2018-05-21

本年度の最多登板。

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-ふくまーや「ふわとろ」ワニマガジン社 ISBN:9784862695611
話○ 抜○ 消小 総合○

みっちみち豊満ボディをフル活用しキュートガールズ&レディースがダイナミックにイキまくり短編9本+巻末描きおろし漫画。多種多様なカップリングの彼氏彼女のスウィートなラヴ模様に乗っかりむっちり女子連中のド派手な痴態をたっぷりとメガ盛りの作者最新刊は通算2冊めのコミックスにして本レーベルからの初見参だ。
この作家とのファーストコンタクトは2015年にジーウォークより上梓された処女単行本「めがもり!」でのこと。マイナーな版元からの発売で書店での扱いもけっしてよいとは言えなかったが、いくらか荒削りながらもたしかに光るものがありその存在をクッキリと脳裡へ刻んだものだ。そのコミックスが出てからしばらくしてワニマガジン社の「COMIC失楽天」で執筆を開始したと知り、やはり同社の辣腕編集は隅々までスカウトの目を光らせているのだと驚嘆した次第。その後順調にストックもたまりこうして無事2nd Editionのお出ましである。
やや太めの描線で明快につむがれるスッキリ系の絵柄は勢いを感じさせ好感度の高いもの。ワニマガ編集スタッフが伝統的に好む画力炸裂系のそれとは少しラインが異なるけれど、適度に情報量を加減した見やすいヴィジュアルは誰にでも受容しやすい。描きおろしパートを除きすべて2016-18年にかけての掲載分となる収録作たちはよく見ると直近執筆のものほど画面のコントラストが明確になりいっそうメリハリがついて、この作家の着実な成長ぶりがうかがえる。なおワニマガ恒例の単行本情報ページからサンプル画像がおがめるので、ふくまーや初挑戦の方は先にそちらのチェックをば。
このたび我々の股間の愉悦に貢献してくれる女性陣はおおむね10代後半~20代入りたてのゴールデンエイジ。1名のみかなり年長設定のヒロインが存在するものの彼女もルックス的にはティーン同然ゆえ熟女スキーの方には回れ右推奨。むろんお歳を問わずみなさんド迫力バスト&安産型巨尻の雄大な体躯をお持ちで……と言いたいところだけど、プランパー同然のどすこい体型ぞろいだった前作に比べると豊満なのは間違いないものの心持ちぽっちゃり度が減退した感じ。このへんはメジャー誌掲載ということでいくらか作者の趣味嗜好を自重したのかも知れないが人によって評価の分かれる部分かも。個人的にはこれくらいのボディバランスの方が好みなのでぜんぜんOKです。
物語傾向はオーソドックスな甘口エロスで統一され、幼なじみだの先輩後輩だの親族同士だの師弟関係だの多種多様なカップルたちのイチャイチャぶりをたっぷり摂取だ。女の子連中がみなひとクセありそうな性格で、そんな彼女らが彼氏or友だち以上恋人未満の男性陣をグイグイ牽引するタイプの明るく楽しくちょっとアホな、でも最後はしっとりのラヴコメ仕立てが中心。こちらも体型同様に個性豊かなヒロインたちの言動からともすればエキセントリックにも思えた部分を是正して万人向けの明朗快活な造形に仕上げてあり、その洗練ぶりに感心するとともに編集サイドからの干渉も多々あるのではとつい疑ってみたり。いずれにせよすべて1on1の熱烈ラヴ&ハッピー/コミカルオチと読後感はまことに良好で、ふくまーや特有の流れるようなダイアローグやテンポよく進行するストーリーテリングに没入するうち日々の鬱屈などたちどころに霧散すること必定だ。
1本あたりほぼ20ページ平均のややタイトな分量ながら、おにゃのこ連中の重量感あふれる肢体が画面狭しと躍動する濡れ場はなかなかの迫力。日常パート同様に女子サイドから積極的に行為を主導し上下のお口でモリモリちんこをくわえて精液搾取だ。着衣H専科で裸体が少々出し惜しみぎみなのはもったいないけど、性器結合部をしっかりとクローズアップしヒロインたちのクルクル変わる表情にフォーカシングして彼女らが心底気持ちよさげにイキまくる華やかな光景をじっくりねっとり伝えてくれる。むろんその巨大な双丘は思う存分まさぐられ先端をいじくり倒されては派手に振動してとまことに眼福ですね!
軽口をたたき合う2人もいつしかムードに流され熱愛モード突入。キョドる男子側をよそに女の子の方はみずから彼の股間へしゃぶりつきさっそくご奉仕をスタートだ。根元から先端にかけじっくり舌を這わせたのち亀頭全体を舐めあげて先走り汁を確保。休憩など許さずこんどは自分から蜜壷を押し開き屹立したシャフトへゆっくり腰を沈める。粘膜どうしハードに摩擦し合うたび目の前のエクストララージバストは前後左右に激しく揺れまことに壮観。体位を変え角度を違えながら執拗に抽送をくり返すうち彼女はほおを紅潮させ瞳をうるませながらこみ上げる快感に豊かな体躯を打ち震わせるのだ。がっつくように舌先を絡めあいギュッと抱きつながら昇りつめてゆくヒロインのドスケベまんこめがけ最後に特濃ザーメンの奔流を怒濤のごとく打ちつけフィニッシュ。
極端すぎるぽっちゃり体型はいくらかスマートになり(メガ盛り→大盛りくらい?)、少々やりすぎ感のあったヒロイン造形はだいぶ普遍的になってと、失楽天移籍でその強烈な個性は誌面に合わせソフィスティケイトされた。それでもふくまーや独自のちょっと変な女子連中の言動やオフビートな物語展開は健在だし、あーだこーだ言いつつも最後はしっぽり結ばれる恋愛密度のより高まった作劇にニヤニヤが止まりませんよ。ベースラインは今後もこのまま保持しつつ、徐々にまたこの人ならではのエグ味も加わっていけばいいのかなと思いながら推移を見守る次第。あとひとつだけ文句を言わせてもらえば失楽天初登場だった爆乳短髪図書委員さんのお話が入ってなかったのは憤懣やるかたないので、次回作にはぜひリヴェンジ収録を。今回のお話いずれも楽しく読み大いに息子を使役したが、なかでもクソ生意気でからかい上手なショートヘア眼鏡っ娘後輩ちゃんの性的軍事侵攻に主人公は無条件降伏「きゃんと すとっぷ」と、オカルトマニアな同級生女子の部屋で2人きりの上映会&成り行きHの「未体験ゾーン」がことのほかお気に入り。

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