2020-01-04

今月の特別ダイヤ。

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-シロノマヒロ「この淫娘(スケベ)にしてこの淫母(スケベ)あり」クロエ出版 ISBN:9784908099809
話○ 抜○ 消小 総合○

欲求不満の母と娘は偶然同じエステに入り特濃セックスマッサージで仲よく昇天前後編+チャラい娘の彼氏に誘惑され禁断の関係にどんどんハマって前中後編+独立短編3本(うち前単行本収録中編幕間エピソード1本)。淫乱の血は争えず親子そろってちんこを求め無情の快感に我を忘れて没頭する浅ましきガールズ&レディースの痴態を頭からシッポまでみっちり充填してお届けの作者最新刊はこの名義での通算3冊めのコミックスだ。なお本書はどういうわけか早くも某密林のデータが死んでいるので、書誌情報のリンクはまんが王のサイトへ。
当ブログを訪れる人にはバレバレかも知れないが、自分はもう長いこと人妻/母親系のエロ漫画を大の苦手にしていて、その手のを題材にした単行本を取り上げる機会はほとんどない。そんな若い娘スキーの俺でもこの作家の描く奥さま漫画は例外で、本ペンネームでの1冊目から書かさず購入している。作品執筆ペースもなかなかに堅調で、一昨年3月にリリースの前単行本「妻とられ」から2年経たずのそう長くないインターヴァルを経てこの新作のお目見えだ。
ウェッティな女体を惜しげもなく2体並べドギツい色遣いで男子の勃起中枢へダイレクトに訴えかける本書のカヴァーはまさにエロ漫画のお手本。中身の白黒原稿はもう少しアクが抜けキュート寄りな印象だが、それでも唇や性器附近にコッテリとトーンを乗っけた濃厚な画面処理は露骨なまでに抜きツールであることを主張する。収録作すべて当社刊の「COMIC真激」へ2018-20年にかけ掲載の最新原稿ばかりゆえ表紙とのギャップもなく不見転の衝動買いも安心だ。例によって版元公式サイト内の新刊情報ページから内容サンプルも参照できるので、シロノマヒロに関する予備知識のない方はまずそちらのチェックを。
当初からほとんどの作品に人妻ヒロインを採用する作家であり、この新刊でも誠実な夫そっちのけで肉欲を満たすフェロモンダダ漏れマダムがズラリ。ただコミックス表題で謳うとおりいくつかの作品では母娘丼展開を行う関係上めずらしく制服ティーンズが登場している。とはいえ彼女らもシロノマヒロの手にかかればだらしなく熟れきったボディの娼婦さながらの造形になるので、結果的に過去作からの人妻大好きっ漢たちが恐れをなすようなことはないはずだ。
そんな彼女らがダンナ以外の男に抱かれすっかり極太ディックのとりことなってゆく堕ちもの展開がシロノマヒロ漫画の黄金パターン。読み切り/連作とも貞淑だったり奔放だったりの女盛りヒロインが最愛の夫以外に身体を許す王道NTRがてんこ盛り。それに加え今回は前半部の続きもの2本で新たに親子丼シチュを導入しヴァリエイションを広げてきた。母娘をセットで落とす連作2つはしかしながらそれぞれ微妙に味つけを変え、片方でオーソドックスな転落劇を描いたかと思えばもう一方では寝取られ漫画ではめずらしく奪還オチになってと読み口を違えて飽きさせない。詳細についてはむろん本編を直に参照してほしいが、このようにベースは共通でもギミックはまいど変えてきてマンネリ化を防止する試みは大いに賞賛すべきもの。
シロノマヒロ作品最大のストロングポイントはなんといってもエロシーンそれ自体。前作番外編である「種の無い鉢~狭間~」以外は1本あたり24~30ページと余裕のある容量で、潤沢なスペースの大半はエロメスどもがなすすべなく堕ちてゆく浅ましき痴態へと費やされる。ちんことまんこ以外なにひとつ介在するもののないシンプルな交合ながらその密度はむやみやたらと高く、とりわけベッドや相手の肌とぶつかり歪んだ女体がこみ上げる快感にプルプルと打ち震え全身汗みずくになりながらテラテラと妖しく輝くさまがとてつもなく扇情的なのだ。下腹部のジャングルをかき分け強引にねじこまれたビッグコックがせわしなく往復し粘膜のすき間から勢いよく愛液を飛ばしながらのストロングファック絨毯爆撃のすえ、女たちは肉欲への全面屈服の証として大量のザーメンをおのが胎内へと受け入れ法悦の態で白目剥き絶頂へと至る。
逃れられない状況に追いこまれおずおずと良人ではない別の男の前で女はその豊満な体躯を白日のもとさらけ出す恥辱に直面。やがて邪悪な意志を持つ指先が秘所へと伸び執拗にそれらをいじり倒されて思わず甘い声が漏れる。おのが意志に反し蜜壷は期待に濡れそぼつなか不意にシャフトをその奥へねじこまれて乱暴にストロークを刻まれるものだからたちまち淫らな咆吼を発し彼女は乱れるのだ。舌先をねっとり絡め合いながらゴリゴリ内奥を貫かれるたび汗と涙とヨダレまみれで四方八方へ下品な嬌声をばらまくさまが淫猥でたまらない。ビッグバストをブリブリ揺らし体液を激しく飛ばしながら昇りつめてゆくヒロインのドスケベまんこめがけ最後に疾風怒濤の勢いで特濃孕み汁をくり返し叩きつけフィニッシュだ。
とまあいつもながらに画面全体から熱が伝わってきそうなえげつないファックの連発でまことに使い勝手良好。前2冊より短めの作品が多く読後感も極端にヘヴィな話はないのでシロノマヒロ入門としても好適かと。ただ個人的には母娘丼ものだとさすがにママンの年齢層が自分の嗜好からは上すぎるのと物語を盛り上げるためとはいえ序盤ゴムつきセックスが多めでそのぶんトータルでならすと私的実用性評価はこんな感じに。なんにせよ今回の親子同時攻略みたいな新たなシチュ導入を積極的に行い陳腐化を防ぐ工夫は作家としての向上心の表れであり大いに賞賛したいところ。どの作品もマイサンがお世話になりまくりだけど、おにゃのこのルックス的には娘の彼氏がその母親までも毒牙に……の「家族の果て」前中後編に登場の制服JK・小春(こはる)ちゃんと、セクハラ義父にオナバレし本番突入「愉悦の遺伝子」ヒロイン・爽陽香(そよか)さんの髪短め巨乳ガールズ&レディースが好みです。

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