2017-11-23

今夜の人生すごろく。

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-神谷ズズ「すとろべりぃタイム」ワニマガジン社 ISBN:9784862695253
話○-△ 抜○ 消小 総合○

告白しては玉砕続きの主人公はオカルト女子の手引きで恋愛運アップに挑戦本編&フルカラーショート番外編+顔を合わせるたびケンカのバンド男女は突如身体が入れ替わってさあ大変本編&カラーイラスト+教え子ロリっ娘の性的軍事侵攻にカテキョ男子タジタジ本編&コスプレH後日談+独立短編8本。ムチムチボディの極上萌えガールズと熱く激しくイチャラヴ三昧の桃源郷実現な作者最新刊は成年向けコミックスとしての通算2冊めだ。
ポップ&ラヴリィなおそろしく訴求力の高いタッチでスウィートな恋愛模様をヴィヴィッドに描き出すキャッチーネスの固まりみたいなこの作家、じつは原作:ヒトマスモドル/作画:ズズの2人ユニット。そんな彼らが2014年に送り出したデビュー作「初恋カノジョ!」は言うまでもなく大好評で迎えられたわけだが、ますます隆盛というところで一般漫画に活動の主軸を移しエロのお仕事はいったんペンディング。前途を祝福しつつも正直複雑な気持ちを隠しきれないところだったのだけど、先ごろこの新刊リリースの報を目にして思わず小躍り。およそ3年半ぶりの放蕩息子の帰還はいつだって大歓迎ですよ。
にぎやかなフォント遣いや柔和な色合いに彩られた表紙/裏表紙に鎮座ましましているのは、ふんわり笑顔に反則級のグラマラスボディを標準装備のえっちな萌えっ娘連中。愛らしさと華やかさを兼ね備えた神谷ズズ特有の蠱惑的な絵柄は非成年連載を経由していっそう色艶を増した。今回収録の物件たちは数年前の「COMIC快楽天」掲載分と直近の「コミックゼロス」に載ったものとに大別され中間に若干ギャップがあるものの、巻末著者あとがきによれば過去作にかなりの加筆をほどこしているとのことで作画の新旧差はさほどなくクオリティは全編を通じ高値安定。いっしょの日に発売でありこちらでは先にレヴュった秋月伊槻と同じく出版社提供の作品紹介ページで内容見本やショップ購入特典を参照できるので、それらを確認したのち店舗へ向かうのをオススメ。
ヒロインの年齢層はハイティーン制服女子を中心にプラマイ数歳といったところだが、おこちゃまは当然のこともう大人にさしかかろうとする娘まで10代前半でも通りそうなとびきり幼い顔立ち。それでいてごくわずかの例外を除けばばいんばいんのド迫力バストに安産間違いなしのビッグなお尻が付属するという童顔巨乳好きにとってのパラダイス到来だ。そうした基本造形を通底に据えつつも性格描写のみならず髪型や着衣までも細かく違えヒロインたちの差別化をキッチリ創出する神谷ズズマジックにより誰もがお気に入りの女子を見つけられることだろう。
帯訴求コピーで高らかに「純愛系18禁マンガ」と謳うように、そのスウィートな絵柄にふさわしい甘々タイマンラヴ(1本のみハーレムあり)が頭からシッポまでみっちり。同級生に先輩後輩、親族に活動仲間や師弟関係など十人十色のカップルたちが互い想いあう気持ちを爆発させ永遠の契りを交わすのだ。ほんのわずか不穏な背景をのぞかせるお話もあるけれど総体的な明朗快活イチャイチャの印象を崩すものではない。昔の快楽天編集が作家に異様なほどタイトなページ構成を強いていた影響で旧作のいくつかがやたらと窮屈な話運びに見えるのはもったいないが、ワン・アイディアをテンポよく進行させ上手にオチへつなげる流れるような展開は気持ちのいいもの。
作品自体のヴォリュームがさほどないのと起承転結キッチリ物語を転がすストーリー優先の構成ゆえ濡れ場は充分に確保しつつもハイカロリーとまでは言えない部類。とはいえ恋する男子女子が高揚する感情のままにラヴワードを叫び交わしタイトに抱き合いながら両者絶頂の熱っぽい情交がなんともグッとくるのですよ。汗と涙とヨダレと愛液とが豊満ボディをしとどに濡らすなかステディな彼にしがみつき好き好き連呼しながら昇天のハート満載ファックに読み手の心はほっこり股間はモッコリ。
当初ぎこちなかった2人もそれぞれ本当の想いに気づいてからはフォーリンラヴ一直線。ねっとり舌をからめ互いの体躯をむさぼるように舐め合いながら体躯を重ね褥へとくずおれてゆく。ドドーンと盛られた特大の早急に顔を埋め敏感な部分を刺戟するたび室内が甘い吐息でみたされいっそう興奮を励起せしめるのだ。準備万端の秘密の花園へただちに怒張をねじこみ粘膜どうしを執拗にこすり上げながら両者ケダモノじみた情欲を全開。全身汗みずくになりながら最愛の相手にギュッと抱きつき愛の言葉を怒濤のごとくあふれさせてはイキ狂うさまがエロティックでたまらない。いよいよ感極まり日本語にならない咆吼を放ちながら昇りつめてゆく彼女の子袋いっぱいにザーメンの奔流を叩きつけ性の饗宴にもようやくエンドマーク。
とびきりの美少女たちとしっとり抱き合い精根尽き果てるまで愛を交わすハッピーエロス絨毯爆撃を過剰摂取して読んでるこちらまですっかり幸福感に満たされること請け合い。昨今は徐々にエロ執筆ペースも回復してきており、シルキー&ラヴリィな萌えイチャラヴの旗手としての全面的なカムバックも大いに期待したいところだ。童顔巨乳女子大好きっ漢の俺としてはどのお話でもご満悦であり感謝感激雨あられなのだけど、なかでも凜とした先輩女子へ後輩君は意を決し想いを伝えて……の「ラブダイブ」と、愛し合いながらも引き離された兄妹が久しぶりの逢瀬に熱く燃えあがり「さくらイマジネーション」がとりわけお気に入り。

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