2018-03-05

今夜のスタミナ定食。

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-シロノマヒロ「妻とられ」クロエ出版 ISBN:9784908099489
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

男性不妊の夫のため精子提供者を募って2人の子供を作ろうと決意した妻はいつしか作業と割り切っていたはずのセックスに没頭し中編4話&やがて生まれ美しく成長した娘にも毒牙は伸び後日談+ダンナ以外の男に免疫のないヒロインはほんのはずみではじまった浮気のとりことなって前後編+独立短編2本。最愛の良人を裏切る罪悪感から徐々に不倫ちんこの強烈な快感に酔いしれ身も心も肉欲の隘路へと転落してゆく人妻たちの浅ましき行状を執拗にえぐり出す作者最新刊は別名義を含めてのトータル3冊めにして本ペンネームでの2ndコミックスだ。
曲がりなりにもエロ漫画レヴュウサイトを謳う当ブログであるからには管理人たる自分も全分野ドンと来いのオールラウンダーでなければと思いつつ、どうしても苦手意識がぬぐえないのが奥さま/母親系の作品。だもんで申しわけなくもタイトルに妻だのママだのが含まれているだけで単行本購入をパスしてしまうのだが、この人が一昨年6月に上梓した前単行本にしてこの名前でのデビュー作「欲負け妻の淫乱本性」が発売直後からいろんなサイトで絶賛されていて、そんなにスゴいのならと恐る恐るレジへ向かったところこれが大当たり。抜けに抜けまくったものだからその年末に実施の2016年エロ漫画ベスト企画において堂々の第9位に選定したほどだ。そんなこの作家の新作がリリースされるというのだからこれは万難を排しても買わざるを得ない。
一糸まとわぬ超弩級のムチムチボディをあらわにし豊満な双丘を揉みしだかれながらいままさに下腹部を貫かれ絶賛絶頂中のドスケベレディがぼくらをお出迎え。ただこのなかば劇画ティックな表紙絵に比べ中身のモノクロ原稿ではもっと一般的なアニメ/ゲーム系由来のタッチでわりかしキュート寄りの造形がなされているので、シュリンクされた状態でいきなり衝動買いをするのは避けた方がよいかと。ちなみに巻末の初出一覧を参照すると収録作すべて2016年以降の「COMIC真激」掲載分ということで作画品質はきわめて安定。いつもどおり版元直営サイトの新刊情報ページでサンプル画像を確認できるので、シロノマヒロ初挑戦の方はまずそちらへアクセスすること。
コミックス表題が雄弁に物語るとおり、登場する女性たちは巻末の後日談的掌編を除き女盛りの人妻オンリー。ただ前述したように比較的カワイイ系のキャラメイクをするのと、実年齢は推定20代前半~アラサー近辺と若妻の部類に属するので、リアル寄りの熟女感あふれるフェロモンダダ漏れマダムとかをお望みの方には微妙にミスマッチかも。一方で奥さまらしく体躯の方はそのほとんどが特盛ビッグバストに安産間違いなしの豊かな臀部というゴージャスな様相で、その意味では期待を裏切ることはない。まさに性交するためだけに生まれてきたような彼女らが容赦なく熟れた牝穴をこじ開けられてだらしなくアヘ顔さらし昇天しまくるのだからたまりませんね!
物語パートは大まかに3部構成で、分量的にはもっとも多く実質的なタイトル・チューンに相当するロングランNTR中編「種の無い鉢」とその後日談、夫以外の男性に触れることさえ緊張するはずの人妻がいつの間にか実妹の夫との危険な浮気に堕ちてゆく「境界の歪み」前後編、そして前作収録短編のアフターストーリーたる人妻乱交もの「もっとも深く」/小学生の息子の同級生に寝取られるおねショタ風味の「息子が帰るまで」の読み切り2本となる。いずれももはやシロノマヒロの代名詞となったド直球の人妻NTRゆえ、運命の相手と永遠に結ばれる純愛和姦をお求めの方は一生涯近づかないこと。そんななか登場人物みな自身の狂気を承知しつつもあらがえぬ快楽の渦へみずからを投企してゆく「種の無い鉢」についてもう少し詳しく。
新婚当時のようにいつもラヴラヴなおしどり夫婦・大西康介(おおにしこうすけ)/詩穂(しほ)。早く子供を授かりたい2人だが先日の検査で康介が男性不妊と診断されてしまう。わらをもつかむ思いで精子提供サーヴィスへ打診し出会ったのが塚本司(つかもとつかさ)/未央(みお)夫妻だ。さっそく意気投合し司の精子を詩穂へ提供すべく彼ら2人は床に就くのだが、彼の巨根に貫かれ執拗に射精されるたび詩穂は本気でイカされ次第に夫では味わえない強烈な快感におぼれてゆく。一方で子作り行為を傍観するだけだった康介と未央もやがて司の提案で身体を重ね、夫婦2組4人の欲望の綾は複雑に交叉しはじめて――その行く末がどのように結実したのかは単行本を購入してのお楽しみ。かくも悪魔的な枠組に放りこまれたヒロインたちは当然ダンナ以外の男のちんこに最終的に屈服するに至るのだが、ギリギリまで理性を保ち耐え続けた彼女らがついに陥落したのちの堰を切ったような放埒ぶりが前作に続きシロノマヒロ作品最大の武器だ。もうガマンすることなどないと完全に本能を全開し下品きわまりないトロ顔を見せつけ幾度も気をやるヒロイン完堕ちの瞬間はまるで難攻不落のラスボスをついに攻略したときのような爽快感。
一部の掌編を除き1本あたり22-34ページと余裕のあるヴォリュームのなかでもかなりの分量がエロシーンに割かれ非常に充実。プレイそのものは奇抜なシチュなどとくにない肉体言語の応酬なのだが、その密度が全編にわたりハンパなく高い。画面いっぱいにド迫力ボディが行き交い前戯から本番突入、事後の余韻まで手抜きなしにプロセスの一切合切を活写。ここへ交合のさなかいやらしく屹立する乳首やはしたなく蜜を帯びる肉ヒダなど異様に扇情的なエロパーツ描写、血管ピキピキの剛直が柔肉をかき分けるように膣内を激しく前後するダイナミックな抽送シーンが彩りを添え、2度3度4度と休みなく子宮の奥へザーメンの奔流が流しこまれるたび全身をのけぞらせ汗と涙とよだれまみれでイキ狂う女子どもの痴態が我々の勃起中枢をダイレクトに駆動するのですよ。
いつの間にか夫以外の男に抱かれ当惑する貞淑な人妻はしかしながらやがて淫蕩なその本性をあらわにする。自分から目の前の欲棒をお口に含み胸の谷間に挟みこんで全力ご奉仕だ。休むいとまもなくこんどは下腹部の茂みを自分から広げテラテラ光る粘膜を見せつけて挿入をおねだり。愛してもいない男の怒張をゴリゴリねじこまれ強烈な衝撃に目を回しながら夫との行為では味わえない未曾有の快感に夢中だ。だらしなく目を剥きベロを出しながら淫語マシンガン連射しもはやただのセックスマシーンと化した彼女の奥さままんこの最深部へ受胎確実特濃白濁液をたっぷりとプレゼント。幾度も膣内射精されたのち精根尽き果てたヒロインは体内に収まりきれない精液を膣口から逆流させたまま荒い息を吐き熱い行為の余韻にいつまでも酔い続けるのだ。
前作に引き続き問答無用疾風怒濤ストロングファックの無差別爆撃にちんこの乾くヒマもない超弩級の精液分泌アシスト物件。あまり得意科目でないおねショタ的趣向のだけはわずかに私的実用度が低下したものの、人妻NTRネタを希求するすべてのエロ漫画読みに文句なく推奨できる鉄板作品だ。いまだに奥さま系は忌避してしまいがちな俺だけど、この人の単行本だけは以後も欠かさずチェックしていきたい所存。登場する幾多のドエロいヒロイン連中のなかでは、冒頭連作「種の無い鉢」の助演女優たる、どっかのソシャゲヒロイン風味なショートヘア幼な妻・未央たんと、後日談「種の無い鉢~若葉~」であたら処女を散らされる日焼けボブカット女学生・七奈羽(ななは)ちゃんの童顔短髪女子2名がマイサン的に最シコでございます。

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