-西野映一「恋と心とHの関係」実業之日本社 ISBN:9784408173351
話△ 抜△ 消大 総合△
ちょっぴり変なスタートラインからだけどはじまりだした恋に無我夢中表題作オムニバス9話+おまけ4コマ。マークなし。さわやかな筆致で青春りっしんべんな男子女子のピュアなラヴ・アフェアを描き出す作者この名義第5単行本は前PNを含めたトータルでの7冊めだ。
前作「ぴんくぐろうあっぷれい」の刊行から1年弱と順調なペースでの発売となった今作は、これまた前作と同様に複数カップルの恋愛進展状況を並行して追っかける形態を採る。ただ今回はシームレスにそれらを描写するのではなく1カップルあたり3話ずつきっちりパートを分割して展開するのが相違点。
ことさらに描線をうるさくしないすっきり系のタッチで描かれる表情豊かなキュートガールズはこの作家のキャリア初期から変わらぬウリ。高校同級生同士のお話ということでハイティーン固定の今回もヒロイン3人衆は猪突猛進/クール/サバサバと上手に属性を振り分けいろんな需要にお応えだ。もっとも彼女らに対応する男子サイドもほぼおんなじタイプ同士の組み合わせなのは若干意外性に欠ける気はするが。
三者三様の彼女たちではあるけれど、ボディタイプは頭身高めむっちり系のくくりで統一。胸サイズに多少の違いはあるもののみなさん服の上からぱっつんぱっつんな乳尻のラインがくっきりと浮き出る発育のよさを誇る。ただここ最近お顔の造りは以前と同じくあどけないのに首から下がマッチョになりすぎて違和感を覚えるようになってきた。昔描いていたみたいなロリキャラをいまの絵柄でこなそうとしたら大変なことになるかもしれない。
カップル3組とも女の子が相方に処女捧げてめでたく恋愛成就という基本パターンを採用するのだが、そこに至るまでのシークエンスは各者さまざま。作者自身ツッコミを入れているように「素敵な恋」/「普通の初体験」からはずいぶん逸脱した空回りっぷりをどの組も見せてくれて思わず失笑するやら赤面するやらなのだけれど、そんな連中も最終的には互いに想う気持ちを確認しハッピーエンド。
身体先行で関係が進展するのでコンビニ売りとしては意外に濡れ場は充実していて、ヴォリューミーな女体をさまざまなアングルで転がし蹂躙するさまがなかなかユースフル。ゴムマリのようなバストを揉みしだかれるたびほおを真っ赤に染め上げて身もだえするおにゃのこの恥ずかしがりようがたまらなく勃起中枢を刺戟する。辛抱たまらず如意棒をインサートすれば彼女らも歓喜の表情を見せながらハートマークを乱舞させるのだからたまりません。豊饒な擬音と嬌声にまみれながらよがり続けるヒロインズの子袋めがけて許容量オーヴァーの白濁液を強制注入だ。
いささかフリーキーになりすぎた人体描写の進行が止まる様子を見せないのは懸念材料ではあるものの、みずみずしい思春期ラヴを心地よく描く手腕の冴えはあいかわらず。プレーンな絵柄なのにnot黄色い楕円物件らしからぬ濃いめのファックというギャップも魅力で、精液分泌支援物資としての基本性能は水準以上。
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