2015-11-29

今月のアーカムプロダクツ。

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-宇行日和「愛欲幻想の怪」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799208250
話○ 抜○ 消小 総合○

ヒトならぬ存在が闇にうごめきケダモノの肉体を開いては狂おしく人間の精を欲し淫靡に乱れて短編全9本(うち単行本描きおろし1本)。神話体系を下敷きに多種多様な獣人っ娘が入り乱れストロングファックのすえボテ腹出産のフリーキーな人外エロスてんこ盛りでお送りする作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。なお前作刊行時にも明記はしたのだけど、このペンネームをいちどで「たかつきひより」と読める剛の者はほとんどいないと思われるので再度発音を掲載。
2013年に上梓されたこの人のデビュー単行本「魔獣孕女」はタイトルどおりのモンスター系女子ガッツリ孕ませのワンダフルな作品集で、昨今すっかりマイルドになったと思いこんでいたKTCレーベルの本気を見せつけられたものだ。そこから2年の歳月が流れ順調にストックもたまってニューリリースのこちらはさらにマニアック度が増していていよいよとんでもないことになってましたよ!
最新型とは言えないものの端整なアニメ/ゲーム系の絵柄は安定感抜群で、商業エロの実績こそ少ないがおそらく絵描きとしてのキャリアはかなり以前から積んでいるものと思われる。表紙/裏表紙のようなカラー彩色絵よりは中身の白黒漫画の方がそのソフィスティケイトされた絵柄の良さがきわ立ち、緻密なトーンワークに彩られベタを多めに利かせたコントラストの鮮明な筆致が後述するおどろおどろしい物語世界にピッタリとフィット。そのへんについてはこの版元恒例のムチャクチャ詳細な単行本情報ページで大量の内容サンプルが閲覧できるので、四の五の述べるよりそちらを見ていただくのが確実だ。
本作コンテンツとしては当社の誇る非現実エロスの殿堂「コミックアンリアル」およびテーマアンソロに掲載のものを収録。もとより宇行日和漫画のヒロインは圧倒的にヒューマン以外の含有率が高いのだが、今回は1冊めでわずかに存在していた人類女子が消滅しみなさん猫や犬や山羊なんかの耳が付属していてケモナー大歓喜。必然的に年齢設定はほぼ無意味だが、おおむね10代中盤~20代前半くらい互換で見ておけばよろしいかと。なお肢体描写の方はほぼ例外なくムッチリグラマラス系で、別に太ってるわけではないのにミチミチお肉が体躯に充填されていまにもはち切れそう。景気よく張り出した大ぶりのおっぱいに安産間違いなしのどっしりしたケツという具合に牝臭プンプンの煽情的すぎるボディに勃起中枢は刺戟されっぱなし。
かくもエロっちい女子どもが活躍するお話たちはアンリアルらしく光と闇とが交差するダークファンタシー専科。ここまでは前作にも共通するのだけど、この本のサブタイトルに「クトゥルフ・プレグナント」と記載があるように、今回はH・P・ラヴクラフトの小説世界が全面的に援用されているのが最大の相違点。巻末著者あとがきによると当初はエロホラーとしてのみ描かれクトゥルフものとして続ける意図はなかったとのことだが、まとまってみると特有のタームが入り乱れるほの暗いシェアード・ワールドをみごとに具現化。混沌と暗黒に満ちた雰囲気ではあるけれど作品個々のトーンは意外と暗くなく、殺伐とした凌辱調教というよりはいわゆる「奇妙な味」に塗りこめられた魔訶不思議空間の趣。また同一の世界観ではなく微妙に因果律の異なる設定をパラレルに並べることで(なかにはまるっきりの和風伝奇まである!)、読み飽きさせず最後まで読者の目を引きつけるとともにストーリーに厚みを加えるのにも成功している。
多種多様なクトゥルフ世界でくり広げるのはとびきり淫猥なモンスターたちとの濃密きわまりない子作りエロス満漢全席。出てくる女子みな人類オス相手に速攻発情しては自分からまんこおっ広げひたすら精液搾取にいそしみだらしないイキ顔さらしまくりだ。ガッツリ生で中田氏のみならずその先しっかりと妊娠しラージPONPONを披露しては異形の怪奇にしか見えない愛の結晶をひり出すところまでフルコースで提供してみせるのが宇行日和ワールドの真骨頂。際限なく精液搾取され大量の孕み汁を獣娘の子宮めがけて注ぎ続ける種つけマシーンと化した男性主人公たちの末路は果たして幸福や否や。
どこか狂気を宿した瞳に魅入られるようにいつの間にか人外っ娘の豊満ボディに抱きすくめられ急かされるようにしとどに濡れた淫裂へいきり立つ怒張をインサート。ミチミチ音を立てながら柔肉へめりこむシャフト越しに強烈な快感を味わいながらほおを上気させ瞳をうるませて熱い精をしぼり取る彼女らの媚態にますますエレクチオン。際限なく続く後尾の果てにいつしか彼女の腹はふくらみかすかな胎動を感じるようになってもなお果てなき性の饗宴は止むことなくひたすら互いの肉体をむさぼり続けるさまは凄惨そのものの光景だ。寝食を忘れつがい続ける男と女の浅ましき欲望の発露はどこまでも終わりを知らず大量の体液が子袋いっぱいに勢いよく注がれ膣口からあふれ出る。
ぶっちゃけ一部の基本的用語や波及作品の数本くらいしかクトゥルフネタを知らない半可通の俺なのだけど、ドスケベなモンスターっ娘絨毯爆撃&孕ませファック満漢全席のすばらしきヴィジュアルを前にすれば理屈抜きに愚息をハードユースだ。とりわけむやみにやらしいイキ顔百面相や妊娠出産までリミッター知らずの疾走ぶりには前作以上に拍車がかかり辛抱たまらんですよ。ただあんまりクトゥルフばかり展開されると訴求対象が狭まりかねないのでこのあとは適宜それ以外のネタも突っこんでもらえれば。収録作いずれもたいそう実用的だが、なかでもじつは最強の存在たるロリ巨乳ボクっ娘とおぞましくも激しくガチファック「名状シ難キ者」と、ひき殺した猫の眷属に報復されるところを誠実な言動に免じ救われて3人の猫娘たちとひたすら交わり続けてはドプドプ種つけの「ウルタールの猫」でぼくの精嚢はスッカラカンですよ。

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