2017-01-24

本年度のスカイメイト。

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-肉そうきゅー。「催淫VRコントロール」ジーオーティー ISBN:9784814800148
話○ 抜○ 消小 総合○

コミュ障ヒキオタ主人公が世界を改変するスマホアプリの力でリア充に変身し手当たり次第に女を食い放題のハーレム満喫長編8話&描きおろしフルカラープロローグ+独立短編2本。生意気なアイツも高嶺の花のあの娘も催眠調教で自由自在に肉奴隷化しだらしないアヘ顔さらして絶頂の光景をたっぷりとお届けの作者最新刊は抜き物件としての通算10冊めにして本レーベルからの3rdコミックスだ。
デビューからしばらくはいまは亡き「コミックポプリクラブ」でもっぱら甘々イチャラヴを描いていたのが、当社刊の「コミックグレープ」へ主戦場を移してからというものすっかり作風をチェンジ。いまやダークエロス一辺倒となり男性側も健全安全好青年からキモメン専科へ変貌して画面全体から禍々しいオーラが発生しており壮観だ。そんなわけで一昨年秋に刊行の前単行本「犯る気スイッチ」に引き続き同じブランドから発売の今作も当然のとごく暗黒ファック一本やりでございますよ。ちなみにこちらで紹介する紙ヴァージョンのほかいち早く電子書籍版も同時リリースされているので、収納スペースにお困りの方や出先でもエロ漫画を堪能したい御仁はそちらをセレクトすべし。
ポップ&キュートなアニメ絵ベースの作画はキャリア初期からおおむね完成形で筆致は安定。巻末短編のみ「comicアンスリウム」、それ以外はグレープ掲載分を収録のこちらはいずれも直近2年以内に描かれた最新型肉そうきゅー。物件ゆえ全編にわたり表紙コンパチの端整な作画だ。
ポプリ時代は登場ヒロインをほぼハイティーン固定で展開していたが、こちらではもう少し上の年齢までフォローして多彩なニーズにお応え。妹に同級生、バイト先の同僚に大家さんやアイドルに至るまでさまざまなタイプのヒロインがぼくらを熱烈歓迎だ。ただ若い娘はむろんのこと年長さんでも10代同然の愛らしさでありアダルト感は希薄なので基本的に熟女嗜好の方向きではない。一方でボディデザインは明確にボンキュッボンのグラマラス寄りであり、おっぱいボイーンお尻ドドーンの肉感的な肢体描写が読者の股間を大いに励起せしめる。
グレープに来てからというもの、手がけるお話たちは問答無用の催眠調教系ばかり。とはいえそれを実現するための趣向はさまざまで、ストレートなMC凌辱の短編2本に加え冒頭からの長尺ものにして実質的なタイトル・チューンに相当の連載作品「Another Line」では対人レヴェルのみならず周辺世界まで作中のスマホアプリにより思うがままに改変してしまう大がかりなギミックを導入。いま主人公たちが生きている現実の外にある並行世界に起こりうる可能性の都合のいい部分をつまみ食いできる――とまあ少々ややこしい理屈だけど、要は自由に目の前の事象を操作できるのだ(アプリは見かけ上ゲームの体裁を採るので、資金をかせぎ強力なアイテムを入手するなどそれなりの攻略法は必要だけれども)。エロ漫画である本作では必然的にその矛先が女の子とのガチファックに直結するって寸法ですね。
1本あたり18ページ程度の比較的コンパクトな分量ながら、前置きなくすぐさま濡れ場突入が可能な物語構造ゆえエロシーンは質量とも充実。精神操作によりあっという間に発情してはドエロく乱れるヒロイン連中の淫乱まんこにゴリゴリ怒張をねじこみきゅんきゅん締めつける内奥の感触を楽しみながら中田氏三昧のワンダフルワールド実現だ。従来から定評のあるMっ気満点ケレン味たっぷりなおにゃのこ絶頂描写に加え、前作あたりから顕著になってきた白目剥きアヘ顔や淫語マシンガン連射など濃口のエロ演出がますます露骨になり、理性を完全に吹き飛ばし白痴じみた表情でセックスの快楽に没頭するヒロインズのはしたなさすぎる痴態を惜しみなく披露。
催眠の合図ひとつで、もしくはアイテムをサクッと発動させたのちすぐさま彼女ら瞳をうるませほおを紅潮させて速攻ヌレヌレ。自分からまんこおっ広げ挿入をおねだりの女子どものご要望どおりおもむろにシャフトをねじこめばたちまちハート目でエロワード乱射。肉厚のビラビラから派手に液汁をまき散らし未曾有の快感に全身を打ち震わせながら下品なイキ顔さらけ出すさまが淫猥でたまらない。前後の穴を責め立てられ屈辱的なポーズを取らされながらも脳髄を灼く刺戟にすっかりおかしくなり日本語にならない嬌声をまき散らしながらだらしなく気をやるエロメスどもの子宮いっぱいに最後たっぷりと白くねばつく液体を叩きつけ女体征服ミッションコンプリート。
精神操作系ハードコアファック路線も3冊めとなればすっかり板について、とりわけ完全に本能全開で下品にイキまくるアヘ顔演出の数々を見ているともういにしえの牧歌的なイチャラヴには戻れそうにない感じ。それでもまだキッパリと勧悪懲善にはなりきれず因果応報的ラストにするあたりには作者の逡巡がうかがえる。そう言いつつ個人的には以前のような甘口和姦ももたまには読みたかったり。だもんで冒頭長編の圧倒的な迫力に驚嘆しつつも巻末短編「陸上彼女のHなツボ」みたく催眠調教スタイルではあるものの邪悪テイストわりと薄めの作品の方に惹かれますか喃。

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