2017-11-26

今年度のファンフェスティヴァル。

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-龍牙翔「援交中!」コスミック出版 ISBN:9784774731612
話○ 抜○-△ 消中 総合△

出会い系サイト経由でえっちしちゃったあの娘が実の姪とわかりさあ大変表題作長編全8話。萌え萌え童顔巨乳女子が覚えたての快感に没頭し絶品トロ顔披露しながらイキ放題の眼福すぎる光景を読者の脳裡へ絨毯爆撃の作者最新刊は新作成年向けコミックスとしての通算12冊めだ。
自分が恒常的に商業エロ漫画を読みつけるようになったころにはすでにデビューを飾っていた業界きってのヴェテランだが、2010年代に入ってからは別メディアや薄い本中心の活動となって正直記憶が消えかかっていた人。それが今年春に復刊された往年の萌えエロ漫画誌「YOUNGキュン!」でいきなり巻頭を飾り連載スタートしたものだからなつかしさのあまり定期購読まで開始してしまった。もっとも売れ行きがかんばしくなかったのかあっという間に同誌はフェイドアウトしてしまったのだけど、ともあれ再度シーンの最前線に復帰してくれてうれしい限り。コミックスの方も堰を切ったようにリリースがはじまって、当初の旧作再録連発から今年7月に上梓された前単行本「彼女とH」では従来未収録の作品を並べた新作となってこちらでもレヴュらせてもらった。そんな前作から5ヵ月とかなり短いインターヴァルでうれしい再会である(ただ当初はもっと発売予定が早かったのだけれども)。
前作レヴュウでも触れたとおり、90年代~ゼロ年代テイストの古き良きエロゲ絵的タッチが俺にとって龍牙翔のパブリック・イメージ。しかしながら今作表紙絵は一転すっかりいま風の絵柄になっており、未収録作落ち穂拾いで新旧混在だった前の本とは違い中身もカヴァーと完全互換の作画だ。さすがに最新流行とは言わないまでも充分に第一線で戦えるヴィジュアルで、このへんの驚異的な適応ぶりはさすがこの生き馬の目を抜く萌え絵界隈で長年生き残っているツワモノの証。
読み切りもしくは数本構成の短いお話の集合体だった前単行本から全編まるごとの長尺ものとなったことで抜き担当キャラはわずか3名の少数精鋭となる。10代1名/20代2名からなる彼女らはしかしながらいずれもラヴリィフェイスにばいんばいんバストの造形で共通しており、年長勢は多少大人びたルックスに描かれているとはいえ外観の差異はあまりない。いずれにせよ龍牙翔特有のうさんくさいほどに優美でハリのある美巨乳をこのように大量供給してもらえば自分はなにひとつ文句などございません。
このタイトル・チューン、じつは中盤まで連載が進んだところでYOUNGキュン休刊となったため以後は80ページあまりを単行本用に描きおろしたとのこと。雑誌掲載分の稿料も入らないのにまことにお疲れさまとしか言いようがないが、中断せず描き進んだことで長編ラヴストーリーとしてキッチリまとまった。少し前にフラれて以来ひと恋しさのつのる会社員・松本高雄(まつもとたかお)。後腐れない関係を望み友人の紹介で出会い系サイトに登録し会う約束をした女の子と首尾よくホテルでイチャつきはじめたものの、ふと落ちた学生証から彼女が長年会っていなかった姪っ子・千夏(ちなつ)と判明しビックリ仰天。さすがに気まずく思う彼に対し千夏の方から積極的にアプローチをかけてきて結局そのまま犯ってしまいました……てな具合に物語がスタート。以後も会うたびデートだHだと関係を深めてゆく2人を中心に、高雄に好意を寄せる同僚女子やひょっこり戻ってきた元カノも参戦して恋のレースはますます混戦。やがては修羅場も差しはさみさてその決着は!?……とそのあとの顛末は君自身が確認してみよう。かくのごとく波瀾万丈のドラマを一貫して明るくテンポよく描ききり読後感はスッキリ爽快。
1話あたり20-24ページの平均的な分量でエロシーン支配率も極端に高いわけではないけれどそこは大御所の貫禄、効果的な濡れ場演出の数々で行為を盛り上げフィニッシュまで読み手の高揚を誘導する。とりわけ猛り狂う男性器とぷっくり充血した女性器とがガッチリはまり合いいやらしく粘液をほとばしらせながらストロークをくり返す結合ピストン部を複数の視点で追い逐一クローズアップするコマ割りがおそろしく秀逸だ。ここに近年加わったヒロイン絶頂時のハート目嬌声マシンガン描写もまたキュートながらもドエロくて、読者の精嚢のストックも枯渇すること必至。
女子サイドから積極的に股間へしゃぶりつきビッグコックを舐めまわして即座に先走り汁を搾取。ほおを上気させ瞳をうるませながら前人未踏の蜜壷を押し開きレッドスネークカモン態勢の彼女へいきり立つ怒張を挿入だ。激しく内奥を貫くたび愛液が糸を引きしずくを垂らしながら呼吸を荒げ未曾有の快感に体躯をよじらせるさまが淫猥でたまらない。ビッグバストをブリブリ揺らし小刻みに甘い吐息をもらしながら昇りつめてゆくドスケベヒロインズの内へ外へと熱い白濁のほとばしりをぶちまける。
とまあ最新トレンドに追随すべくアップデートを果たした作画でもってこれまで以上に蠱惑的なエロシーン絨毯爆撃と重鎮ならではの高い完成度を誇るのだけど、膣内射精じゃないと死んじゃう病の自分はあまりにも外出しやゴムつきフィニッシュ含有量が多すぎて股間が萎え萎えになってしまい採点をマイナス。とりわけようやくお互い想う気持ちを確かめあい真に結ばれるクライマックスの話において最後ぶっかけで終了したのにはストーリー進行上の要請とはいえ思わず「えーーーーーーッ!!?(©漫☆画太郎) 妊娠上等ガッツリ膣内射精エンドのエロ漫画ファンタシーこそが男のロマンであり正義だろ!!!!」と深く落胆してしまった(作者さま本当にすいません)。とはいえ俺みたくキチガイじみた中田氏原理主義者でなければ萌え萌えな絵柄に充実のファックで相応にユースフルかと。惜しくもキュン!はお亡くなりになったものの、今後も当版元のみならず各種の雑誌媒体で定期的に執筆を続けてもらえれば重畳きわまりない。今作ヒロインズ3人衆のなかでは他の2人を差し置き圧倒的に主演女優たるロリ顔巨乳JK・千夏たんが超絶メチャシコで(それだけに彼女へ生ナカザーメン斉射が1回だけなのはまことに惜しい)、あどけないお顔を覚えたての快感によりメスのそれへと変貌させ大胆にイキ狂う彼女の痴態で愚息も大忙しですよ。

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