-チキコ「獣姦教室」ティーアイネット ISBN:9784887746220
話○ 抜○ 消小 総合○
男子生徒全員がケモノの奇妙な学園で女子たちは彼らの望むまま性欲処理を要求され動物ちんこで犯されて……連作シリーズ5話(うち前後編1本)+独立短編1本。多種多様なアニマルコックの魔力に取りつかれ人類のそれでは得られぬ強烈な快感に打ち震える少女らの痴態をダイナミックにお届けする作者最新刊は通算4冊めのコミックスだ。
デビュー以来一貫して獣姦をテーマに掲げひたすら異種ちんこの織りなすワンダーランドを我々の脳裡へ悪夢のごとく植えつけてゆく特異な芸風は間違いなくエロ漫画界随一の個性派のひとり。いっさい路線変更を迫ることなくこの題材を描かせ続けている出版社もすごいが、それをしっかりセールスにつなげ継続的なコミックス刊行を実現可能にしている作者の力量をまず第一に賞賛すべきだろう。そんなわけで去年6月刊行の前単行本「獣姦肉便器「かすみ」」から執筆ペースも快調に1年少々での再会。むろん今回も帯には堂々と「人間チ○ポは出て来ません!」と明記されております。
萌え風味のキュートな表紙イラストから中身のシャープでオサレ感漂う筆致、そしておまけ漫画等で見せるコミカル&ほのぼの系のタッチと3種類の絵柄を場面に応じて巧みに使い分け。なお例によって出版社公式サイト内の単行本紹介ページで内容サンプル閲覧と1話まるごと試し読みが可能なのでチキコ初挑戦の方は購入前にそちらのチェックを。カヴァー絵の柔和な印象からするとその後スウィートなイチャラヴがはじまってもおかしくないのだけど、ほんの数ページ読み進めるともう雄々しい馬のイチモツが出てきては勢いよく精液をほとばしらせるのだからいろいろ台なしですね!
まいどさまざまな仕掛けを用いて動物♂×人間♀の禁断エロスを高らかに謳い上げてきたこの人が今回お送りするのは、作者いわく「ずっと避けていた」という学園もの。「バスターコミック」初出時はタイトルに星入りで「獣姦☆教室」と題され掲載されたそれは舞台設定を統一しつつ毎回ヒロイン交代のオムニバス構成。「良妻・妊女・賢母」がモットーのセレブな学園・高輪RP学院では男子生徒が全員「動物」で、逆に全員が「人間」の女子生徒がランダムで「獣姦委員」に選ばれ、発情した男子たちの性欲処理を義務づけられている。獣姦委員の証たる首輪をはめられた彼女らは強大なケダモノの力になすすべなく屈し衆人環視のなか容赦なく子宮にザーメンをぶちまけられるのだ。さまざまな立場の生徒にスポットを当てつつやがて生徒会メンバーや女教師までも餌食となるうちに物語は徐々に奇妙なこのシステムの真相へと迫ってゆくのだが……その結末は実際に読んでのお楽しみ。戦慄のフィナーレののち最後ふいにつけ足されたオチにはちょっと笑ってしまったのだけど、アレほんとに続編にしたらすげえなあw
この雄大な表題作および公開TV獣姦ショウの顛末を描く巻末短編「獣姦☆ケモザイル!!」のいずれも、チキコ作品であるからには期待を裏切ることなく多種多様なアニマルファックの万華鏡がどこまでも広がる。豚・馬・犬などの定番どころからバクだのトラだのヒグマだの、はたまた哺乳類ですらないホホジロザメなんて変わり種までが登場しJKまんこにひたすら種つけ三昧。むろん恒例のペダンティックな開設とともにアニマルペニスがいかにして効率的に子種をぶちこんでゆくかの一部始終がじっくりねっとりつむがれるのだ。小サイズながら骨のように固く子宮を貫くヒグマちんこ、40cmのデカブツが膣内でふくらみ貯めこんだ海水ごと射精するサメちんこ、1日5時間合計300回にわたり中田氏し続け絶倫ぶりを発揮のトラ/ライオンちんこetc.……これら驚異のケダモノコックに犯され恥も外聞もなく下品なアヘ顔さらしながら絶頂する少女たちの痴態を前にして人類たるぼくらは敗北感に見舞われること必至。
猛禽や珍獣にバックからのしかかられ下着を乱暴に破かれてたちまち秘部を無防備にさらけ出す少女たちは文字どおりの犠牲の羊だ。愛撫などなく即座に猛り狂う陽物を無理やり膣奥へ押しこまれ絶叫。しかしながら執拗にくり返される射精と強烈なその圧力にいつしか苦悶の表情は歓喜のそれへと変貌し、やがてグズグズのトロけ顔を見せつけながらハート目で四方八方へ淫語マシンガン。幾度となくザーメンを注入されその都度身をよじらせイキ狂うヒロインの子袋にいよいよシメの特濃孕み汁が雨あられと打ちつけられたその刹那、彼女らはヒトの尊厳を放棄し1匹のメスへと回帰してひとしきりケダモノの咆吼を発するのだ。
相も変わらぬヴァラエティ豊かな異種姦満漢全席をゲップが出るほどくり広げつつ人類女子の絶望からそれが歓喜へと変わる瞬間までをもヴィヴィッドにつむぎ出す人と獣のラヴゲームに酔いしれる1冊。ただでさえ風当たりの強い題材のうえ昨今は取り扱い停止を余儀なくされるサイトがあったり一部のブログサーヴィスでは「獣姦」がNGワード指定され記事書きすら不可能だったり(ウチとこのbloggerはそんな狭量な検閲してなくてほんとによかった)世知辛いご時世だが、可能ならばこうした圧力にめげず堂々とアニマルファック専科を貫いていただきたいもの。今回登場の動物たちのなかでは、背後から巨体でプレスしては銛のごとく膣内で特大ペニスを固定し孕むまでエンドレス中田氏のホホジロザメくんのえげつないセックスにすっかり目を奪われた次第。
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