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2018-07-04

今週のビート・エモーション。

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-奥森ボウイ「マンマンちょうだい」ジーウォーク ISBN:9784862977830
話○ 抜○ 消小 総合○

父親の再婚相手としてやって来た元同級生に赤ん坊扱いでご奉仕され主人公の股間も大変表題作&家を追い出され窮余のルームシェア生活もパートナーとの愛をじっくりはぐくみ続編&おまけ4コマ+独立短編1本。童心に帰り豊満な女体におぼれながら瑣事を忘れ癒されてゆく極楽浄土出現の作者最新刊は通算6冊めのコミックスにして本レーベルからの初見参だ。
キャリア初期から作画/作劇とも地に足のついたその芸風は誠実ながらも正直言うと地味に感じていたのだけれど、ケレン味たっぷりの設定をぶちこんだ電子配信の連載シリーズ「俺得修学旅行」がバカ売れし一気に売れっ子作家の仲間入り。それからは過去作も続々とコミックスになりそれも好セールスを記録してといますべての歯車が順調に回っている人。リリース間隔もすばやくて、前単行本「俺得修学旅行(2)」刊行から1年経たずの短期間でこのニューエスト・モデル発売である。
オーソドックスな一般青年誌系の絵柄は白黒原稿だと比較的落ちついた印象なのだけど、今回のカヴァーイラストはド迫力おっぱいまろび出し母乳噴き出してとむやみに扇情的。フォント使いも大胆で直截的な訴求コピーを帯にまといまさに売る気マンマンだ。さっそく収録作の初出を確認すると2013-15年にかけてのウェブ配信作品とのことで、前述のヒット作連載の直前もしくは同時期あたりに執筆の模様。巻末著者あとがきによれば古めのものは加筆修正をほどこしているとのことで表紙絵とのギャップもなくジャケ買いも安心。それでも気になる方は版元提供の単行本情報ページからサンプル画像を参照できるのでそれらをチェックののち購入を。
このたび我々の股間の慰安に貢献してくれる女性陣は年のころ10代ラスト~アラサー近辺といったところか。物語の根幹に関わるメイン級が3人にポッと出の抜き担当数人と少数精鋭ながら、そこはヴェテランゆえおのおの個性豊かに描き分け魅力的なキャラクターに仕上がっている。乳サイズは大小取りそろえつつ巨乳優勢で、カヴァーイラストが物語るとおりえらく存在感のあるデカ乳輪を標準装備とおっぱい星人向けのデザイン。また以前の作品でもそうだがヒロインみな下腹部のジャングルが豊かに生い茂り、陰毛大好きっ漢ならばマストバイ。
初出時は数パートに分割して配信していたものを超長編としてまとめる独特のスタイルにより、1冊にたった3コンテンツの特異な構成となる。そのうち父子家庭に新たな義母が同居のタイトル・チューン「マンマンちょうだい」と、その話の主人公が家を追い出され新たな家庭を構築してゆく「パイパイちょうだい」は実質的な続きもので、そこに蠱惑的な家庭教師さんとのえっちな駆け引きを展開の「感じて、カテキョ」が単品でプラスされる仕組み。冒頭からのシリーズものにはいずれも通底するテーマとして「赤ちゃん」が組みこまれ、前者では聖母のごとく甘やかしてくる元同級生にして現義母・芽衣(めい)にとまどいながらもおぼれてゆくニートな主人公・鈴木裕哉(すずきひろや)のうれし恥ずかしな葛藤を中心に、後者では自活することになった裕哉と新たな生活パートナー・真木ちより(ちより)とが互いに幼児退行をくり返すなか次第に心通わせてゆく情景を描き出す。これらと単発のカテキョ×教え子物語「感じて、カテキョ」3作いずれも、発端はコミカルながらも次第に家族の絆だとかたしかな愛情などが前面に押し出されストーリーは真摯なものへ変化してゆくという従来おなじみの奥森ボウイ節だ。その意味ではキャッチーな展開てんこ盛りの前作よりは同じく去年に富士美出版より上梓された2冊前の「毎日が挿入日」の方が近い雰囲気かも知れない。
とまあオハナシの雰囲気の変遷はあれど、濡れ場は必要充分以上の容量を確保。おそらくは配信上のレギュレイションの関係でエロシーン占有率はさほどでないものの、奥森ボウイ特有のむっちりボディが画面狭しと入り乱れ法悦の態で昇天しまくるヒロインズの痴態が読み手の勃起中枢をダイレクトドライヴ。加えて前2本ではテーマに沿った赤ん坊プレイが怒濤のごとく投入され、おこちゃま言葉で甘やかされながらの手コキだの授乳だの、あるいは逆転パターンで幼女さながらのヒロインにいけない行為をほどこしたりとやりたい放題。個人的には後者はともかく「赤さん」なりきりはそれほどシュミじゃないのだけど、俗事をすべて放擲しひたすらママンの懐へ抱かれたい諸兄には究極のヒーリング体験となることだろう。
やさしく頭を抱えこまれ甘い言葉をささやかれてあやされるうちすっかり気分は新生児。着衣をはだけまろび出される乳房にしゃぶりつき母乳を飲み干して夢心地だ。やがて屹立した怒張へ彼女の手が伸びシャフトを激しくしごかれてたちまち白濁を放つ。そして目前でパックリ開かれた蜜壷のその奥へ怒張をねじこめば柔肉がねっとりまとわりついてまさに極楽浄土。慈母のごとき肢体に埋もれたまま子宮の奥へたっぷりザーメンを放ったのちはまたしても安堵に包まれながら眠りに落ちるのだ。
なんでもない日常の営みを描きつつ誠実な愛の物語をつむいでゆく奥森ボウイ特有のスタイルにバブみを増したプレイが加わり独特の味わいをかもし出す1冊。昨今とみにストーリー寄りになりやや抜きづらくなった長編連載に比してこちらの方が使い勝手はよろしいかも知れず、ちんこのお供としてフル活用したのちハートウォームなドラマに癒されること必至。登場ヒロインのなかでは「パイパイちょうだい」主演女優にしてそのまっすぐな生きざまとキュートな笑顔に心も浄化されまくりなショートヘア美少女・ちよりちゃんが俺的イチオシですね。

2017-10-08

今晩のインスタント・ラヴ。

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-奥森ボウイ「俺得修学旅行(2)」ジーオーティー ISBN:9784814800483
話△ 抜○-△ 消小 総合○

病身の姉と入れ替わり男の身で女子高の修学旅行に参加した主人公は数々の試練をやり過ごすもついに露見の危機に直面し……表題作長編9話(第10-18話、以下続刊)。多種多様なキャラクターたちの人間模様と思惑が入り乱れ波瀾万丈のジェットコースター展開の様相を呈しつついろんなタイプのJKを引き続きおいしくご賞味の作者最新刊は通算5冊めのコミックスだ。なお本来は先月下旬発売の物件をいささか遅延しての評価記事であることをあらかじめおわびしておく。
web配信発のエロ漫画単行本としては異例のベストセラーとなった去年5月刊行の本作1巻の大好評ぶりにより、一気にこの業界のスターダムへと登りつめたまさにいまが旬の人。その勢いのまま執筆ペースもますます旺盛で、富士美出版からノン・シリーズの読み切り作品集「毎日が挿入日」が今夏に発売されたばかりというのに早くも大ヒット作の続巻であるこちらを投入してきた。てなわけでインターヴァルも短く今年2冊めのレヴュウである。なお版元サイト内に用意された単行本ページおよび著者公式ブログのやたらと浩瀚な発売告知記事から内容紹介や試し読みに各ショップ購入特典などさまざまな情報にアクセス可能なので、この機会に奥森ボウイ初挑戦を志す方は先にそれらのチェックを。
オーソドックスな一般青年誌系のタッチを基本に据えたその絵柄は最新型とは言えないものの充分なポピュラリティをたたえたもので誰にでも受容しやすい。収録作いずれも電子配信の「comicガチコミ」において直近に描かれた最新の筆致でありクオリティは高値安定。強いて言えば表紙イラストのようにかなりコッテリした彩色がほどこされたカラー絵と中身のさほどうるさくない仕上げの白黒原稿とでややギャップを感じるかも知れないがおおむね許容範囲内だ。
前述したように当連載の1巻めからそのまま継続の長尺シリーズゆえ、基本設定や主要な登場人物については前巻レヴュウを参照されたい。とりわけこの2巻には簡単なあらすじ紹介さえなくいきなり物語が続いているので、前の本がなければストーリーの根幹を理解するのは不可能。したがってこれから当シリーズに挑戦するという諸兄にはこの機会に2冊同時購入をオススメ。
てな具合に理由あって女の園へと潜りこんだ主人公・伊賀勇太(いがゆうた=姉:沙也加(さやか)の名を騙り変装中)のうれし恥ずかし受難劇は今回も目白押し。一部の同級生には正体が露見しつつもどうにかやり過ごし旅行をエンジョイしていた彼だが、生徒会よりの不穏な訴状を受け取りこの巻冒頭から大ピンチ突入だ。衆人環視のなか申し開きをするハメになり絶体絶命のところをとある人物の尽力によって救われるも、こんどはヒトならぬものに憑依され別の危機へ突入……というわけでまだまだ主人公の試練は続くよ。また同時進行で序盤から女子側の主要キャラ数名が愛憎入り乱れるやりとりをしていたのだけど、この2巻のなかで少しずつ彼女らの背景について明らかにされ、こちらも3巻収録分でどうやらその全容を目の当たりにできそうな雰囲気。
オハナシはかくも波乱に満ち満ちていても、そこはエロ漫画なので多彩なJK(+グラマラスパツキン英語教諭)相手のタナボタファックは抜かりなく。旅行の真っ最中ということで時間的制約も多くプレイ内容は特濃とまではいかないものの、さまざまなタイプの女の子をゴチになるアラカルト感が読み手の心を高揚させ股間もゴキゲン。執拗な性器結合/射精断面図フィーチャーもあいまって精液分泌支援ツールとして過不足ない働きだ。加えて自分はそんなにグッとこないのだけど女子高舞台ならではの百合ティックなシーンも盛りこまれていて、好事家にはたまらぬできばえ。
身バレの恐怖にさらされながらも目の前の女体乱舞にあらがえるすべなどなくた制服のその奥にある女子高生の神秘へアクセス開始だ。滑らかな肢体から着衣を剥ぎ密やかに息づく双丘や下腹部のジャングルへ指先を伸ばし適度な刺戟を与えれば彼女らたちまち甘い吐息をもらしはじめる。準備万端の蜜壷へこちらも破裂寸前の怒張をねじこみ刻を惜しむかのように摩擦運動に没頭だ。同級生どうしの無邪気なコミュニケイションは男と女の濃密なそれへと変貌し彼女のとろけまくったイキ顔を堪能しながら子宮の許容量いっぱいに熱い白濁のほとばしりをプレゼント。
とまあ前巻に続きスリリングかつ錯綜した物語とヴァラエティ豊かなエロスを堪能したのだけれど、ストーリーがあちこちへ寄り道し進行が目に見えて遅滞したのはマイナス点。修学旅行期間内というほんの数日間のできごとを描く短期決戦のオハナシだったはずが予想外の大ヒットでプロットの食い延ばしを図らざるを得なくなったというオトナの事情はわかるのだけれどやはり蛇足感は否めないところ。とはいえ女の子が常時ワラワラ入り乱れるゴージャスな絵ヅラやコミカル/シリアスを適宜切り替えながらテンポよくつむがれるお話運びはさすがで、次の3巻ですべてを上手いこと収束させてくれればと期待したい。登場するさまざまなヒロインたちのなかでは1巻に引き続きいろんな部分で大活躍な金髪褐色ギャルJK・ルナ姉に加え、2巻からの本番参戦組ではオドオド系短髪おっぱい漫研っ娘・佐藤まいか(さとうまいか)さんが激好みですなー。

2017-08-18

今宵のホンキー・トンキー・クレイジー。

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-奥森ボウイ「毎日が挿入日」富士美出版 ISBN:9784799505229
話○ 抜○-△ 消小 総合○

元バンドマン現ホームレスの主人公はかつての追っかけ女子に拾われ世話になって本編&描きおろし続編+独立短編8本&うち2作品巻頭フルカラー後日談風ピンナップ。ありふれた日常のなか出会うキュートガールズ&レディースとめくるめく愛欲の刻を過ごすドリーミンワールドに耽溺の作者最新刊は通算4冊めにして当レーベルからの2ndコミックスだ。なおこちらは先月末発売のものを大幅にディレイしての評価記事であることをあらかじめお詫びしておく。
デビュー以来バカ売れはしないけど着実にキャリアを積み重ねてきた中堅どころ、というのがこの人についての従来の印象。しかしながら去年5月発売の前単行本「俺得修学旅行」(ジーオーティー刊)で大ブレイクを果たし一気に売れっ子の仲間入りを果たした。実際この新刊も出版社のプッシュはこれまでになく強力で、現在まさに旬の漫画家であることのまぎれもない証明。ちなみに版元提供の単行本情報ページから試し読みへのリンクが貼られているほか、著者公式ブログ内の発売告知記事で内容サンプル&コンテンツ紹介や各ショップ購入特典が参照できるので、いきなり本屋へ直行する前にまずそちらのチェックを。
そんなわけで手にしたこちら、のっけからキャッチーなメイドっ娘がおっぱいまる出しでぼくらを熱烈歓迎のカヴァーイラストが早くも読み手の股間をダイレクトドライヴ。一方で中身のモノクロ原稿は表紙の雰囲気よりはオタ色の薄いオーソドックスな一般青年誌系のタッチで、派手さはないけど丁寧につむがれる落ちついたヴィジュアルだ。収録作の初出がまったく記載されていないので厳密な執筆時期はわからないけど、巻末著者あとがきでゼロ年代末~直近の比較的広いスパンにかけ「コミックバズーカ」や実話誌などに掲載された作品群であることが明かされている。たしかにお話によりいくらか絵ヅラの差異は感じるものの間違いなく奥森ボウイの手になるとわかる作画であり、表紙のみ見ての衝動買いでも裏切られることはないはずだ。
修学旅行舞台ということで必然的にオール女子高生だった前作との最大の相違点がヒロイン連中の年齢構成で、10代女子はマイノリティとなりOLやら風俗嬢やら20代の勤労巨乳女性が中心となったラインナップ。比例して顔立ちもずいぶんアダルト感が増してお肉もちょっとよけいについた感もあり、ションベンくさいJKよりオトナの女の色気がいいんだ!という貴兄にはうれしい変化。まあ青い果実スキーの自分は申しわけなく思いつつも少々ガッカリしたんですけど。
物語傾向もまた「俺得修学旅行」のような長尺ものではなく、ちょうど1冊めや2冊めのような1話完結の作品が大多数。前作であったような、女装男子がJKの群れにひとりまぎれこむといった趣のケレン味たっぷりなギミックは今回ほとんどなくて、ありふれた現代日本舞台のきわめて日常的なラヴ・アフェアばかりだ。漫画作品なのでみな整った顔立ちではあるけれど、決して絶世の美女や超絶イケメンでなくどこにでもいそうな男女がくり広げるそれは彼ら彼女らの生活環境や就業状況を含めて地に足のついたリアリティを感じさせるもの。もっとも女の子全員わりかしインスタントに身体を許してくれ初手からド派手にイキまくるタナボタティックな展開はエロ漫画ならではのもので、平凡な世界観に少しだけ「あんなこといいなできたらいいな♪」的ドリームを混ぜこんでゆくその絶妙な塩梅こそが奥森ボウイ作品ならではの味。
1本あたり18-20ページ程度と総分量はあまり多くないものの、エロシーン占有率は高めの部類で息子のお供としては大いにユースフル。リアリティ重視で若干形が悪かったり肉付きがアンバランスだったりする肢体描写が興奮を励起するにはむしろプラスに働いており、また全ヒロインに共通するモサモサの陰毛処理もより現実感をきわ立たせるのだ。ここに彼女らのクルクル変わるアクメ顔百面相や景気よくフィーチャーされる性器結合/膣内射精断面などエロ漫画特有の演出が上手くハマって読み手の摩擦運動を力強くアシスト。
退屈な日常からひょいと抜け出し2人だけの空間に閉じこもって熱く激しくメイク・ラヴ。彼女の汗ばむボディへむしゃぶりつくとふと匂い立つ牝臭が鼻をつきそれがいっそう情欲を刺戟するのだ。ガッチリ尻を抱えこみ準備万端の蜜壷へ怒張をねじこんでゴリゴリとストロークを刻みはじめる。未曾有の快感に全身をよじらせ小刻みに嬌声をまき散らすさまがいとおしくもエロっちい。恥も外聞もなくトロトロのイキ顔をさらけ出しながら昇りつめてゆく彼女のドスケベまんこめがけ最後に特濃ザーメンの奔流を叩きつけてフィニッシュ。
キャッチーな設定のもとJK専科でくり広げていた前作とはいささか趣が違い大人女性メインでありふれた日常世界のラヴ・アフェアに徹するこの新刊は、最近になって奥森ボウイを知った人にしてみるとどことなく空気が違って当初戸惑うかも知れない(いくらかオタ的なノリの例外はあるけれども)。しかしながら地味ながらも誠実に男女の愛の営みをつむぎ出す本作のテイストの方が、以前からこの作家の作品に接してきた自分にとっては自然に思える。10代女子スキーの俺なのでお歳のいったヒロインでは若干私的実用性が低下したものの、客観的に見れば精液分泌支援物資として過不足ない仕事でありお値段以上の働きをしてくれることは疑いなし。今回収録の物件たちのなかでは、たゆたゆ爆乳書店員ちゃんが同僚の彼とともにセックスという名のダイエットに没頭の「俺の彼女はすーぱーぷに子」と、バイト仲間同士のカップルがようやく舞台を整えた初Hで熱く燃えあがり「夏色バズーカ」がとりわけよござんした。

2016-05-26

今夜のラスト・ギグス。

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-奥森ボウイ「俺得修学旅行」ジーオーティー ISBN:9784860848606
話△ 抜○ 消小 総合○

風邪でダウンした姉の身代わりで女子高の修学旅行へ参加した主人公は美味しい体験のかたわら生徒間にうず巻く確執にも巻きこまれることとなり……表題作長編9話(第1-9話、以下続刊)。ドタバタコメディからシリアス展開まで振幅の激しいストーリーを堪能しつつ多種多様なJKの痴態をたっぷり摂取のコスパ良好な作者最新刊は通算3冊めのコミックスにして当版元からの第2弾単行本だ。
のっけからおわびしなければならないが、じつはずいぶん前からこの人の作家活動については認識していたにもかかわらず、既刊2冊はいずれも店頭見本チェック止まりで購入に至ったことがない。これまでに複数の媒体でソツのないお仕事をしておりたしかな実力の持ち主だとはわかっていたのだけどコミックスを買うまでの強い動機がなかったのだ。そんなわけで作風についてはいくらか予備知識があるものの単行本は初挑戦である。なお作者公式サイトの非常に浩瀚な単行本関連記事では本作の書籍データや通販サイト案内、各ショップの購入特典までもれなく網羅されているので書店へおもむく前に必ずチェックすべし。
おっぱいまる出しのギャルっ娘が法悦の態でほおを上気させそのえっちな肢体にうっすらと白いものをぶっかけられた訴求力抜群のカヴァーイラストでいきなりツカミはOK。中身のモノクロ原稿も一般青年誌風の端整な作画でクオリティ的には遜色ないと言えるだろう。今回の収録作はひと続きの連載作品として電子配信されたもので、執筆時期が近接しているだけにクオリティは高値安定。強いてケチをつけるなら華やかさはあんまりない印象だけど、シリアスからギャグまで幅広い表情が描けるし女の子のみならず青年もオッサンもそれらしく表現できるウェルメイドな筆致だ。
単行本タイトルで謳うように、本連載は頭からシッポまで終始修学旅行中の情景というきわめて短いスパンのお話を細部にわたり緻密に描き出す。平凡な男子高校生・伊賀勇太(いがゆうた)が無念にも風邪で旅行参加を断念した姉・彩也加(さやか)の代わりに女子高の修学旅行へ女装でおもむくというムチャな発端から物語がスタートだ。唯一勇太の正体を知る姉の親友・篠原佳織(しのはらかおり)の手引きにより彩也加の化身として旅行写真に思い出を残す作業に専念するはずが、次々に身バレするわうるさ型の生徒から疑惑を持たれるわハプニング続き、さらには異様なまでに厳格な生徒会に目をつけられ逐一行動をマークされるハメになった勇太の明日はどっちだ!?というところで以下続刊になって読んでてビックリですよ。この1冊で終わってない……というか今回収録分までだと起承転結のせいぜい「承」程度じゃないですか!というわけで今後どう転ぶかは予断を許さずまだまだ保留の意をこめてこの話評価に(作者さますいません)。
むろんエロ漫画であるからにはストーリー展開上に重要なのが次々に出入りする抜き担当キャラたち。必然的にJK固定となる彼女らは年齢で差別化を図れないぶんルックスもボディデザインもワイドレンジに展開だ。札付きの不良から秀才だけど極めつきの変人に厳格一途の生徒会長、キャピキャピ芸能人やら爆乳写真部女子に柔道少女、さらには金髪碧眼外国人教師まで十人十色のヒロインが主人公をお出迎え。甘食クラスのささやかなのからスイカップ級のビッグバストまで胸部もヴァラエティ豊かだ。一部時事ネタそのまんまの人やどっかのアニメから出張してきたようなキャラがいるのはまあご愛敬。本作収録のオハナシだとまだ本番突入に至らない娘も数人いるのがいささか残念なところだけど、そのへんは2巻以降へ期待ということに。
ワラワラ出てくる女子を主人公は各個撃破で相対するのでいわゆるハーレム展開にはならないのだが(最大でも3P)、大多数が1on1の濃密な交わりになるぶんエロシーン密度はむしろ高くて個人的にはありがたいところ。顔見せ程度のからストーリーに深く関わるのまで各ヒロインとのカラミ具合がそのまま濡れ場の濃淡にも直結している感じで、とくにたっぷり交合が描かれる数人は甘やかな会話のやりとりや本番開始から絶頂までの細やかな表情変化がヴィヴィッドにつむがれグッドだ。いずれも性の饗宴の締めくくりは女子高生まんこの最深部までザーメンの奔流を叩きつけフィニッシュの情景を射精断面図つきでお届け。
異性どうしじゃ本来ありえない近距離の誘惑に辛抱たまらず股間をふくらませたところを目ざとく発見され股間にしゃぶりつかれてのっけから桃源郷。たちまち先走り汁を搾取され休むいとまもなく目前に開かれた蜜壷めがけてたぎる怒張をインサートだ。さっきまでの同級生の顔がたちまち1匹のメスへと変貌し全身汗みずくになりながら体躯を寄せ合いこみ上げる快感に身もだえするさまが煽情的でたまらない。小刻みに嬌声を発し熱に浮かされたようなイキ顔さらして昇りつめてゆく彼女らの子袋の狭量いっぱいに白くねばつく液体を注ぎこみ女体征服ミッション完了。
従来はよく言えば地に足のついた誠実な恋愛描写、イジワルな表現をするならやや地味に感じられた作画/作劇が、いずれも少々あざといくらいの演出をいとわぬエンターテインメントに徹したものへ変化して訴求力をグッと増した。いまのところ各種の伏線は回収の途上であり、なによりもラスボス的存在がいまだ攻略されていないので、お話の真価が発揮されるのは次巻以降のこととなろう。とはいえ奥森ボウイの新境地開拓たる1冊であるのは間違いなく、今後の展開を楽しみに待ちたい。いろいろ出てきた女子連中のなかでは、表紙を飾るカヴァーガールにして主人公にはじめてセックスの手ほどきをしてくれた導き手でありストーリー面においてもホームズ/ワトソン役を両方兼ねるみたく八面六臂の活躍を見せるスレンダー巨乳パツキン黒ギャル・夏目ルナ(なつめるな)さんがドエロく優しく凶暴でとにかく抜群の存在感でございますよ。