2016-03-05

今週の観音霊場。

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-西川康「妹でごめんね」コアマガジン ISBN:9784864368797
話○-△ 抜○ 消中 総合○

あこがれの人と再会した少女はかつてのように熱く身体を重ね前後編+ヒロインは姉の夫にして担任教師でもある義兄と学校でも家でも背徳の行為にふけり連作2本+独立短編5本。いたいけなヤンガーシスターズをこみ上げる本能のままガッツリ犯し容赦なく膣内射精三昧のインセストタブー目白押しな作者最新刊は通算13冊めにして意外にも当レーベルからのファーストコミックスとなる。
ゼロ年代はじめのデビュー以来基本的には辰巳出版(単行本刊行はグループ内の富士美出版から)の「コミックペンギンクラブ」系列誌て活動してきた人で、去年8月にリリースの前単行本「ねっとり嫁母疼き発情り」もそちらから。しかしながら数年前から故「コミックメガストア」や後継誌の「コミックメガストアα」へスポット参戦をしていたのは目にしていたので、いずれコアマガの原稿もまとまるのではと思っていたところ。さすがに本拠地優先でこちらでの執筆頻度はわりとレアゆえ原稿のストックがたまるまでずいぶん時間はかかったが、無事発売へとこぎ着けてまずは善哉。
すでに10年以上もこの業界の最前線に立ち続ける大ヴェテランだけあり、古きよきアニメ絵ベースの作画はさすがに最新型とは言えないもの。しかしながら陳腐化を防止すべく時代のトレンドを適宜取り入れ絶えずモダナイズを図っている企業努力はすばらしいもので、それは収録中最古(2009年執筆)の作品と直近のそれとを見比べれば一目瞭然。個人的には昔のも充分に許容範囲だけれども。ちょうど版元提供のコミックス情報内にある内容サンプルで新旧両方のタッチが比較できるので、購入前に覗いてみるのも一興だ。
この煽情的な筆致でものされるおにゃのこ連中は単行本タイトルが物語るとおりにオール妹専科。血縁のみならず義理の縁戚関係や単なるお隣さんも存在するとはいえ、全作で年長男子×年少女子の構図は遵守されており快くヴァーチャルお兄ちゃん気分が味わえる仕掛け。年齢的には思春期入りたてから上限はJKまでと、昨今とみに年増志向になった近年の西川康漫画に一抹の寂しさを覚えていた10代女子スキーの俺大歓喜ですよ。付随していつもの巨乳さんのみならずぺたっ娘も一部に投入されており、以前はともかくここ数年途絶えていたこの作家のロリヒロイン再臨にひれ伏したまえ。
そんな彼女らとイチャイチャしたり背徳の関係に没入したりのタイマンラヴが物語のベースライン。例によって読み切りだと導入もそこそこにすぐさま肉体言語の応酬に突入するので物語的コクはあまりないが、一部の連作では女の子の微妙な心象描写をじっくり展開したり禁じられた肉体関係をくり広げることの後ろめたさをメタフィジックにつづってみせたりしていて驚いた。これまで西川康作品ではたとえ長編でもストーリー構成にはあまり感心した記憶がないので「すいませんナメてました」と率直に反省。
以前から定評のあるねっとり濃口のファックシーンはあいかわらずのド迫力で、キュートフェイスをすっかりメスの貌に変え淫猥な肢体を未曾有の快感に打ち震わせながらたっぷり精を注がれ絶頂のヤンガーシスターズの痴態を余すところなく詳細中継だ。とりわけ西川康ですばらしいのは多彩にアングルを変え体位を違えながら女の子が昇りつめてゆくまでのプロセスを非常にていねいに積み重ねてゆく点で、性器どうしを激しく摩擦しあいながら舌先を絡めあったり結合部をパックリとさらけ出しながら大量に射精される瞬間を大ゴマで映し出したりという、まさに抜かせることを第一義的に追及した演出の数々に長年ガチエロ漫画を描いてきた作者ならではの職人魂を実感。
最愛の兄の手で不意に抱きしめられ唇を奪われて、ヒロインはとまどいつつもその愛を受け入れる。滑らかな肢体をあらわにされ生まれたままの姿で抱きあいながら敏感な部分を責め立てられるたび甘い吐息を漏らしながら少女は自分がひとりのメスであることを思い知らされるのだ。すっかり準備万端の蜜壷を兄貴ちんこで強引に押し開かれ粘膜も破けようかという勢いで激しく内奥を貫かれて全身をのけぞらせ恥も外聞もなく淫語乱射するさまがエロティックでたまらない。他人に見せつけるかのごとく妹まんこをご開帳しながら延々ピストン運動にいそしみケダモノのごとく咆吼する彼女のコンパクトな子宮めがけ禁忌などおかまいなくブラザースペルマの奔流を許容量いっぱいに流しこみ近親相姦シークエンスを華々しく完了させる。
ハードファック満漢全席にはもとより定評のある作者が妹ネタ縛りで近親エロスに専念というすばらしすぎるシチュの連鎖に愚息も震えっぱなし。これで無慈悲な極太黒ノリがちんこまんこに跋扈していなければ抜き評価は二重丸にしていたところ。欲を言えばおっぱい妹オンリーだとさらによかったが、なんにせよ最近はすっかりオバサンづいていたこの人が低年齢ヒロインに回帰してくれたという事実そのものが果てしなくありがたくひたすら感謝。収録作中もっとも新しめの作品が表現技法といい女の子のイキ顔といいやはり洗練されていて、旅行へ出た両親の不在を利用し兄妹がひたすらまぐわい続ける「今日もどこかで妹と」および受験でお泊まりの年下親戚っ娘と本番前に別の本番を敢行の「受験前には」で包皮が灼けつくほどに摩擦しまくり。

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