-綾乃れな「マンナカ」文苑堂 ISBN:9784861172250
話△ 抜◎-○ 消小 総合○
ひとり暮らしの主人公宅へたびたび訪れる義妹を穏便に追い返そうとセクハラしてるうち2人して妙な雰囲気になり……本編&描きおろし後日談+独立短編8本。ラヴリィフェイス&ムッチリボディを標準装備の萌えっ娘どもによる大胆アプローチに辛抱たまらず膣内射精三昧のピュアエロスてんこ盛りな作者最新刊は成年向け仕様としての通算12冊めにして本レーベルからの初見参だ。
ほんわかキュートな筆致を武器にさまざまな媒体で活動をくり広げ、現在はさらに非エロにまで領域を広げてますますアクティヴに執筆。ただ一般進出のあおりで抜き物件の産出ペースはやや緩慢になり、2012年にマックスから刊行の前単行本「シスコン」から本作リリースまで3年以上のインターヴァルが空いてしまった。おかげで俺の股間ももう破裂寸前までじらされたけど、一読してすっかり煩悩も解消されましたよ!
これまで縁のなかった文苑堂でいきなりコミックスを出すことになったのは、今秋の「コミックポプリクラブ」休刊が影響している。当初はそのまま後継誌への移管が発表されたのだがいつの間にかそれは立ち消えとなり、結果的に執筆陣がさまざまな出版社へ散逸してしまった。そんななかこの人やemilyなど主力級の幾人かは当社の新鋭誌「コミックバベル」へ活躍の舞台を移すことになり、収録全作品がポプリ掲載分たるこの単行本をまずは引っ越しソバ代わりに披露の顛末。なお同じ旧ポプリ勢でもBENNY'Sや宝あきひとといった久保書店移籍組はいにしえのポプリレーベルまんまの装幀だったが、こちらは以前からのバベル単行本に近いデザインで故マックスの残り香は希薄ですねえ……。
そういう経緯なので本作コンテンツは2013-15年にかけポプリクラブで描かれた最新型綾乃れな物件をサルベージ。繊細かつやや頽廃的だったデビュー当初の絵柄は現在だとハッキリ明朗快活萌え萌えティックな方向に舵が切られてより万人向けなテイスト。直近の作品ばかりゆえ表紙の絵柄と中身とは完全コンパチでだまされる心配は皆無だが、万全を期したい方は出版社公式サイトから試し読みページへのリンクへたどり着けるのでそちらを参照のこと。
このたび登場の女性陣は年のころミドル~ハイティーン付近の絶品美少女専科。従来はアニメの世界からそのまま抜け出てきたようなヒロインが大量にいて元ネタ探しがはかどったものだけれど、今回は明確にそれと指摘できそうなキャラはいない感じ。もっともそのへんは好事家の方には自明なくらいバレバレである可能性は否定できないので有識者によるツッコミをいただければ。元来はぺたっ娘から爆乳さんまで幅広く描く作家ながらこちらでは露骨に後者寄りであり、それもお顔を凌駕する勢いのエクストララージバスト女子が大多数でなんとも壮観。とびきり童顔なのにド迫力の双丘が備わるアンバランスネスが2次元ならではのお色気をかもし出してくれる。
帯の訴求コピーで「全作品純愛和姦H」と謳われるように、ストーリーの方は旧ポプリクラブの誌風をそのまま反映したベタ甘イチャラヴに終始。兄妹だの同級生だの幼なじみだの主従だののクローズドな関係の2人がいっそう接近しみごとメイク・ラヴ成就までのスウィートな恋愛模様をゲップが出るまで連続投下。当初から好意を抱くどうしの間柄であり恋の障害など皆無なので波瀾万丈のジェットコースター展開を望む人には不向きだが、そのぶん争奪戦やNTRといった修羅場を心配することなく彼ら彼女らのひたすら予定調和なタイマンエロスを堪能できる仕掛け。
そして綾乃れな漫画の最大の見せ場はなんと言っても濡れ場それ自体。萌えベースの日常パートから一転エロシーンでは艶めく肢体をハードユースの真剣勝負を展開する。惜しみなくちちしりまんこをクローズアップしては露骨なアングルで結合部を見せつけ、血管ピキピキのシャフトが充血した蜜壷の奥へゴリゴリねじこまれる光景をあからさまに披露だ。ほおを上気させ瞳に涙を浮かべながら小刻みに嬌声を発し大量の白濁液を子袋いっぱいに注ぎこまれて絶頂するヒロイン連中の絶品イキ顔百面相とも併せ、わかりやすくエロっちい演出が読み手の勃起中枢を効率よくドライヴ。
想いを伝えきれなかったり反発してたりの2人もようやくすなおに口づけを交わしてベッドイン。ツヤツヤボディを褥に横たえすべすべまんこをパックリご開帳してすでに彼女の受け入れ体制は万全だ。秘密の花園をいきり立つ怒張で強引に押し開きいちばん敏感な部分を亀頭の先で刺戟すれば女子どもたちまち随喜の涙を流しハートマークを四方八方へまき散らす。子宮口の奥まで見せつけながら特大バストをブリブリ振りまわしアンアン嬌声を発するヒロインズの痴態に興奮しきり。きゅんきゅん内奥を締めつけ昇りつめてゆくおにゃのこ連中のプリティなまんこの奥底めがけて最後にザーメンの奔流を勢いよく叩きつけ種つけミッションコンプリート。
描きおろし部分を除き1本あたり20ページ固定とタイトな分量の多くをストロングファックに割き、煽情的な構図の多用で読者の精液を際限なく搾取するたいそうユースフルな物件。女の子の造形いかんで私的使い勝手がいくらか上下したものの、年の瀬の夜のお供としてこのうえなく好適な1冊であることは疑いない。おそらく今後も一般/成年兼業でやっていくのだろうが、無理のないペースで本作のような問答無用ガチ萌えエロを描き続けてもらえればそれだけで幸せ。収録作いずれも我が砲身を灼けつくほどに使役したが、なかでも綾乃れな作品ではレアな短髪巨乳っ娘義妹ちゃんが大活躍の「あいかぎ」/「あいかぎアフター」連作と、病弱メカクレ年上オドオド系幼なじみさんと放課後の教室で甘く激しく結ばれる「栞ホスピタル」でもって股間が大フィーファー。
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