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2018-06-27

今宵の南洋幻想。

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-鬼束直「あんだーとう」茜新社 ISBN:9784863497139
話○ 抜○ 消小 総合○

実妹のえっちな部分をじっくり開発本編&いよいよちんこ挿入続編+独立短編6本。どこにでもいるようなタイプのちびっ娘連中の華奢な肢体に密着しながら狭隘な膣内にガッツリ特濃ザーメン注入のすばらしき世界が具現化の作者最新刊は通算7冊めのコミックスだ。なおいつものように当レーベルの物件は絶賛アマゾン八分中ゆえ、書籍情報のリンクはまんが王のサイトへ。
定期購読を中止してからというもの日本一のロリ漫画誌「COMIC LO」に集う執筆陣と自分はすっかり縁遠くなってしまったのだけど、デビュー作以来買い続けているこの人のブランニューな物件が出るとなれば話は別だ。引き続き寡作ながらも安定した作品執筆ペースで、前単行本「いもーてぃぶ」刊行から2年ちょっとと通常営業での新刊リリースである。なお版元提供のコミックス情報ページから書誌データやウェブ通販へのリンクが参照可能なので、そちら経由で購入するのもよろしいかと。
2次元的キュートネスと3次元的リアリティとをほどよく混淆させた独自のタッチがキャリア初期からの特徴だけれど、ここ数年はより写実方向に寄せてきている感じ。そのぶん漫画ならではのふわっとした雰囲気は薄れてきているのだが、リアル絵ロリ作家が減ってきている昨今は逆にこれこそが武器になるのかも。例によってLO編集部は収録作の初出を明記してくれないもののおそらくは前作刊行後の執筆分のはずで、表紙にグッと来て衝動買いした方の期待を裏切るようなことはない。
鬼束直作品であるからには当然のごとくヒロインみなランドセル世代のちびっ娘オンリー。ちんまい体躯は完全フルフラットからだんだん起伏が判別できるようになってきてといままさに発展途上だ。ガキっぽさから徐々に少女らしさが目立つようになってきた、そんなお年ごろのニンフェットを描かせると業界でも屈指だろう。あまり瞳を大きく描かずややフラットな顔立ちはいかにもモンゴロイドという様相で、それがじつにリアルな存在感をかもし出すのだ。そのぶんときおり美人の範疇から外れる女の子も登場させて我々をビックリさせるのだが、この新刊はみんなラヴリィフェイスでよろしゅうございますね。
昨今はおおむね1on1の甘エロが作劇のベースで、本作でも基本的にはそれを踏襲する。昔から兄妹ネタを得意とする人で今回もそれがいちばん多いのだけど、そのほかに娘だったり妹の友だちだったり赤の他人だったりいろんなカップリングを配置。他愛ないやりとりが中心のコミカルな作品主体で口当たり良好なものの、1本だけ以前描いていたようなダークなオチのお話が入っていて少々驚いた。とはいえ陰惨なものではないし量的にも全体の空気を変えるにはささやかであるのでトータルでの読後感を損なうようなことはない。壮大なスケールだとか波瀾万丈の展開などとは無縁のささやかな日常のなかくり広げられるなんでもない会話のやりとりから次第に2人の間にエロいアトモスフィアがかもし出されてゆく、その微妙な関係性の変化をつむがせると天下一品。
なにげないダイアローグの延長からはじまるエロシーンはファックさなかの場面だけを抜き出すとじつはそれほど多くないのだけど、前述した巧みなお話運びのおかげで前戯から本番突入までのちょっとした間合いまでもが淫靡に感じられる。加えて写実感を増した作画のおかげで少女が必死に大人ちんこをほおばるさまや聖なるタテスジへ男根がメリメリねじこまれてゆく光景がむやみやたらとエロっちい。そして性器どうしの真剣勝負を開始するやいなやコンパクトな四肢を抱えこまれ未曾有の快感にイキ狂うおにゃのこの痴態がさまざまなアングルでピックアップされ読み手の興奮を効果的に励起せしめる。アンアン甘い嬌声をばらまくヒロインはたっぷりとザーメンの奔流を流しこまれたのちも布団に横たわり呼吸を荒げたまま行為の余韻にひたるのだ。
無邪気なじゃれ合いからいつの間にか2人してその気になって彼女の着衣をずらしちんまいボディをあらわにする。ときおり素の会話に戻りながらも指や舌先は敏感な部分へと這いまわり、執拗にそこを刺戟されて少女の身体は熱を帯びてゆくのだ。すっかり顔を火照らせ発情モードの彼女は自分からうるんだ蜜壷を押し広げ準備万端。狭隘な内部を屹立したシャフトでこじ開けゆっくり抽送を開始すると未成熟な柔肉がキュッと収縮し吸いついてくる。激しくストロークを刻むたび全身をビクつかせ小刻みにエロワードを放つさまに興奮しきり。いよいよ感極まりタイトに抱きついてくるおにゃのこのロリまんこめがけ最後に怒濤の勢いで濃厚白濁液をプレゼント。
自分は昨今おっぱいづいてしまってつるぺた漫画はすっかりご無沙汰だったのだけれど、やはりメイド・イン・鬼束直の存在感あふれるロリっ娘たちは非常にいいものですなあ。現在のLOにあってはメインストリームの存在ではないだろうけど、ありふれた生活のなかからふとエロスが匂い立つその瞬間を活写することにかけてはいまだに同誌で右に出るもののない作家だと思う。引き続きマイペースに良作を生み出し続けていただきたいもの。このたび収録の物件中では、唯一の連作であり兄妹カップルがようやく結ばれるまでの一部始終を詳細に描き出す「emotive」/「emotive ほんばん!」と、1週間のショートステイの間に従妹と親密度を深めてゆき最後は熱愛ナマ中田氏の「like a cat」が最愛。

2016-04-28

今晩のイモータン・ジョー。

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-鬼束直「いもーてぃぶ」茜新社 ISBN:9784863495555
話○ 抜○ 消小 総合○

第二次性徴直前の青い果実たちを美味しく収穫短編全9本。発育途上のくせにナマイキにも性に興味を持ちはじめたヤンガーシスターズの華奢な体躯を抱えこみはじめての快楽を迎えさせながらお兄ちゃんザーメン注入しまくりのめくるめくワンダーランドを展開の作者最新刊は通算6冊めのコミックスだ。なおいつものごとく茜新社のロリ物件は最初から密林にハブられているので書籍情報リンクはまんが王のサイトへ。
商業デビューからすでに10年以上と、現在のホームグラウンドである「COMIC LO」誌上ではもはや大ヴェテランと言ってよい部類。長期休養こそないがけっして筆の速い人ではなく、前単行本「morning view」発売から本作リリースまで2年の歳月が経過してしまった。しかしながら執筆陣の見切りがずいぶんとシビアなLO編集部から変わることなく重用されずっとコミックスが途切れずに刊行されているという事実がなによりもこの作家のかけがえのない価値を雄弁に物語っている。
有志作成によるWikipediaの項目を見るとこの人の単行本はすべてタイトルを音楽方面から拝借とのことで本作もそれを踏襲だ。残念ながら収録作の初出明記がないがおそらくは前作刊行あたりから直近までのLO掲載分のはずで、いささかクセはあるものの日本人少女の愛らしさを率直に表現した独特の筆致は最新型のそれ。彩色担当が要らん自己顕示欲を出した前作から塗り師が変わったことで今回の表紙絵は鬼束直のよい部分がナチュラルに引き出されているのも好感。冒頭で述べたようにアマゾンで購入のすべはないが、代わりに版元提供の単行本情報ページから各種通販サイトへ案内があるのでぜひご利用を。
いつもどおり登場する女の子たちは小学生高学年あたりのニンフェット専科。漫画的ディフォルメは控えめなのに自然なキュートネスがかもし出されるこの作家ならではの魔術があいかわらず光る。肢体描写もまたやたらと写実的で、女性らしい胸のふくらみや腰のくびれなどほとんどない子供そのもののトルソが印象的(余談だが、昨日記事にしたしんいちの単行本とヒロインの年齢層はほぼ同じなのに乳サイズは10倍くらい違うので思わず笑った)。こんな露骨に初潮来てなさそうなおこちゃまボディにガツガツ生で精液注ぎこむんだから本作の野郎どもは鬼畜そのものですね!
そんな彼女らとくり広げるのはおおむね牧歌的な和姦ベースの物語たち。その気になれば問答無用のダークエロスや後味ほろ苦い恋の隘路も描ける人だが、今回の収録作で剣呑な雰囲気をただよわせているのは巻末収録の継父/連れ子エロス「夜に啼く」くらいで、その他は実妹をはじめとした年少ヒロイン×兄やイトコに先生など年長男子の無邪気で開放的なイチャラヴで占められる。そうはいっても彼ら彼女らはそれが一般的なカップルのありようではない世間体をはばかる関係であることを充分に承知していて、そこかしこに周囲の視線を気にしたり現状を維持することへの不安を露呈する描写が挿入されているのがお話に深みを与え、同時にそれが2人の内なる背徳感を刺戟し情欲をひそやかに燃え上がらせるスパイスとしても機能しているのだ。
奇抜なシチュや特殊なアイテムなどとは無縁のオーソドックスな肉体同士の交わりとなるエロシーンは量的に傑出しているわけではないが、日常会話から濡れ場突入~クライマックスへと自然な形で盛り上がる2人のダイアローグが効果的に興奮を励起。これ見よがしのサーヴィス的な演出などなくても地味なシーンの積み重ねだけで充分にちんこが勃つのだというよい見本だ。また妊娠可能年齢前であることを利したナマ中田氏ファックが以前に比べ有意に増えているのも膣内射精原理主義者たる自分にはうれしい点で、そりゃゴムつきセックスの方が現実的かも知れないけどそんなリアリティは要らんのやファンタシー万歳!!!!
なにげないやりとりからいつの間にかそれっぽい雰囲気になって兄と妹は互いに身体を寄せ合いせわしなく着衣をずらす。触りっこの延長で指先をいちばん敏感な部分に這わせてゆくと会話もいつしか嬌声混じり。やがて汗ばむ少女の胴体をかき抱き滑らかなスリットにいきり立つ怒張をゆっくりとインサートして粘膜どうしの摩擦運動をスタートだ。周期的にストロークを刻むなかたまに深く内奥をつついてやるとその一瞬だけ声が大きくなりこみ上げる衝動に耐えかねてわずかに肢体をよじらせるさまが淫靡でたまらない。徐々に身体のビクつきが大きくなり呼吸が荒くなり始めたらヒロインの絶頂も間近。覚えたての快楽に身もだえしガッチリだいしゅきホールドをキメてくる妹を負けじと強く抱きしめながらちびっ娘まんこの最深部めがけてたっぷりと白濁液をプレゼント。
コミックス表題とは異なり実妹率100%でないのは一部の兄妹相姦ファンダメンタリストにとって不満な部分かも知れないが、とびきり愛らしい少女たちと恋人トークをたっぷり展開する夢のような光景をヴァーチャルに体験するだけでもう胸がいっぱいだ。昨今とみにおっぱい星人化している自分ですら本作登場のぺたっ娘たちの得も言われぬ魅力には無条件降伏であり大いに砲身を使役した次第。派手な飛び道具なしに1on1の親密な関係をじっくり描写するだけで極上の抜きツールが成立してしまう鬼束直マジックは後続のロリ作家たちにもぜひ見習っていただきたいところ。今回の収録作中では、大家の娘にして教え子たる少女の中学進学のお祝いに濃厚セックス&初の後背位実践でいつもより多めに射精してます!な「ちょい甘ゆず」と、再婚相手の蠱惑的な11歳の娘と夜のとばりのなか激しくインモラルに燃え上がる「夜に啼く」がマイベスト物件。

2014-03-29

今晩の産業ロック。

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-鬼束直「morning view」茜新社 ISBN:9784863494183
話○ 抜○ 消小-中 総合○

背伸びしたいお年ごろのキュートガールズと甘く切なく中田氏ラヴ一直線短編10本。まるで体温や息づかいまでも感じられるかのような実存感あふれる少女たちの生態をヴィヴィッドに描き出してみせる作者最新刊はトータルで5冊めのコミックスだ。
きわ立って寡作というほどでもないのだけれどこのごろは年々単行本の刊行ペースが緩やかになってきていて、2011年1月発売の前単行本「ポルノグラフィティ」から今作までじつに3年もの歳月が流れたことになる。一般誌進出をはさむとかではないのに掲載頻度が落ちるとよけいなお世話と知りつつもつい心配してしまうのだけれども、まずは無事リリースにこぎ着け善哉。
店頭で最初表紙をチラ見したときはものすごくオサレな雰囲気に一瞬誰の作品か判別できず混乱したが、購入後に彩色担当のクレジットを見て納得(彼については裏方仕事でまでムキになって自分の色出さなくても……とは思ったけれども、まあその件で鬼束直に文句を言うのは筋違い)。ともあれページを手繰ればこれまでの印象どおりなモノクロ原稿が出てきてホッと安堵。
デビュー当初のプレーンで牧歌的な絵柄はいくらかリアル寄りへ変化してきているが、黄色人種的特徴が明確に現れた顔パーツ造形を上手いこと漫画絵に落としこんでゆく独特のアプローチはあいかわらず。このあたりはコーカソイド的なそれへ萌えを準拠させる他の多くのロリ系作家ともっとも異なる点。描写を突きつめてゆく過程で若干わかりやすいキュートネスが失われたかなと感じることもあるけれど、ひと目で鬼束直の筆によるものとわかる個性を追求する骨太な姿勢はすなおに尊敬できる。
泣く子も黙るロリ専門レーベルからの刊行物であるので、JK専門誌「コミック高」掲載の1本を除けば当然のごとく第2次性徴直前~入りたてのニンフェットが勢ぞろい。頭でっかちぎみのボディバランスに華奢な手足、あるやなしやのささやかな胸の起伏という具合にプレティーンを象徴する記号がズラリと並ぶ(一部思いっきり重量級の子もいるけれど)。そんな年端もゆかぬアリスたちがいっちょ前に幼女まんこおっ広げてはガツガツまぐわい子宮にドロリと精液注ぎこまれるのだからたまりまへんな!
くり広げられる物語はおおむね1on1のほのぼの和姦。年長の少年/青年が性に興味津々の青い果実たちを美味しく収穫し気持ちよく膣内射精フィニッシュの展開が黄金パターンだ。ただこの人が他のイチャラヴ作家と一線を画すのは、ときおり重苦しい空気をたたえた作品を投入したり、あるいはラヴラヴ話のなかででも突如フッと女の子に真摯な表情をさせてみたりと「異物」をあえてぶちこんで世界をかき乱そうとする意志が見え隠れするところ。通常ののんきな進行が続くなかで予期せぬ不意打ちを食らわせ読み手を我に返らせる、そのわずかばかりの意地悪がむしろ心地よい。
エロシーン総量は平均的な部類ながら、妙に生々しい科白まわしや効果的におっきを誘うコマ割りの演出などでエロティシズムを増幅。とりわけふくらみかけの双丘をわしづかみしたり乳首を甘噛みしたりのおっぱい愛撫シーンがじつにやらしくてよろしい。狭隘な柔肉を押しのけるように大人ちんこをねじこむとたちまち覚えたての快感に酔いしれ小刻みに嬌声を発しながらちんまい身体を打ち震わせるおにゃのこの艶姿全面フィーチャーにもうぼくの精嚢はすっかりカラッポですよ。
凹凸のろくにない児童そのもののトルソに舌を這わせ各種エロパーツを丹念にねぶり倒し、すっかり発情した少女の側から挿入を懇願させるべくお膳立て。思惑どおり切なげな表情で自分からまんこくぱぁの彼女らの秘密の花園めがけたぎる怒張をインサート。突き抜ける衝撃にとまどい恥じらいながらも背中をのけぞらせほおを赤らめて未曾有の快感を享受する少女の痴態に興奮もいや増す。なん度も全身をビクつかせ歯を食いしばりながら昇りつめてゆくおにゃのこのイキっぷりにこちらも辛抱たまらず、コンパクトな子宮の奥へ許容量いっぱいの白濁液をデリバリー。
予定調和に安住せず常になにかしら新機軸を投入しつつ全体としては破綻なくハイクオリティを維持する手腕はますます洗練の域。男性器附近だととりわけ面積のデカくなるシマシマ修整は興ざめだがそれでも最悪の時期は脱したかなという感じではある。個人的にはもう少し高い頻度でその作品を摂取したいものだがまあ灼き切れない程度にコンスタントな執筆活動を続けてもらえれば。今作収録のものでは、発育よろしいメガネっ娘従妹の初物ゲットだぜ! の「やわやわの」と、クシャ髪ショート教え子ちゃんを担任教師が体操着に着替えさせ宿直室で膣内射精フルコース「ジャストライク」がマイ股間の慰安へ大いに貢献。

2011-01-30

今宵のオール・ロマンス事件。

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-鬼束直「ポルノグラフィティ」茜新社 ISBN:9784863492028
話○ 抜○ 消小 総合○

同じ誕生日と名前を共有する少女2人のヰタ・セクスアリス連作2本+従妹のJSとはじめて結ばれ本編&描きおろし後日談+短編7本(うち1本単行本内継続シリーズ)。等身大のちっちゃいっ娘たちとうれしはずかし甘々ラヴから痛く重苦しい性欲処理まで愛のシステム満漢全席を堪能できる作者第4コミックスだ。
やや小さめの瞳に貧相なボディラインのどこにでもいそうなニッポンの小中学生をリアルと萌えの絶妙なバランスのもと描き出すという基本路線に変化はないものの、前作「Lovable」から2年あまりのインターヴァルで作画/作劇含めた試行錯誤があり、今回収録分はいささかタッチのばらつきが感じられる。そのへんをはっきりした形で再確認したかったので目次に初出の明記がないのは非常に困りものなのだが、いちばん違和感を覚えた「Papiliones」連作あたりの絵がいま見るとそんなに突飛ではないので過剰な思いこみが自分にあったのかも。
おっきめの頭に華奢なトルソのくっついたロウティーン専科のおにゃのこズはルックスも性格もヴァラエティ豊かで、元気いっぱいおてんばさんから清楚なお嬢さま系、はたまたナチュラル変態っ娘までよりどりみどり。そのなかでも一般的な萌え漫画にはまず出てこないような糸目少女の登場する「close to you」には驚かされたが、そんな彼女が女子児童らしいいじらしさ/愛らしさを目いっぱい発揮するさまがやけにキュートだったりする。こういうマニアックな造形を普通にかわいく見せてしまう鬼束マジックは本当にすげえなあ。
明暗の振幅がずいぶんと大きい物語展開はロリっ娘とのらぶらぶちゅっちゅのみをお求めの人には向かないが、一読すればそんなサッカリンだけの単調な味つけよりこちらの方がずっとおこちゃまエロスの妙味を感じられるはずだ。また読者のカメラ・アイで始終進行する「girl's collection」のような実験的なお話をそ知らぬ顔で挟みこんだりと自在な筆致はますます光り、ストーリーテラーとしては完成の域。
デビュー当初はいささか淡泊な印象だったエロシーンも4冊めとなればさすがに手馴れたもの。ことに和姦ものでは日常パートからシームレスに濡れ場へと移行する間も途切れることなく会話の掛けあいが続いていて、ファミリアな雰囲気を保ったまま愛が深化していくさまをヴィヴィッドに表出させており秀逸。またその諒解があるから数少ないダーク系「ドライアウト」でのかたくなに声を上げず表情を変えまいとするヒロインの異質さが浮き彫りにされるのだ。
とまれ起伏に乏しい肢体を遠慮なくまさぐりながら性器どうしを密着させるたび快感と困惑の入り交じった顔で断続的にあえぎ声をもらす少女の痴態がじつに扇情的。行為の高まりとともに全身を打ち震わせて衝動に耐える彼女らのちびっ娘まんこにたっぷり毒液を放出だ。例によってゴム着用も数話あるが中田氏ファンダメンタリストの俺もこの人のそれは演出上欠かせぬものとして許容。
この作家が前作発表直後あたりから物語志向を明確にしていくことについて自分としてはいくらか反撥もあったのだが、直近数作では抜き度を下げずにストーリーの豊穣さも補強してとダブルバインドを上手に昇華できていると思う。まあたまには肩のこらない抜き特化物件もまた読みたいのだけれど。今回分では自分に嘘をつきながらも演じている時間だけは甘エロのごとく振る舞う「Scar tissue」とカワイイ妹がじつはドMで……の「Fiction S」で気持ちよく息子を摩擦運動。