-鬼束直「あんだーとう」茜新社 ISBN:9784863497139
話○ 抜○ 消小 総合○
実妹のえっちな部分をじっくり開発本編&いよいよちんこ挿入続編+独立短編6本。どこにでもいるようなタイプのちびっ娘連中の華奢な肢体に密着しながら狭隘な膣内にガッツリ特濃ザーメン注入のすばらしき世界が具現化の作者最新刊は通算7冊めのコミックスだ。なおいつものように当レーベルの物件は絶賛アマゾン八分中ゆえ、書籍情報のリンクはまんが王のサイトへ。
定期購読を中止してからというもの日本一のロリ漫画誌「COMIC LO」に集う執筆陣と自分はすっかり縁遠くなってしまったのだけど、デビュー作以来買い続けているこの人のブランニューな物件が出るとなれば話は別だ。引き続き寡作ながらも安定した作品執筆ペースで、前単行本「いもーてぃぶ」刊行から2年ちょっとと通常営業での新刊リリースである。なお版元提供のコミックス情報ページから書誌データやウェブ通販へのリンクが参照可能なので、そちら経由で購入するのもよろしいかと。
2次元的キュートネスと3次元的リアリティとをほどよく混淆させた独自のタッチがキャリア初期からの特徴だけれど、ここ数年はより写実方向に寄せてきている感じ。そのぶん漫画ならではのふわっとした雰囲気は薄れてきているのだが、リアル絵ロリ作家が減ってきている昨今は逆にこれこそが武器になるのかも。例によってLO編集部は収録作の初出を明記してくれないもののおそらくは前作刊行後の執筆分のはずで、表紙にグッと来て衝動買いした方の期待を裏切るようなことはない。
鬼束直作品であるからには当然のごとくヒロインみなランドセル世代のちびっ娘オンリー。ちんまい体躯は完全フルフラットからだんだん起伏が判別できるようになってきてといままさに発展途上だ。ガキっぽさから徐々に少女らしさが目立つようになってきた、そんなお年ごろのニンフェットを描かせると業界でも屈指だろう。あまり瞳を大きく描かずややフラットな顔立ちはいかにもモンゴロイドという様相で、それがじつにリアルな存在感をかもし出すのだ。そのぶんときおり美人の範疇から外れる女の子も登場させて我々をビックリさせるのだが、この新刊はみんなラヴリィフェイスでよろしゅうございますね。
昨今はおおむね1on1の甘エロが作劇のベースで、本作でも基本的にはそれを踏襲する。昔から兄妹ネタを得意とする人で今回もそれがいちばん多いのだけど、そのほかに娘だったり妹の友だちだったり赤の他人だったりいろんなカップリングを配置。他愛ないやりとりが中心のコミカルな作品主体で口当たり良好なものの、1本だけ以前描いていたようなダークなオチのお話が入っていて少々驚いた。とはいえ陰惨なものではないし量的にも全体の空気を変えるにはささやかであるのでトータルでの読後感を損なうようなことはない。壮大なスケールだとか波瀾万丈の展開などとは無縁のささやかな日常のなかくり広げられるなんでもない会話のやりとりから次第に2人の間にエロいアトモスフィアがかもし出されてゆく、その微妙な関係性の変化をつむがせると天下一品。
なにげないダイアローグの延長からはじまるエロシーンはファックさなかの場面だけを抜き出すとじつはそれほど多くないのだけど、前述した巧みなお話運びのおかげで前戯から本番突入までのちょっとした間合いまでもが淫靡に感じられる。加えて写実感を増した作画のおかげで少女が必死に大人ちんこをほおばるさまや聖なるタテスジへ男根がメリメリねじこまれてゆく光景がむやみやたらとエロっちい。そして性器どうしの真剣勝負を開始するやいなやコンパクトな四肢を抱えこまれ未曾有の快感にイキ狂うおにゃのこの痴態がさまざまなアングルでピックアップされ読み手の興奮を効果的に励起せしめる。アンアン甘い嬌声をばらまくヒロインはたっぷりとザーメンの奔流を流しこまれたのちも布団に横たわり呼吸を荒げたまま行為の余韻にひたるのだ。
無邪気なじゃれ合いからいつの間にか2人してその気になって彼女の着衣をずらしちんまいボディをあらわにする。ときおり素の会話に戻りながらも指や舌先は敏感な部分へと這いまわり、執拗にそこを刺戟されて少女の身体は熱を帯びてゆくのだ。すっかり顔を火照らせ発情モードの彼女は自分からうるんだ蜜壷を押し広げ準備万端。狭隘な内部を屹立したシャフトでこじ開けゆっくり抽送を開始すると未成熟な柔肉がキュッと収縮し吸いついてくる。激しくストロークを刻むたび全身をビクつかせ小刻みにエロワードを放つさまに興奮しきり。いよいよ感極まりタイトに抱きついてくるおにゃのこのロリまんこめがけ最後に怒濤の勢いで濃厚白濁液をプレゼント。
自分は昨今おっぱいづいてしまってつるぺた漫画はすっかりご無沙汰だったのだけれど、やはりメイド・イン・鬼束直の存在感あふれるロリっ娘たちは非常にいいものですなあ。現在のLOにあってはメインストリームの存在ではないだろうけど、ありふれた生活のなかからふとエロスが匂い立つその瞬間を活写することにかけてはいまだに同誌で右に出るもののない作家だと思う。引き続きマイペースに良作を生み出し続けていただきたいもの。このたび収録の物件中では、唯一の連作であり兄妹カップルがようやく結ばれるまでの一部始終を詳細に描き出す「emotive」/「emotive ほんばん!」と、1週間のショートステイの間に従妹と親密度を深めてゆき最後は熱愛ナマ中田氏の「like a cat」が最愛。
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