-なぱた「ひとりじめ」ワニマガジン社 ISBN:9784862696267
話○ 抜◎-○ 消小 総合○
先生×教え子のただれた愛欲生活連作2本+恥ずかしがり屋のサキュバスちゃんに女の悦びを教えこみ本編&描きおろしショート後日談+軽い気持ちで嫁さんの妹に手出ししたのが徐々に重たい関係に本編&描きおろしショート後日談+独立短編8本(うち前単行本収録シリーズ続編1本)+巻頭カラーギャラリー。スレンダー美少女/美女たちと甘く激しくメイク・ラヴ三昧の作者最新刊は通算3冊めのコミックスだ。
昨今流行りのねっとりコッテリ濃口タッチとは一線を画す清涼感あふれる絵柄を武器に現代エロ漫画界最大手たる「COMIC快楽天」誌上にすっかり定着しもはや立派な中堅どころ。薄い本でも熱心に活動しているせいか長期休業こそないものの執筆ペースはいささか緩慢で、前作「ぱんでもにうむ」リリースから3年半とずいぶん長いインターヴァルが空いてしまった。その間商業/同人とも美味しくいただいてきたとはいえしばらくコミックス刊行がないのはやはりもの淋しく感じていたところで、ようやくの発売に股間もギンギンですよ!
透明感あふれる繊細な筆致で描かれるとびきりのキュートガールが女神さながらの滑らかな裸体をさらけ出すカヴァーイラストは書店店頭での訴求力抜群。中身のモノクロ原稿もまったく印象は変わらず、比較的プレーンな描線なのにおそろしくキャッチーな作画はいまも昔もなぱた最大の武器だ。さっそく収録作の初出を確認すると描きおろしパートを除きすべて2015-18年の快楽天掲載分でまとまっている。当初から絵柄のベースは確立しており絵ヅラに新旧差はまったくなくジャケ買いも安心。どうしても心配なら出版社提供の単行本情報ページから豊富なサンプル画像がおがめるのでまずそちらのチェックをば。
このオサレ感あふれるヴィジュアルでものされる女性陣はおおむねハイティーン~20代前半付近の食べごろ世代。一部サキュバスだの猫娘だの人外さんも登場するがルックス的にはこの近辺ゆえ基本的には若い娘スキー向け物件といえよう。肉感的というよりはつつましい雰囲気の肢体描写で近ごろ全盛のド迫力バスト大バーゲン状態ではないけれど、一部を除きおおむね巨乳寄りの盛り具合であり充分すぎるほどのヴォリュームに愚息もおっきしまくり。
一部ファンタシー仕掛けのお話があるものの、なぱた漫画の世界観は基本的にありふれた現代日本のどこにでもある情景だ。オーソドックスな1on1の構図のなか、異能のキャラなど出てこない平凡な男女のつむぎ出す地に足のついた日常の恋愛風景ではあるけれど、この人の端整な作画にかかると一転それは華やかな色彩をまとい極上の砂糖菓子のような甘ラヴ模様へと変貌する。微笑ましい恋ありビターな関係あり、誰からも祝福されるものから道ならぬ不倫まで、さまざまに愛し愛される男と女の等身大の欲望のありさまをヴィヴィッドに活写。
ガッツリ細部を描きこむタイプではないにもかかわらず、なぱたの手になる濡れ場はやたらと濃密。1本あたりおおむね20ページ未満のタイトな容量なのに、女の子の高揚したイキ顔だの汗まみれの交合ぶりだの興奮を喚起せしめるディテイルの描写がおそろしく達者なのだ。掌編ばかりなのに多くの作品で中田氏複数ラウンド制なのもうれしいところで、極上スレンダー美乳女子連中が最愛の彼に抱かれ幾たびもナマ中田氏されてはその都度ハート目絶頂するさまに読み手の自慰表明も止むことなし。
なんでもない生活のやりとりのなかからふとしたきっかけで2人とも情欲のトリガーが外れ熱っぽいアトモスフィアをただよわせながらベッドイン。生まれたままの姿となり火照った肌を重ね合わせながら汗だく汁だくセックスに没頭するのだ。ねっとり舌先を絡めあい敏感な部分を刺戟し合ううち彼女の蜜壷はすっかり準備万端。いきり立つ怒張を熱い淫裂へ突き立て激しくストロークを刻むたび小刻みに嬌声をもらしうるんだ瞳でこみ上げる快感に身をよじらすさまがいとおしくもエロっちい。幾たびも彼女の子袋へ熱い白濁を注ぎこみなおも執拗に体躯をかき抱きながら最後に特濃ザーメンの奔流をお見舞いだ。
クリーンな作画でいながら濃厚きわまりない交合をじっくり展開するギャップがあいかわらずすばらしすぎる1冊。快楽天誌上では一見薄味にも感じるのにこうしてコミックスにまとまるとむしろみっちりリッチな質感にすら思えるから不思議だ。誰でも描けるようでいて余人にはマネのできないなぱたマジックを引き続き誌面で発揮していただきたいもの。登場ヒロインのなかではなんといってもショートヘアおっぱいっ娘系がもっともマイちんこに響いて、前作でも抜きまくった短髪妹ヒロイン・かおりちゃんが引き続きイケナイ愛に耽溺の「おふろあがり」と、苦手だったはずなのにいったん関係を持ってからは後輩女子の淫靡な肢体におぼれまくり「せんぱい、おねがい」でもって精嚢のストックもスッカラカン。
0 件のコメント:
コメントを投稿