話△ 抜◎-○ 消小-極小 総合○
女子が圧倒的多数のクラスを舞台に酒池肉林ハーレム学園性活表題作長編4話+独立短編1本。登校しても授業そっちのけで同級生まんこを毎日ご賞味しまくり問答無用でナマ中田氏三昧のマーヴェラスな世界が視界360度広がる作者最新刊は通算5冊めのコミックスだ。
キャリア初期にはおしっこだったり右手少女だったりキテレツなシチュをどんどん投入していたこの人、その独創性には感心しつつも性的嗜好が超保守的な自分はどうしてもちんこが勃たず長いこと購入できずじまい。しかしながら去年2月刊行の前単行本「処女が4人、家にやって来た!!」では一転普遍的なハーレムものを展開しようやくレヴュウの俎上に載せることができた。そして1年ちょっとの比較的短いインターヴァルでまたしてもこの作家との再会である。
いくらかザックリした印象ながらオーソドックスな一般青年誌系のタッチは昨今当版元の看板誌「COMIC夢幻転生」でも主流の絵柄と言えるもの。近ごろ流行りの濃厚トーンワークではないけれど、やけに細かく描線を刻んでくるその作画はずいぶんハイカロリーな印象を与える。残念ながら収録作の初出明記はないがおそらくは前作刊行後の夢幻転生掲載分のはずで品質も安定。なお出版社提供の単行本情報および著者pixivアカウントの発売告知エントリから内容サンプルや一部ショップ購入特典を参照可能なので、いきなり書店へダッシュする前にそっちを覗いておくのをオススメ。
今回は巻末収録の読み切り「ハニートラップ」を除きすべてタイトル・チューンの長尺ものゆえいきなりそちらの紹介から。志望校に合格し無事入学式に臨んだ主人公・風間頼(かざまらい)はクラス男子が自分を含め2名だけであとはすべて女子とわかり仰天。それでもどうにか環境になじみもう1人の男子・波井武(なみいたけし)とも友情を深めたところで彼の様子がおかしいのに気づく。こっそり後をつけていくと武は他のクラスメイト女子に逆レイプされており、覗きを発見された頼自身も彼女らの手で童貞を喪失させられたのだった――というのがストーリーの発端。以降は被害を報告したクラス委員長にも襲いかかられさらには別の女子たちの性欲処理もお願いされて……次々にターゲットを広げる(広げさせられた?)彼は個性豊かなクラスメイトと代わる代わる肌を交えるに至る。女子たちには本名をもじって「マラ君」と呼ばれ続々とまんこをゴチになるうち当初はイヤイヤだった彼も最終的にはその状況を受け入れメデタシメデタシ。とまあ本来の尖ったアイディア志向を引っこめある意味テンプレとも言えるハーレムネタを展開することで物語的コクは希薄になったものの、そのぶん余計なことをいっさい考えず脳みそのリソースを自慰表明に全振りできる仕掛け。いつの間にかもう1人の男子・武はほとんど姿を見せなくなるし巨乳眼鏡っ娘のクラス委員長・渡辺マコト(わたなべまこと)との恋愛めいたやりとりも消化不良ぎみに収束したり瑕疵もあるのだけど、まあちんこの活用的には差しつかえないので無問題。
委員長/ギャル/お嬢さま/スポーツ少女/ボクっ娘/腐女子etc……タイプの異なるJKたちを次々に美味しくいただく女体回転寿司の構図となるエロシーンは1話あたり36-46ページの特大ヴォリュームを利して非常に盛りだくさん。主人公の股間へ必死にしゃぶりついての濃厚フェラにはじまり執拗に互いの敏感な部分を刺戟し合う前戯、そしていよいよ本番突入ののちは結合部をさまざまなアングルで見せつけながら最後に特濃ザーメンの奔流を子袋の許容量いっぱいに充填する瞬間を大々的な射精断面図フィーチャーで詳細描写だ。むろんハーレムエロであるからには1on1のみならず3Pに多人数ファックまで各種パターンを用意し飽きさせない。唯一全員集合順番ハメがないのはこの種の物件として片手落ちだけど、個人的にはそこまでハーレム至上主義じゃないのでこれでよしとする。
屋上で体育準備室で空き教室で校外のリゾートで、犯りたい盛りの高校生男女は場所を問わずストロングファックに没頭だ。早くも発情モードでちんこにがっついては巧みな舌技で即座に第1ちんこ汁を搾取。休息など許されずこんどはすでに濡れそぼった蜜壷を自分からくぱぁして挿入を懇願。リクエストにお応えし屹立した怒張を粘膜のその奥へゆっくりと沈めてゆき激しくストロークを刻むたび四方八方へハートマークを乱射しトロトロのイキ顔さらして快楽享受に熱中する彼女らの痴態が扇情的でたまらない。肉ヒダをギュッと収縮し男根を絞り上げてははしたなく膣内射精をおねだりする女子連中のクラスメイトまんこに白くねばつく液体をたっぷりとプレゼント。
最近のTIが得意とするハーレムエロス路線に乗っかり個性豊かなヒロインズとのアラカルトファックを展開のわかりやすく抜きやすい1冊。一部外出しフィニッシュが存在するのと私的嗜好から若干外れる女子がいるのとでわずかに実用性評価をマイナスしたものの総体として高水準の精液支援物資だ。あと白抜きながらも近年の商業単行本としては性器修整面積が異様に小さいのも加点ポイントで、これくらいの超細消しで今後も推移してくれれば使い勝手も大幅に底上げされありがたい限り。冒頭タイトル・チューンのまんこ食い放題もすばらしかったけど、俺的にはショートヘア巨乳彼女とあらゆる場所でガチハメセックス中田氏三昧な巻末短編「ハニートラップ」がことのほかよござんした。
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