2017-01-26

今宵のミンストレル・ショウ。

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-若月「巨女褐色淫魔」ジーウォーク ISBN:9784862976475
話△ 抜○ 消小 総合○

没落貴族の主人公と彼の召喚した巨体褐色淫魔たちとがさまざまな世界を股にかけながらくり広げる酒池肉林精液搾取シークエンス連作6本&巻末おまけ漫画+独立短編1本。エクストラサイズのド迫力褐色ガールズが大量に湧いて出ては短躯巨根男子のザーメンをありとあらゆる手段でしぼり取りまくりのハーレム具現化たる作者最新刊は通算6冊めにして当社からの第2弾コミックスだ。
かつてはティーアイネットの雑誌を主戦場として執筆していた人で、その時代の単行本をこちらでもいくつかレヴュらせてもらっている。しかしながらしばらく自分の観測範囲から姿を消していたものだから、その後も活動を継続しコミックスも刊行していたということを知らずまことに申しわけない限り。そういう事情で一昨年に同じジーウォークより発売の前作「淫靡な熟女の乳搾り。」は未入手であり、当ブログで評価の俎上に載せるのは2つ前の「GIANTESS」(2011年刊)以来およそ6年ぶりのこと。
ひさしぶりにこの作家のプロダクトに触れて、脳内の記憶と比べえらく作画が洗練されていて驚いた。大まかには一般青年誌系の範疇に属するその絵柄はキャリア初期にはおそろしく描線が粗っぽく、ときに人類とは思えないほどデッサンが崩れることもしばしばあったくらい。それがいくばくかのザックリ感を残しているとはいえしっかりとアタリがとれ無理のない造形がなされているのだからビックリですよ(プロの漫画家に対しえらく失礼なもの言いだけども)。だもんで表紙のみ見てのジャケ買いでも中身とのクオリティ格差はないから安心していいし、どうしても不安ならば出版社公式サイト内の新刊情報ページでサンプル画像の閲覧も可能だ。
さっそくページを手繰りまずは収録作の初出を確認してみると、なんと雑誌掲載のものではなく同人初出の作品をまとめたとのこと。冒頭に当該シリーズの基本設定と主要キャラ紹介が配置されており、若き没落貴族にして強大な魔力の持ち主である主人公・ルイスと、彼が誤って召喚したもののすっかりなついてしまった角出しとんがり耳巨女淫魔・リーゼの超身長差カップルを中心とする世界の大ざっぱな見取り図が同人版未体験の読者にもそれとわかる仕掛け。以後はなぜか淫魔たちがJKとして生活する世界をメイン舞台に突如運動会が始まったりいきなり海へ行ったり囚われの身となったり、ザッピングのように状況を移動しながら主人公のウハウハハーレムライフを逐次投入。長丁場ではあるけれど波瀾万丈の大河ドラマや伏線仕込みまくりの複雑な展開はなく場当たり的にシチュが切り替わってはサクサク進行するので(このへんは通常の商業連載と違い発表間隔が大幅に空く同人原稿ゆえの事情だろう)、逆に気負わずイージーにお話を堪能できるのがありがたい。
そして冒頭長編/巻末読み切りいずれにも共通する若月漫画最大の特色が完全女子主導型のエロシーン。ちんこはデカいけれど体格は貧弱でどこか受動的な男性サイドをビッグな体躯の女子連中が完全に見下しまるで子供をあやすみたいにもてあそぶ逆転の構図が全編にわたりくり広げられる。とりわけ本作ではガタイの格差が従来以上に強調され、まるで大人とペットの猿くらいに極端な身長差で描かれるので(むろん野郎側がちっちゃい方だ)、主人公の扱いときたらほとんどホビットか縫いぐるみ程度だ。いきなり全身をホールドされすみやかにちんこをまろび出されたのち好き勝手にいじくり倒されては精子ピュッピュッとしごき出されるのだから受け身願望男子諸君はたまりませんね!
見上げんばかりの雄大な淫魔の群れに囲まれてとらわれの少女のごとくおびえる男子をむんずと抱え上げ恥ずかしい部分を露出させてイイコイイコしつつ竿も弾もお口に含んでただちに第1ちんこ汁発射。休むいとまもなくこんどはドデカいヒップにまたがって暴れん棒を肉厚のビラビラにあてがったのち摩擦運動をスタートだ。窒息しそうなほど全身を巨大淫魔ボディに挟みこまれつつ必死に腰を使っては内へ外へと白濁をまき散らし、彼女らはそれを浴びるたびうっとりほおを紅潮させ絶頂。その後なおもしきりに射精をうながされては彼女らのお口へ前後の穴へ幾たびもザーメンの奔流をぶちまけ続けいつまでもご奉仕活動は止むことなし。
居並ぶ褐色アマゾネスたちに生殺与奪の権利を握られひたすら精液発射マシーンとして精励するほかない下克上シチュの応酬ながら、矮小な体躯に似合わぬ主人公の巨根絶倫設定と女子サイドが心底気持ちよさそうにイキまくるのとで男女逆転の構図にも屈辱的な色合いがないのはよいところ。極端にレンジの狭い性的嗜好の具現化であり受容のハードルはやたらと高いが、そこさえクリアすれほぼ全編巨体ヒロインズに精液ぶちまけ続けるだけという非常に合目的的な抜きツールとして活躍してくれるはず。淫魔というよりイマドキの黒ギャルっぽい彼女らの痴態を大いに堪能して特段に巨女スキーではない自分でさえもすっかり精巣のストックを枯渇させましたよ。

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