-桃之助「褐色マーメイド」ジーオーティー ISBN:9784814802074
話○ 抜○ 消小 総合○
元ニートの主人公は親族のコネで就職した水泳スクールのコーチを適当にこなすかたわら教え子や同僚を食いまくりパラダイス表題作長編9話+独立短編1本。多種多様なまんこをズラリと並べ順番に各個撃破の全男子が夢見るこの世の楽園を明るく楽しく具現化の作者最新刊は新作抜き物件としての通算12冊めにして黄色い楕円仕様としての7th、そして当社からの第5弾コミックスだ。
最初にこの作家の名前を我が脳裡に刻んだのはいわゆるライトエロでだったのだけど、すぐさまマークつき市場にも進出しさまざまな出版社を股にかけながら精力的活動を続けている人。もっとも脂の乗った時期には年に複数冊刊行の力業をもやってのけた多産型で、昨今はそこまで多忙でないにせよあいかわらず安定した産出ペースを維持。そんなわけで2017年末に同じGOTから上梓された前単行本「イノセント ポルノ」から1年半あまりのさほど長くない間隔でこの新作リリースとあいなった次第。
出はじめのころはどこかエロ漫画らしくない高踏的なタッチが印象に残ったのだけど、ここ最近は前からの持ち味を保ちつつもほどよく大衆性がブレンドされてきていい感じにこなれてきた趣だ。細めの描線でつむがれる端整な作画はデッサン崩れなど皆無で作者のたしかなデッサン力をうかがわせる。収録作すべて当社刊の「comicアンスリウム」誌上で2018-19年にかけての掲載分と最新型桃之助の洗練されたヴィジュアルを堪能するのにはうってつけ。いつものように版元公式web内のコミックス情報ページおよび作者ブログの発売告知記事からサンプル画像と各ショップ購入特典を参照できるので、まだこの人のプロダクトに触れていない方でも先にそっちをチェックしておけば万全。
ちびっ娘からママンまで老若なんでも描きこなせるオールラウンダーだが、今回は後述するストーリー構成の都合上ちょうど真ん中の年齢層がスッポリ抜け上下に分裂。すなわち、推定ミドルティーンのスクール受講生および立派な大人の同僚やら校長やらの両極端な構成。付随しておっぱいも大中小ヴァリエイション豊かに取りそろえだ(ただし必ずしもお歳とは比例しない)。キリッと端整な顔立ちをベースに髪型も性格づけも多彩に味つけをされた彼女らはそれぞれ唯一無二の個性をお持ちで、天真爛漫だったりツンツンだったり妖艶だったり十人十色のヒロイン連中からみなさんもきっと自分のなかのNo.1推しを見つけられることだろう。
1本のみ存在する叔父×姪っ娘ガチファック短編「めいアン」を除きコンテンツの大多数が巻頭からのタイトル・チューンで占められるので、作品解説ももっぱらそちらをメインに。スイミングスクール講師の主人公・吉野(よしの)は授業態度が不真面目で生徒にはなつかれるものの同僚には不評。この仕事の口利きをしてくれた教え子でもある従妹・須美(すみ)はそんな彼に冷たく当たるがある日不慮の事故で身体を許してしまったのちは反発しつつも覚えたての快感に耽溺だ。色事にだらしない吉野は以後さまざまなエロアクシデントに遭遇するたび生徒や教師仲間とセックスしてしまい、やがて幾重にもわたる関係は彼女ら全員に露呈して――と修羅場間違いなしなところそこはライトエロコメ、条件つきながらもハーレム継続を許され彼の築きあげた王国での甘く激しい日々は続くよエンドで収束の読み口爽快大団円。とまあオードソックスな♂1×♀多の酒池肉林エロスのお約束を遵守しつつ女たらしの主人公をしかしながら憎めない人物として描き出し口当たりよく仕上げるあたりはさすがヴェテランの貫禄。物語構造上彼の本命は決まっているのだけど他のヒロインもけっしてぞんざいに扱われず個々の美点を持ちそれを愛されているのが見て取れるのもよろしい。
1話/1本あたり20ページ固定の比較的コンパクトな分量ながら濡れ場占有率はなかなかに高く内容は充実。高い画力を活かし頻繁にアングルを変えながらダイナミックな構図を次々とくり出してくる迫力満点のヴィジュアルで汗だく汁だくファックがねっとり展開されるのだ。とりわけこの作家の得意技でありコミックス表題でも謳うとおりの日焼け肌を存分にフィーチャーしながらの熱に浮かされたような交合ぶりがたまらなくエロっちい。小麦色の肌に汗だの愛液だの白濁だのを大量にぶちまけつつシメに彼女らの子宮の奥深くまで受胎確実の特濃孕み汁を執拗に放ち続けるのだ。
ほのかに塩素の匂いが立ちのぼる濡れた体躯をギュッと引き寄せ褐色の皮膚に口づけて愛の営みをスタート。ただちにスウィムウェアを引きはがし敏感な部分をハードに刺戟すれば彼女は甘い吐息を漏らしはじめる。熱く蜜を帯びた秘密の花園へたぎる怒張を突き立て激しくストロークを刻むたび未曾有の衝撃に四肢を打ち震わせ覚えたての快楽にはしたなくよがり狂うさまがいとおしくも淫猥だ。もはや少女の顔から一人前のメスのそれへと表情を変貌させ昇りつめてゆくヒロインのこんがりまんこめがけ白くねばつく液体を大量リリース。
読者の願望まる写しながらも達者なストーリーテリングのおかげで不快感なく物語をつむぎつつ派手派手しいエフェクトを背景にストロングファックを展開のまことに完成度の高い精液分泌支援物資といえよう。設定上やむを得ないとはいえもっともクリティカルなJKあたりの世代がまるごと欠けるのは痛しかゆしだけれど、表題どおりの褐色ガールズ/レディースにナマ中田氏放題のすばらしき光景に愚息もご満悦ですよ。基本青い果実スキーの自分はやはり年長組よりは教え子世代のほうが勃ちがよろしくて、ことに生徒中最大のおっぱいを誇るおませな三つ編みちゃん・芽依(めい)&つるぺただけど元気いっぱい短髪無知っ娘・あきらコンビがマイちんこ的に最愛。
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