2007-09-01

今週のエレン・ジェイムス党員。

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話△ 抜○ 消中-大 総合△

身体のどこかに出現したスイッチを押すとたちまち彼女はエロエロに……な

オムニバス連作4本+ノン・シリーズ短編6本。マークなし。少々プリミティヴな

絵柄ながらマリモようかんのようにプリプリムチムチした肢体の量感が素敵な

処女単行本。基本コメディのそれなりに無難な作劇はさほど特徴的ではないが、

いざエロシーンに突入してからがこの人の真骨頂。ダイナミックな構図を多用し

グリグリ視点を変えながら巨大な乳とパックリ開いた股間にフォーカスを当て

続ける濃厚な性交描写はたいへん実用的。またちんこを受け入れながら快楽に

突き動かされるままに淫語をばらまき執拗に中田氏をねだるヒロインたちの

痴態がいっそう劣情をそそる。とまあマークなしとしては破格の抜き物件では

あるが、同時に黄色い楕円を附与しないことによる弊害もはっきりと。前述の

美点に加えパイパンまんこを押し拡げつつ愛液をダラダラ流すさまやら最大

水圧で噴出するかのような大仰な膣内射精シーンやらもこの作家の魅力の

一端を担うのに欠かせない要素なのだが、無粋きわまりない白抜き修整の

せいでそのへんがスポイルされまくり。竹書房や双葉社みたいにシルエット

までわからなくされる消しよりはまだマシだが本質的にコンビニ売り誌向きの

人材ではないだけに由々しき問題。現在メガストアHで隔月枠を確保して

いるのでコアから消極小~無臭性の新作が出るのを期待したいところだ。



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