-蒼津ウミヒト「誘惑ガールズ」文苑堂 ISBN:9784861172342
話△ 抜○ 消小-極小 総合○
恋のときめきを抑えきれずに女子どもはしたなく発情絶頂短編全10本。とびきりキュートな童顔おっぱいっ娘連中がステディな男子にはじめてを捧げ乙女まんこを打ち震わせながらたっぷり中田氏され放題のワンダフルな光景を怒濤のごとくお届けの作者最新刊はこの名義2冊めのコミックスにして旧ペンネームを含めた通算3冊め、そして本レーベルからの初見参だ。
ふっくら柔らかそうなキュートフェイスにむっちりラージバストのやらしい肉体という個人的にもっとも好みなタイプのヴィジュアルを続々生み出すこの人のことはキャリア初期に「深凪ウミヒト」名義で活動していたころから注目していた。当ブログでも2010年に富士美出版より上梓された初単行本「桃源郷プリンセス」をレヴュっている。しかしながらその後しばらく自分の観測範囲からいなくなってしまったことでウォッチが追いつかず、一昨年にエンジェル出版から名前をチェンジし発売の前作「痴姦マゾヒズム」は買わずじまい。だもんでちゃんとした形でこの作家のプロダクトを見るのは久しぶりでございますよ。
帯コピーでなかばヤケクソぎみに「多誌に渡って活躍中」と謳うように、収録作の初出を見るとやたらと媒体がバラけている。登場順に掲載誌を記すと、「コミックポプリクラブ」・「コミックエウロパ」・「コミックメガストアα」・「コミックメガストアH」・「ペンギンクラブ山賊版」ってな具合。いちばん多いのはコミメガ系列なのでコアマガジンから単行本を出すのがスジだったような気もするけど、いずれにせよ各社1冊には足りない分をマメに落ち穂拾いし形にしてくれた担当編集に感謝。
描線にいくらかラフさは感じられるものの(とくに初期作のいくつかはそうとう粗っぽい)、可愛らしくまとめ上げられたアニメ絵ベースの作画は蒼津ウミヒト最大の魅力。とりわけ直近執筆のものは仕上がりにしっとり感が増し表情がより柔和になってチンピク度もグッとアップだ。とりたてて緻密な描写をするタイプではないのにグッと女の子が引き立って見えるのはひとえにこの人のセンスの良さゆえ。
このキュートな筆致でものされる女性陣は一部の年齢不詳さんを除けば制服世代の青春真っ盛りガールズ専科。他のキャラよりひと回り年齢の低い方も含め、ボディデザインは童顔巨乳/爆乳系で統一されたおっぱい星人御用達仕様となっている。髪型や目尻の向きなどで細かく差異を設けているとはいえ彼女たちの顔立ちは似たり寄ったりだけれども、ベースの造形が飛び抜けてラヴリィならそれでよいのだ。
甘やかな雰囲気の作画にふさわしく、オハナシの方もおおむね相思相愛のカップルが2人だけの空間でくり広げるハートウォームな恋愛模様中心。ネタ自体はよくあるパターンだし語り口はややギクシャクした感じなのだけれど、ほんわかしたアトモスフィアの醸成には成功しているかと。じつは問答無用輪姦強姦等の不穏なネタもそこそこ描いている作家なのだが、今回収録分では注意深くダーク系のお話を排除し口当たりよくまとめている。貞操観念かなり低めのヒロインが複数の男子と乱交にいそしむ短編「Confession×Graduation」のみやや異質だが、これとても全編にわたり明るく軽いノリで貫徹されているので読後感は良好。最近では凌辱っぽい作品をわざわざ別名義で発表していることから、今後はペンネーム次第で作風を使い分けていくのかも知れない。
ダイナミックな肢体を惜しみなく躍動させるエロシーンは見るからにゴージャスなおっぱいがユサユサ揺れぷっくりまんこを大胆にご開帳の煽情的なアングルの多用が光る。付随して現在望みうるなかでは最大限に薄い部類のトーン修整によりクリや亀頭などのエロパーツ突端やそれらが絡みあう結合断面図などをクリアな視界で堪能できる仕掛けだ。頬を紅潮させ瞳をうるませながら最愛の男子に抱きしめられハードに蜜壷を貫かれては全身を打ち震わせてイキ狂うヒロインズの痴態をたっぷりとお届け。
あらかじめ約束された運命の2人も知り合ったばかりの赤の他人も、恋の魔力に支配されればやることは一緒。制服の下に息づく超重量級の双丘をキャストオフしスカートをまくり上げて敏感な部分をお披露目し自分から挿入をおねだりだ。発情エロメスのご期待どおり暴れん棒を膣内深くねじこまれて彼女らたちまち呼吸を荒げ随喜の涙を流しながらイクイク連呼。子宮の奥をえぐるたびビッグバストをユサユサ揺らし小刻みに嬌声をもらすさまがたまらなくエロっちい。止むことなく子袋を突き上げられ全身をのけぞらせながら昇りつめてゆくヒロインのドスケベまんこの最深部へ最後にザーメンの奔流をドプドプ注ぎこみフィニッシュ。
全体的にはいくばくかの雑駁さが残るものの、作画/作劇とも着実にクオリティアップが図られた正常進化の1冊だ。巻末著者あとがきを見るにそう遠くない時期の次回作リリースが予定されているようでいまから楽しみ。収録作いずれも大いに息子を使役したが、なかでも他のヒロインより明確におこちゃま設定のくせしてお胸のヴォリュームはまったく見劣りしない発育良好従妹ちゃんと熱烈ラヴラヴファックの「夏祭オペレーション」と、幼少のころから思いを寄せていた男性にその身を捧げはしたなく絶頂の妖狐巫女さんの艶姿がたまらんですたいな「あやかし縁」が本作中の最シコ物件。
初めまして ツイッターで検索してたら発見しましたので
返信削除コメント失礼致します 感想、レビューありがとうございます
深凪の頃から拝見して頂けたようで恥ずかしくも嬉しく思います
たくさん書かれて読んでいてむず痒く恥ずかしい感じがしましたが
とても嬉しかったです
コアの方で本が出なかったのは色々事情があったので文苑堂さんには感謝です
これから見かけましたら拝見していただけると嬉しく思います
失礼致します
>蒼津ウミヒト様
返信削除作者さま直々のコメント、まことにありがとうございます。
外野から好き勝手に言わせてもらったのにもかかわらず過分なお言葉を頂きまして非常に恐縮しておりますが、ともあれ大いに堪能させてもらいました。
単行本レヴュウなので商業誌の感想のみを記しておりますが、同人誌の方でもことあるごとにお世話になっておりましてまことに頭が上がりません。
バベルで描かれている種つけおじさんシリーズも、同誌を定期購読している自分はいつもおもしろく読ませてもらってます。今回のコミックスの収録作たちとはまた違ったテイストで、こちらも味があってイイですね!
今後もお身体にはお気をつけて、ますますのご活躍を楽しみにしております。