみると2頭身サイズのじゃ口調の神様がお菓子をボリボリ食っていた……というのが物語の発端。位祖奈代命(いそなしろのみこと)、通称ミコトと名乗る彼女が爆乳爆尻人間サイズに変身し以後は毎日毎晩犯りまくりのおなじみエロ漫画展開だ。終盤にポッと出のサブヒロインが投入されるものの結局去られ互いを想いあう気持ちに気づいたミコトと北斗がこんどこそしっぽり結ばれハッピーエンドで読後スッキリ。例によってNPCすらほとんど登場しない2人だけの閉鎖空間で延々ファックをくり広げる箱庭ストーリーゆえ物語的コクなどとは無縁だけどこれこそが松波留美ワールドの真髄といえよう。
今作収録分は以前とは違い当初から黄色い楕円つきでの単行本化を想定していたようで、性器描写も濡れ場のヴォリュームも明確にガチエロ仕様。さすがに修整のトーンは濃いめではあるものの、この作家得意の結合部見せつけハードファックが視界良好で堪能できるのがなによりもありがたい。巨大な双丘をブリブリ振りまわしトロトロのイキ顔見せつけながら昇りつめてゆくヒロインの子宮の奥に幾度となく白濁液を注ぎこんではまたリプレイの際限なきセックス耐久レースに読者の精巣も枯渇寸前。
ふにふにボディをすぐさまオープンセサミして早くも受け入れ準備万全の彼女のニップルにしゃぶりつき、濡れそぼつ秘密の花園へおもむろに暴れん棒をインサート。すぐさま結合部からいやらしい音を立て呼吸を荒くしながら身もだえする彼女の痴態にますますエレクチオン。ダイナミックな擬音をバックに従えつつ性器どうしの摩擦運動に没頭し、されている行為の一部始終を実況しながらアンアンよがり狂うヒロインの女神まんこめがけ2度3度4度と人類ザーメンの奔流をお見舞いだ。
テンプレの嵐なキャラ造形やご都合主義炸裂のシナリオワークはむしろよけいなことを考えず自慰表明へリソースを集中させる天の配剤で使い勝手良好。また本レーベルから同時に刊行されているゆずぽんと比較するとエロシーン密度では明らかにこちらが上で、これは途中休憩なしにずっとライト/ガチ二足のわらじを履き続けていたこの人ならではのアドヴァンテージ。裏表紙に登場のサブヒロイン・三浦蘭(みうららん)さんの扱いがかなりぞんざいなので彼女に一目惚れした方からは不満が出そうだが、抜き的には特段の支障なく使え個人的にはノー文句。この水準ならコンビニ初出でも立派に息子を活用できるので、今後ともクオリティ持続でお願いする次第。
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