2018-02-27

今晩の透視画法。

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-OKINA「秘蜜 ティアドロップス」メディアックス ISBN:9784866745084
話○ 抜○ 消小 総合○

いたいけなニンフェットたちの自由を奪い彼女らの意志などおかまいなしに凌辱調教フルコース短編全9本。清楚な出で立ちのか弱い少女たちが男どものよこしまな情欲の犠牲となり幼きセックス奴隷へと仕立てられてゆくまでの一部始終をじっくりねっとりお届けの作者最新刊は通算4冊めのコミックスにして当レーベルからの初見参だ。
商業活動がもっとも盛んだった時期がけっこう古いので最近になりエロ漫画を読みはじめたビギナーには認知度が低いかも知れないが、すでに前世紀には執筆を開始していた超のつくヴェテラン。現在では男性向け成年コミックから撤退している笠倉出版社から上梓されたデビュー作「Vanishing P」(1998年刊)にお世話になって以来自分もその動向をマークし続けていたのだけれど、ここ数年はほぼ同人オンリーになりしばらく消息を見失っていたところ。それが最近になり一水社の「comic MateL」でみごとに復帰を果たし順調にストックもたまって茜新社より2008年に刊行の前単行本「禁談の幼声」からじつに10年近くのブランクを経ての華麗なカムバック。ちなみに出版社サイトの新刊情報ページにはサンプルがなく表紙画像のみなのだが、書誌情報は充実しており収録作一覧もあるので購入前に立ち寄っておくといいかも。
表紙画像を見るに陰鬱さただよう翳りのある雰囲気はともかくその絵柄のきわ立つキュートネスはキャリア20年超の古参とは思えないエヴァーグリーン級のそれ。黒目がちの大きな瞳をいつも潤ませ眉にはほのかにしわを寄せて憂いを帯びる少女らの顔立ちがなんとも嗜虐心をそそるのだ。残念ながら収録作の初出記載がどこにもないが検索するにおそらくは2014年末のMateLリニューアル以降の執筆物件がまとまっているはずで全編にわたりクオリティは高値安定。
さて、以前からOKINA作品に親しんでいるオールド・ファンなら今作のカヴァーイラストを見て即座に違和感を抱くはず。というのも従来はガチロリ、それもペドに相当する年齢からせいぜいランドセル世代前半くらいまでしか描かなかったこの人がほのかに盛り上がった双丘をチラ見させた制服JCとおぼしき少女を表紙に登場させているのだ。中身の著者あとがきでも「いつもより少し年齢高め」と述べているように意図的な構成のようで、たしかに女の子はみなカッチリとしたブレザーだのセーラーだのを着こなし華奢ながらそれなりに起伏のある体型となっている。とはいえそこは元来つるぺた専科の人、多少おっぱいを増量したとはいえ甘食級からがんばっても肉まんクラスで世間的にはせいぜい並乳の範疇でしかない。個人的にはいっそ開き直ってロリ巨乳づくしにでもしてもらいたかったけれど、完全フルフラット貧乳じゃなきゃ絶対許さん!というOKINA原理主義者の反発を少しでも抑えようとするとこれが妥協点か。
一方でストーリーラインはもう長いこと変わらぬ問答無用凌辱調教ハードコアエロス満漢全席で古参読者も安心。本番へ至るまでの展開にいくらかヴァリエイションはあるものの、最終的にはなんの罪もないいたいけな美少女が歪んだ欲望の犠牲となり、あるいは権力に屈し純潔を散らされるのだ。身寄りのない褐色っ娘は引き取られた異国で家族全員の性玩具にされ、従弟の狂った愛情の犠牲となり全身を蹂躙される少女の運命は悲劇的な末路を迎え、変態彼氏の命令でヒロインはろくに知らない童貞連中の慰みものとなってetc……。まったく救いレスのバッドエンドか女の子側がいくらかの諦念はあれど状況を受け入れるかの差異はあるけれど、結局のところ彼女らはただ男どもの性欲処理の道具へと成り果てていつまでも絶えることなく薄汚いザーメンを小さな子宮に注がれ続ける定めなのですよ。
必然的に行為内容は女の子側の合意などいっさいない完全無欠の強姦輪姦フルコースで、1本あたり20-24ページのそう多くない容量の大半がおにゃのこ連中の壮絶な受難劇に割かれており濡れ場密度はかなり高い。大半の作品ではヒロイン側が快楽堕ちなどして気持ちよさに身をよじらせることすらなく、狭隘な膣内を無理やり怒張でこじ開けられてはひたすら苦痛と恥辱に顔を歪め悲壮な叫びをまき散らす凄惨な構図が貫徹される。加えてSMティックな身体拘束や精神/肉体双方にわたる陰惨な責めプレイが随所に用いられ、なかには使いものにならなくなるレヴェルで膣口を拡張され最後に首を絞められて別の意味で昇天しちゃう娘までいるのだから彼女らにとってはまったく災難以外のなにものでもないですな。
信頼していた大人に裏切られ、あるいは暴走する若い欲望の犠牲となって、スケープ・ゴートたる少女たちは未成熟な肢体をよこしまな肉欲のもとことごとく犯され穢されるのだ。伊まだ男を知らない秘密の花園はいとも簡単にシャフトの侵入を許し、柔肉を無理やり拡張されて彼女は未曾有の痛みに涙を振りしぼる。無慈悲な獣たちの猛り狂う性欲はいっさいの休息を許さずに引き続き男根を上下のお口へ無造作にぶちこまれ内も外も白濁に染められて収まりきれないほとばしりは逆流するまま。望みもしないのに淫売さながらの充血した女性器へと作り替えられてなおヒロインの子宮の奥は無数のザーメンを叩きつけられ続け粘膜の1枚1枚まで精液漬けにされる。
愛らしいお顔を屈辱にゆがめながら女子みなエンドレス強姦輪姦の地獄絵図がいつもより少しだけ成長した年齢でくり広げられる、イチャラヴ大好きっ漢には速攻で回れ右推奨のハードコアエロス絨毯爆撃。題材がヤバすぎてこれだけ経験豊富なのに執筆媒体には恵まれない人だけど、さまざまな困難を乗り越え無事単行本刊行までこぎ着けたことにまずは乾杯しよう。古くからの愛読者の方はバスト増量に異を唱える向きもあるかと思うが、実際に読んでみれば作品全体を貫くテイストにはなんら変化ないとわかるはずだ。これが売れてくれて次回作も出そうかという話になってくれることを心底願う次第。このたび収録の物語たちのなかでは、両親を亡くしはるか遠く日本の家庭へ引き取られた翠眼褐色美少女が義兄/義父/義祖父3世代にわたり犯され続け毎朝毎晩中田氏され放題「淫魔の住む家」と、元気いっぱい従姉に懸想していた少年がその歪んだ情欲を彼女へ向け取り返しのつかないほど肢体を酷使して「死んでお詫びします。」の比較的おっぱい大きめヒロイン登場2作品が私的フェイヴァリット。

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