2016-09-02

本日のフルーツアソート。

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-Hamao「キャンディドロップ」ワニマガジン社 ISBN:9784862694454
話○ 抜○ 消小 総合○

ようやく第二次性徴がはじまったばかりのちびっ娘から百戦錬磨セックスマシーンの熟れ熟れ美魔女まで多種多様なヒロインたちがドスケベな本性全開短編全12本。端整な筆致でものされる極上ガールズ&レディースのはしたなさすぎる痴態を性器どうしのガチバトル絨毯爆撃とともにお届けの作者最新刊は通算3冊めのコミックスだ。
超絶画力&ド迫力ファックの両輪を兼ね備えた魅惑の執筆陣をまるでフォード・システムのごとく安定供給する「COMIC快楽天」グループだけど、この作家はなかでも格別のスケール感と王道そのもののていねいなストーリーテリングを高い水準でこなしてみせる文字どおりの看板作家のひとり。前単行本「きらきら」発売のときもオタショップではすごい高さのコミックタワーが平台を占拠していたものだが、1年半以上のインターヴァルを経てお目見えとなる今作のそれも負けず劣らずの平積みメガ盛り状態で早くも期待が高まる。
今作収録分から活動の本拠地を従来の「COMIC快楽天BEAST」から快楽天本誌へ栄転し、ときに表紙イラストにも健筆を振るうさまはまさしくザ・主力作家。繊細ななかにもほどよいオサレ感と充分すぎるほどのキャッチーネスとを備えた端整なタッチは作品間でいくらか差異はあるものの正統派の雰囲気ただよう美麗なヴィジュアル。ただHamaoみずから巻末著者あとがきで自嘲するように、表紙のようなカラー彩色と中身のモノクロ原稿とでわりかし印象に違いが出るタイプゆえ、可能ならば購入前に店頭見本を一瞥するか版元提供の単行本情報ページで内容サンプルを確認しておくのをオススメ。
前作およびデビュー単行本「スイーツスウェット」の登場女性たちはJK/JDあたりを中心とした万人向けの構成だったが、今回は下はガチのランドセル世代から上はさんじゅうななさいまで(女子の年齢については途中にはさみみこまれる作品解説のコメント内に明記)超ワイドレンジに。ベースとなるのがあどけない系の造形だけにどちらかというと年少キャラの方が自然な感じではあるものの、アダルトさんを描くときは作画のテイストを微調整しほんのりリアル系の空気を導入していっちょ前の妖艶さをまとわせるあたりはさすが。付随してバストサイズも全般的には巨乳寄りながらもささやかなのあり雄大なのありいろんなブツを投入して飽きさせない。こうしてどんな年齢層のヒロインもそれらしく描きこなす技倆の獲得が最新の武器として本作に反映されていると言える。
新たなホームグラウンドたる快楽天および出張執筆の「コミックゼロス」掲載作いずれも、つむがれる物語たちは1on1のオーソドックスな和姦もの主体。学生から社会人に教師/教え子、同年代あり年の差カップルあり、気軽に身体を重ねるのから長年の思いを成就させるのまで男女の関係性はじつにさまざまながら、コンビニ誌物件にありがちな一本調子のベタ甘ラヴに終始するのでなく押したり引いたり微妙に気持ちが揺れ動くさまやときとして打算も混じる恋の駆け引きまで余すところなく描写してみせる。合意エロの体裁だけはキッチリと遵守しながら、酸いも甘いも洒脱なのも重たいものもヴァリエイション豊かな恋愛模様をお届け。
大半が1本あたり20ページ以下の小品でエロシーン密度はけっして高い方とは言えないけれど、Hamaoならではの本番までの周到な盛り上げと濡れ場突入後の密着感あふれる合体描写とで読み手の勃起中枢を効率よく励起せしめる。とりわけ従来からこの人最大の美点である絶品大ぶりニップルの存在感はますますきわ立ち、貧乳っ娘でさえ立派なサイズと魅力的に隆起するラインを備えたそれはまんこにも負けない煽情的な性器だ。それらやらしすぎるエロパーツがダイナミックに絡みあい大量の液汁にまみれながら最後に勢いよく肉ヒダの隘路を熱い白濁の奔流が駆け抜け子宮をたっぷり汚されて女子どもド派手に絶頂。
手練手管を駆使し女の武器をフル活用しながらベッドインまで持ちこめば彼女の勝ち。野郎ども辛抱たまらずルパンダイヴしてはピンと屹立した乳首に幼児みたくしゃぶりつきせわしなく双丘を揉みしだくのだ。執拗に敏感な部分を責めたてられたヒロインがすっかり準備万端の蜜壷をかすかに腰を上げ見せつけるのを目の当たりにして男たちまたしてもガマンしきれずいきり立つ怒張を秘密の花園のその奥へインサート。激しく腰を使うたび粘膜どうしがねっとり絡みあい分泌物が糸を引きながらピストン運動初付き彼女らは内奥を突き上げられるたび甘い嬌声と熱い吐息を放ち快楽享受に没頭する。いよいよ感極まり汗と涙とよだれまみれで日本語にならない咆吼を発しては全身を打ち震わせイキ狂うエロメスどもの子袋いっぱいに許容量オーヴァーの種つけ汁を叩きつけ長きにわたる性の饗宴にもようやく終止符を打つのだ。
デビュー作から1歩1歩作画を洗練させ着実に表現の幅を拡げてますます完成度の高まった濃厚タイマンラヴの逸品。雑誌掲載時は作品ごとにタッチを変える実験がずいぶん目についていささか統一感が失われたのではと心配していたのだけれど、こうして単行本にまとまったのを読むとそのとき感じたほどにはバラつきが気にならず(もちろん加筆修正の成果もあるのだろうが)、やはりどのように筆を走らせてもHamaoはHamao以外のなにものでもないのだと再確認した次第。これで一部にあるぶっかけフィニッシュが全部膣内射精エンドだったらさらに私的実用性がアップしたところだがまあそのへんは外出し大好きっ漢もいるだろうし採点はお好みで。今回収録のものでは意外にも低年齢ものもしくは実際のお歳よりあどけなく描かれた系統のものがマイちんこにグッと来て、妹の友達のショートヘアふくらみかけJSちゃんを彼女にして幼い肢体を美味しくゴチになりまくり「My little flower」と、夏祭りの開放的な雰囲気のなか浴衣姿の彼女とようやく結ばれ以後は堰を切ったように射精大会の「今宵咲く花」が我がフェイヴァリット物件でございます。

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