2018-04-26

今晩のサニーサイド・アップ。

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-あきのそら「姉季折々」ワニマガジン社 ISBN:9784862695550
話○-△ 抜◎-○ 消小 総合○

異世界から次々と美人姉妹たちが降ってきては主人公のちんこから精液しぼり取りまくり表題作中編4話&インターミッション&描きおろし後日談+独立短編3本。ウハウハハーレム&ベタ甘タイマンラヴの合わせ技で読者の心と股間と両方ほっこりの作者最新刊は通算4冊めのコミックスだ。なおこの綴りでタイトルは「しきおりおり」と読ませます。
デビューからコンスタントに雑誌掲載を積み重ねているうち徐々に扱いがよくなりいまではときに表紙もまかされる立派な看板作家へと成長した商業エロ漫画家としてのある種の理想型。現在も当社の書店売り誌「コミックゼロス」を本拠に堅実な活動を続けるほか、最近ではラノベの挿絵担当も手がけて順風満帆のお仕事ぶりである。そんなわけでストックの蓄積もきわめて順調であり、前単行本「笑顔を咲かせて」刊行から1年数ヵ月のわりかし早いサイクルでの新作リリースとあいなった次第。
見るからに華やかな売れ線まっしぐらのタッチがなんといってもキャリア初期からの最大の武器だ。あふれ出るキャッチーネスはそのままに昨今はデッサンも安定しトーンワークもますます緻密になってと全般的な底上げがなされている。とりわけお肌のもっちり吸いつくような質感はあきのそらの専売特許と称すべきもので息を呑むような美しさ。収録作すべて2016年以降のゼロス掲載分と最新原稿ばかりゆえ完成度の高さは折り紙つきだ。むろん当版元恒例のコミックス情報ページでサンプル画像をおがめるので、あきのそら未体験の方はまずまっ先にそちらのチェックを。
既刊3冊といささか傾向が異なるのが登場ヒロインのプロファイル。従来は制服世代のキュートフェイス/ビッグバスト女子が圧倒的多数だったのだけど、今回はまず異世界ものの巻頭連作で年齢不詳ながら顔立ちや乳サイズにかなり幅のある女子4人を投下するほか、後半部の読み切り群では思いきってちっぱいティーンばかりを送りこんできた。もとより爆乳描きではなくささやかな盛りの女の子もそこそこ存在していたとはいえ、全般的にずいぶん双丘の総面積が減少した感じ。もっともその点を除けば個性豊かなキャラメイクに思わずギュッと抱きしめたくなるコケティッシュな言動という具合にあきのそらヒロインならではの魅力は不変。
一方でストーリーラインの方はいささかダークエッジな物語を刻んだ前作に対し明確にライト路線へと回帰した。とりわけ冒頭からのタイトル・チューンでは意図的にお気楽ハーレムの構図を用い、ときとしてご都合主義もいとわないモテモテ酒池肉林を具現化する。ショタ風味絶倫主人公のもとへ異世界から突如4人の姉妹たちがやって来ては精力補給の名目のことセックスにいそしむというベタな初期設定もすごいが、彼女らとの遭遇シーンがいずれも主人公のちんこへ未体験まんこをダイヴさせ出会って即処女喪失というムチャ振り×4人分リピートにちょっと笑ってしまった。最年長なのに見た目ちびっ娘さながらのロリババァ長女(微乳)/フェロモンダダ漏れオネーサマの次女(爆乳)/高貴なお嬢さまとしての側面をクローズアップする正統派の三女(巨乳)/露骨なツンデレの四女(並乳)と属性の割り振りも絶妙で、読者も頭を空っぽにして彼女らとの熱っぽい交合に没入できる仕掛け。そして後半部の短編たちはまさにメイド・イン・あきのそら極上ラヴコメ見参といった趣で、妹や幼なじみとのスウィートな純愛模様の横溢ぶりにこっちまで赤面ですよ。
しかしながら今回もっとも驚かされたのがエロシーンそれ自体。1本あたり18-30ページと分量に幅はあるが、いずれもこれまで以上に濡れ場支配率は高くファックはやたらと濃密だ。とりわけあえてテンプレ設定を貫き徹底的に実用志向へ振った表題作はあきのそら作品として画期。この作家特有のもっちりした女体が画面狭しと入り乱れるすさまじい光景が頭からシッポまでみっちり充填され読んでるだけでゲップが出そう。加えて子宮の奥までハードに怒張をねじこむ性器結合断面の充実ぶりは白眉で、グイグイ男根を押しこむたび膣内や子宮が激しく変形し狭間から大量の分泌物が噴き出すダイナミックな作画が勃起中枢をおそろしいほどに励起せしめて止まない。
目の前に蠱惑的な肢体が並べば男子たるもの据え膳を頂戴せんと即座にルパンダイヴ。艶めくボディをすでに押し開いて彼女らの方も受け入れ態勢は万全だ。肉厚の淫裂を暴れん棒でこじ開けゆっくりと差し入れて性器どうしの真剣勝負をスタート。強烈な締めつけを感じながらもそれに抗し激しく内奥を突き上げればたちまち女子ども瞳をうるませ呼吸を荒げてメスの顔だ。全身汗みずくになりながらイキ狂う女たちに代わる代わるシャフトを突きつけ姉妹まんこにくり返し熱い白濁を流しこみ性の饗宴はいつまでも続く。
最終的には幸福な結末を迎えるとはいえ中途にかなりエグい展開をはさんだ前作に比し、シンプルな進行かつきわめて快楽オリエンテッドな造りのこちらは読み手に対するハードルが圧倒的に低いことは間違いない。そのぶん物語的コクは希薄になったが、強力無比な性交シーンによりあきのそら作品としてはもっともユースフルに仕上がった。個人的にはちっぱい率増加で一部キャラではやや股間の角度が下がったものの、そのへんは嗜好の問題なので微乳スキーならむしろ評価5割増しで。そんな俺なのでむろん今回の最シコキャラは表題作の実質的メインヒロインであり第1話から連続膣内射精でド派手に絶頂の金髪碧眼巨乳お嬢さま・プリムラさんですよ。

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