2019-09-16

今晩のタイ・ブレイク。

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-雛咲葉「ふしだら吐息」ワニマガジン社 ISBN:9784862696663
話○ 抜○ 消小 総合○

テニス部舞台の男女青春模様連作2本(前単行本より継続シリーズ)+人ならぬ娘の色香に男たちは狂わされ本編&描きおろしショート前日談+独立短編6本+巻頭フルカラーショート1本。ゴージャスきわまりない筆致でもって少女から淑女まで多種多様なヒロインズがムチプリボディをフル活用してはガッツリ膣内射精され放題のすばらしき光景を惜しみなく投下の作者最新刊は通算5冊めのコミックスだ。
デビューは2010年代なかばと比較的最近ながら、非常に高い画力とこの業界では希有な量産能力とを武器に短期間で「COMIC快楽天BEAST」の看板作家へのし上がった人。昨今の同誌は一般流出がいちじるしいがいまだに離脱せずエロに専念してくれている、読者にとっても編集にとってもありがたい存在。あいかわらずコミックス刊行ペースはBEAST随一で、去年上梓された前単行本「ずーっとだいすき」から本作リリースまでまたしても1年ちょっとの早業である。
スッキリ整理された描線でものされるキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄をベースにコッテリ濃口密度の高いトーンワークをほどこした、いかにも2010年代ワニマガを象徴するような売れ線まっしぐらのヴィジュアルが特徴的。収録作の初出を確認すると2本ほど古めの原稿があるほかはほぼ直近2年以内のBEAST掲載分でまとまっており表紙と中身はほぼコンパチといえよう。いつものように出版社公式サイト内の単行本情報ページから内容サンプルおよび一部ショップ購入特典を確認できるので、あわてて本屋へ直行する前にそっちをチェックしておくのをオススメ。
この端整な筆致でもってあどけないちびっ娘から妖艶な人妻までおよそなんでも描きこなすオールラウンダーだが、今回は極端に若いのや異様にBBAだったりはいなくて若干レンジが狭まった印象。年齢を問わず基本はキュートフェイス&エクストララージバストの迫力満点グラマラス系のボディデザインで、前述したシズル感あふれるお肌描写ともあいまってむやみやたらと男子の勃起中枢を刺戟する造形だ。独立したゴムマリのようにブリブリ揺れる特大サイズの双丘をこれでもかと見せつけられちゃこりゃちんこをしごかずにはおれませんね!
元コンビニ売り誌のBEAST物件とあって、くり広げられるのはおおむね安全健全イチャラヴ尽くし――というのがデビュー以来続いていたけれど、ここ数作はほのかにダーク路線の作品も投入して引き出しの広いところを見せている。とはいえこの華やかな絵柄にはオーソドックスな美男美女の恋愛がことのほか映えるのはたしかで、とりわけ青春真っ盛りハイティーン連中の甘酸っぱい惚れた腫れたのドタバタを描かせるとピカイチ。それらをメインディッシュにときたまほの暗いエロスを堪能するという楽しみ方がベストなのかも。
大半が20ページ以下の掌編だがエロシーン占有率はなかなかに高く、雛咲葉特有の艶めく肢体が画面狭しと暴れ回り大量の液汁が飛び交う濡れ場はたいそう扇情的。おっぱいもお尻も特盛りのやらしすぎるボディを男の前で誘うように見せつけてはハードな交合にいそしみたっぷりナマ中田氏されて女たちはイキ狂うのだ。とりわけ性器近辺からムワッと牝臭が匂い立つさまやパツンパツンの胸やケツをむんずとわしづかみする光景がなんとも淫猥でたまらない。トロトロのイキ顔さらしながら粘度の高い白濁を注がれ絶頂の彼女らの艶姿でティッシュの消費量もうなぎ登りですよ。
紆余曲折ありつつも想い合う気持ちを確認したのちは2人してベッドに倒れこみ甘く激しくメイク・ラヴ。着衣では隠しきれない豊かな2つのふくらみを白日のもとさらけ出し乱暴に揉みしだくとたちまち甘い声。すっかり準備万端の蜜壷へたぎる怒張をねじこんで性器どうしの真剣勝負を開始だ。お尻を両手でホールドしながら激しく内奥を貫くたびビッグバストをブリブリ揺らし法悦の態で嬌声マシンガン連射の痴態にいっそう興奮。いよいよ感極まりイクイク連呼の彼女の子宮の許容量いっぱいに最後怒濤の勢いで特濃孕み汁を叩きつけたその刹那彼女もハート目アクメでフィニッシュだ。
緩急自在の作劇にドスケベボディフル活用の濡れ場が絶妙にブレンドされまさに秋の夜長のお供としてふさわしい1冊。単行本が出るたびいろんな部分が洗練されてくるのが手に取るようにわかるのもうれしい。他の執筆陣がそうであるように一般からの引き合いも跡を絶たないだろうが、もうしばらくはこちらのフィールドで存分に活躍していただきたいもの。あとちょっとだけケチをつけると、これまでパイパンを貫いてきたところに1本のみアンダーヘアつき女子が投入されたけど個人的には生えてない方がうれしいです。今回収録の物件たちのなかでは、鈍感男子×世話焼き女子がさわやかにカップル成就の「恋愛アドバンテージ」と、女嫌いとうわさの先輩へ果敢にアプローチ「純情スマッシュ」のテニス部シリーズ2作がお気に入り。

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