2015-09-15

今週の歪曲収差。

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-ばーるん「メガネの処方箋」ヒット出版社 ISBN:9784894656741
話△ 抜○ 消小 総合○

親同士の再婚で同居することになった3姉妹それぞれを美味しくいただいて中編4話+独立短編4本。両目のガラスを熱い白濁で汚されながらダイナミックボディを大胆に使役しはしたなく絶頂するメガネっ娘ヒロインを読者の脳裡に無差別爆撃しまくる作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。
デビュー直後からモリモリ作品を量産しあっという間に処女単行本「むすめがね」を上梓したのが去年10月のこと。そこからまだ1年も経っていないのに早くも新刊リリースの驚異的なペースだ。異様に高密度な作画が求められるようになった現在のエロ漫画シーンにおいて駆け出しのころからこんなに筆が速い作家は貴重で、この人の現本拠地である「COMIC阿呍」編集としてもじつに頼もしく感じているはず。
そんなわけで今回も収録作の執筆時期は直近2年以内に集中していて、一般青年誌系の滑らかな筆致は高値安定。専門家に外注した表紙絵のいささか濃いめのカラー彩色に対し中身のモノクロ原稿はもう少しサッパリした感触だがベースラインは共通しておりさほど違和感はないかと。なお前作に引き続き内容サンプル付属の単行本情報ページが用意されているので、書店へ向かう前にまずこちらを閲覧しての購入検討をオススメ。
コミックス表題で高らかに謳うように、ばーるん謹製の女性陣はこぞって眼鏡着用なのが特徴的。前作にはわずかに登場していた裸眼っ娘も自然消滅しまさにメガネスキーのための桃源郷到来だ。セルに金属に2ポイントなどなど、一人ひとりフレームの形状も素材もキッチリと描き分けるすさまじいまでの情熱には脱帽するほかない。ハイティーンからアラサー近辺までヒロインの年齢層は比較的ワイドレンジだが、お歳の上下を問わず欧米人顔負けの雄大な体躯に砲弾型のド迫力バストが付属の骨太ボディゆえ(一部に存在の並乳キャラですらスレンダーにはほど遠いガッシリ系だ)、華奢なニンフェットなどをお好みの方は速攻回避すること。
能天気ラヴコメからほんのりダークテイストまでいくらか幅はあれど、物語の基本形はコージーな合意エロの体裁を採る。本作中のメインコンテンツ扱いである冒頭からの3姉妹ハーレムもの「メガネのいろは」をはじめ行きずりのタナボタ系セックス多めで新鮮味には乏しいものの、そのぶん脳みそによけいな負担を掛けず摩擦運動に集中できる仕掛け。前作同様に若干ストーリー進行が迂遠かつ説明不足ぎみで初見では飲みこみづらい部分が多くわずかに評定を下げたが、あえて王道オチを回避したり最後思わぬ方向に舵を切ったりと定石を外そうという意欲は買えるので今後に期待したい。
この作家得意のダイナミックな肢体が画面狭しと暴れまわる濡れ場こそがなんといってもばーるん最大のリーサル・ウェポン。1作品あたり大半が20数ページ以上の大容量を活かし交合シーンにはたっぷりとリソースが割かれ、男子女子激しく睦みあいながらいろんな分泌物を景気よく飛び散らせガツガツと性器どうしの天下一武道会に没頭する。両手に余るほどの安産型ヒップを抱えこみハードに腰を打ちつけては子宮の奥底めがけたっぷりとザーメンの奔流をぶちまけるのだ。
初手から犯る気満々のエロメスどもが自分から豊満な双丘をあらわにして暴れん棒を谷間にはさみこみさっそくご奉仕。両サイドからの圧迫に辛抱たまらず顔面のレンズいっぱいにカルピス発射だ。興奮冷めやらぬまま秘密の花園を押し広げ挿入をおねだりの彼女の望みどおりジャングルをかき分けて熱い蜜壷を怒張でゴリゴリ貫きはじめる。ケダモノのごとくつがうたび巨大なミルクタンクを揺らし辺り一面へハートマークを乱射するヒロインの痴態にいっそうエレクチオン。眼鏡の奥の瞳をうるませしきりにイクイク連呼する彼女の子袋いっぱいに白くねばつく液体を流しこみ女体征服ミッション完了。
端整なタッチではあるものの派手さにはやや欠け、また10代だろうと30代だろうと顔立ちに大差のない女の子の単調なキャラメイクは現在のところウィークポイント。そうはいっても陰毛の1本1本までおろそかにしない誠実な性器描写とそれらがくり広げるきわめて濃厚なストロングエロスの応酬はなににも勝る美点だ。今後も眼鏡女子大好きっ漢たちの期待の星として心ゆくまで我が道を邁進していただきたいもの。特段メガネっ娘フェチというわけではない自分も「メガネのいろは」3姉妹のけなげで素直な爆乳末っ子・美空ちゃんは私的嗜好にストライクで大いに息子を活用させてもらいました。

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