今夜のジギー・スターダスト。

-彩画堂「パートタイム マナカさん」エンジェル出版 ISBN:9784873066844
話△ 抜○ 消小 総合○

ひょんなことからウリ有りのコスプレカフェでバイトすることになった新妻ヒロインは愛する夫を裏切る後ろめたさを感じながらもついつい気持ちよくイキまくり表題作長編全9話。えっちぃ若奥さまのダイナマイトボディが縦横無尽に躍動してはいろんなちんこをくわえこみストロングファックのすばらしくユースフルな作者最新刊は通算16冊めにして18禁マーク付きの4冊め、そしてガチ黄色い楕円物件としての2ndコミックスだ。
元来は薄い本で長らく活動している作家で(現在も商業誌と並行してコンスタントに執筆を継続)、自分も最初に目にしたのはそちらの方。わりかしハードコアだったりエグいシチュだったりの同人とは異なり慎太郎シール誌を商業本拠地に選んだことでずいぶんネタはマイルドになったがそれが大いに受けて「アクションピザッツ」ではずっと看板作家扱いの売れっ子ぶり。ただまいどの連載があまりにも同工異曲すぎたのとずっとnot18禁シバリで容赦なくちんこまんこが消されるのに失望して自分は途中からコミックスを買わなくなってしまった。よって当ブログで評価の俎上に載せるのは2010年7月刊行のマークなし単行本「おたくのメガミさん(2)」以来じつに5年半ぶり。
そんなわけでひさしぶりの再会となったこちら、購入する気になったのはなんといってもようやく真っ当な黄色い楕円物件となったことで彩画堂謹製の性器結合描写が見られる!と期待してのこと。じつを言うと成年指定ということであれば近作2冊は小判ながらエンジェル出版独自の18禁マークを附加して出しているし、2013年にはデカい雑誌サイズの「LIVE CUM」という成年作品を上梓しているのだが、オーソドックスなA5判エロ漫画単行本としてはこれがはじめて。ただそんなブランクがあったわりには絵柄の印象は昔もいまもほとんど変わらなくて、この人が早い段階からすでに完成形だったのだなあという感想を改めて抱く。
ピザッツ系列での彩画堂作品はだいたい立派な成人女性のヒロインをタイトル・ロールとしてドーンと据え、そこへ同じような肉感型の抜き担当女子を数人附加しての明朗快活エロコメ仕立て。本作もその流儀にのっとったおなじみの構成であり、表紙にも登場の新婚人妻・愛花(マナカ)さん22歳が売春行為込みのバイトで複数の男性と関係を結び痴態をさらけ出すさまを詳細実況中継。ときおり従業員を差し置き元気にファックの子持ち社長が参戦するくらいでマナカさん単独プレイが大半なのが他作品との違いだろうか。あと彩画堂漫画においては肉体だけの関係と割り切って享楽的に振る舞うタイプのヒロインが多いなか、マナカさんは前のバイト先の同僚だの熱心に通いつめるショタ系常連だのワルぶってるくせにじつは純情な社長の息子だのさまざまな顧客と身体を重ねつつ常に最愛の夫に対する罪の意識を抱えながら相対しているのが特徴。もっともそんな思いをなにやら重苦しいモノローグに仮託し吐露しながらもいざセックスすればたちまち快楽に流されへっちゃらで膣内射精させちゃうのだから、マナカさん発言内容のわりには貞操観念ないんちゃうの? とツッコミを入れたくなるのだけれど。
非成年扱いで単行本を出していたころから濃厚なエロシーンには定評のあったところだが、今回晴れて性器描写が解禁となったことでいっそう使い勝手がアップ。モデル顔負けの10頭身ボディをフル活用しビッグバストをブリブリ揺さぶりながらハードに内奥を貫かれよがりまくるマナカさんの艶姿を結合部ドアップとともに享受して我々の自慰表明もはかどりまくりだ。中盤まではあくまで商売という建前ゆえかコンドームつき射精に終始するものの、途中からは開き直ってガンガン生で中田氏の描写が増加するのもナイス。
借金返済のためと言い聞かせながらも夫以外の男に柔肌をさらし秘部をあらわにして羞恥にほおを染める彼女のしどけない姿に劣情はいっそう燃え上がりルパンダイヴ必至。女の歓びを覚えたばかりの肢体に顔をうずめ秘密の花園をシャフトでこじ開けながら粘膜どうしのハードな摩擦運動を開始する。ねっとり舌を絡めあい幾度となく体位を変えながら激しく腰を使うたび呼応して膣内をきゅんきゅん締めつけ全身をよじらせるマナカさんのイキっぷりを堪能しながら人妻まんこの最深部めがけたっぷりと白濁を注ぎこむのだ。
あいかわらず展開は超インスタントで物語的コクは皆無に等しいけれど、やはりちんこまんこのランデヴーがトーン修整越しながらダイレクトに見られると俄然チンピク度が上がる。彩画堂ならではのゴージャスな肢体描写もこうした大きい判型でこそ生きると思うので、今回のピザッツ系列の方針変更はこの人にとってはプラス材料ばかり。これでヒロインの平均年齢がもっと下がるとさらに私的経絡秘孔直撃なのだけれど。ともあれ今作みたいに人妻設定でも20代前半なら充分イケるので、次回以降の連載作品でもシチュ次第で随時手出ししていく所存。