2019-05-23

今月のエログロス。

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-橋村青樹「デッド・オア・レ×プ」ヒット出版社 ISBN:9784894658004
話○ 抜○ 消小 総合○

抵抗のすべを奪われた戦闘美少女たちに乱暴狼藉の限りを尽くし短編全6本。屈辱的な状況に置かれたヒロイン連中をいたぶり尽くし残虐な暴力の餌食にしたのち受胎確実の特濃孕み汁をエンドレスで注ぎこむリョナ凌辱満漢全席を展開の作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。
ロリあり熟女あり、和姦からレイプまでなんでもござれなエロの総合百貨店「COMIC阿呍」は袋小路的な専門化の進むこの業界では昨今貴重な存在。とはいえいきなり女の子に殴る蹴る斬りつけるのヴァイオレンス展開てんこ盛りなこの人が誌面に登場したときは心底驚いたものだ。その後も長期休養などなくコンスタントに掲載されており、デビュー単行本「血まみれエッチ」刊行から1年半あまりとこの界隈ではけっこう短めのインターヴァルでの再会である。
いろいろ剣呑な情勢をおもんばかってなのかタイトルの一部が最初から伏せ字になっているが、おっぱいを踏みつけられ随所に切り傷をつけられたかわいそうな女の子をフィーチャーの表紙はまことに挑戦的でよろしい。いささか古典的ながらも端整なアニメ調の作画は中身のモノクロ原稿でも同様で、この手の漫画を読みつけた諸兄ならたちまち親近感が湧いてくるタイプの絵柄。収録作すべて2017-19年にかけての阿呍掲載分と直近原稿ばかりゆえ筆致の安定感も抜群。なお前作に引き続き版元提供の単行本情報および著者公式ブログ内の発売告知記事から内容サンプルや各ショップ購入特典を参照できるので、この作家に初挑戦の方は先にそれらを覗いておくのをオススメ。
このナイスなお筆先から生み出される女性陣は年齢明記のない方を含め推定10代後半~20代入りたて附近の食べごろ世代。あどけない顔立ちなのにボディは立派に育って……というみんな大好き童顔巨乳系のボディデザインでツカミはOKだ。後述するストーリー展開の絡みからヒロインみな凜とした強気っ娘ばかりで、使命を帯び懸命に闘い困難な任務に挑んでと健気な女子が目白押し。しかしながらそんな彼女らがこぞって恥辱にまみれおのれの無力に涙しながら凌辱の限りを尽くされるのだからこりゃたまらぬご褒美ですよ。
橋村青樹作品最大の特徴はなんといってもその物語構築にある。ひと目でわかるとおりイチャラヴなどクソ食らえとばかりにひたすらヒロインがヒドい目に遭い徹底的に蹂躙される強姦輪姦アラカルトがくり広げられるのだ。しかもそこにはもれなく蹴る殴る切る刺すの暴力行為が付属する、いわゆる「リョナ」ものであることが特徴。さすがに内臓破壊だの肉体改造だの猟奇レヴェルまではいかずこの種の物件としてはまだしもソフトな部類ではあるものの、流血沙汰に免疫のない方は最初から回れ右するのがベター。これに加えてカヴァー下の作品解説にあるとおり「ヒロピン(=ヒロインピンチ)」が通底するテーマとして掲げられ、戦闘美少女たちがことさら苦境に追いこまれ犯されるシチュを集中投下する。現代日本からファンタシー世界まで、魔法少女に戦巫女などさまざまな趣向のなかひたすら彼女らの受難劇をじっくりねっとりつむぎ出すおそろしいまでの熱意に脱帽だ。
そんなわけで危機に追いこまれた女の子たちが直面するのはむろん阿鼻叫喚の凌辱尽くし。1本あたりほとんどが30ページ以上の充実したヴォリュームでヒロイン暴行の一部始終をたっぷり活写だ。残酷な処女喪失からはじまり身体のあらゆる箇所に傷を作られ血を噴き出してすっかり人間としての尊厳を剥奪された少女らのうつろな表情がたまらない。さらに今作では種つけ→ボテ腹描写の強化が図られ、多くの作品では穢らわしいキモメンや身の毛もよだつ異種族との呪われた子どもを身ごもって途方に暮れる彼女らの哀れな行状をカメラ・アイで冷徹にクローズアップ。運命に見放され最底辺の境遇におちいった少女たちの前途に待ち受けるのは残酷なカタストロフのみ。
闘いに敗れ囚われの境遇に身を落とした美少女を待っているのは欲望にまみれた男どもの視線と過酷なレイプ調教満漢全席だ。四肢の自由を奪われ衆人環視のなか着衣を剥がれ豊満な肢体をあらわにさせられる屈辱に涙するもそれは序の口。すぐさま乱暴に体躯を殴りつけられ刃物で肌を裂かれた彼女らは苦痛に嗚咽する。前戯などなにもなく蜜壷の奥へ怒張を突きつけられては破瓜の衝撃に息も絶え絶え。泣き叫んでも救いの手は差し伸べられずひたすら男根に性具に触手に穴という穴を蹂躙されまたしても絶叫。ついには誰のものとも、いや人間のそれですらない精を子袋いっぱいに充填され望まぬ子を宿して瞳からは永久に生気が失われるのだ。
強姦輪姦暴力てんこ盛りのブルータルな世界観はいっそう磨きがかかりヒロインにはさらにろくでもない未来が待ち受けてと処女作から順調にパワーアップが図られた充実の1冊。ことに快楽に身を打ち震わせる表情などほとんどなくひたすらその美しい顔を苦痛に歪ませるいやがりフェイスてんこ盛りなのが徹底していてすばらしいですね。その強烈な作風ゆえ間違っても大衆受けはせず世のラヴコメ好きからは敵意すら抱かれるだろうけど、そんな視線などものともせず唯我独尊マイロードを貫いていただきたいもの。今回収録のお話たちのなかでは、人外バケモノに抗し戦い続けた少女の逆転受難コスプレレイプ絨毯爆撃の「超能力少女カナデ」と、恥ずかしい衣装に身を包み好奇の視線に耐えながら人類を守る魔法少女が犯され孕まされてもなお任務に邁進するさまを描き出す「魔法少女ミズキ」が私的フェイヴァリット物件。

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