-前田千石「櫻田さんと僕の事(2)」双葉社 ISBN:9784575839708
話○ 抜○ 消大 総合○
ヒロインとようやく結ばれた主人公だけど横から恋路をしばしばジャマされその都度ヒドい目にあうわ彼女はふくれるわで大変表題作長編9話(第10-最終話、完結)。マークなし。はち切れんばかりのグラマラスボディを後ろから前から貫き白濁液放ちまくりのワンダフルワールドに没入必至な作者通算10冊め。
スッキリとムダのない描線を用いた一般青年誌系のタッチでこれまで双葉社ではどちらかというとコメディ色の強い作品を描き続けてきた人だが、最新の連載シリーズである今回は初期の作品群がそうであったような実用性に重点を置いたガチエロ物件。去年刊行の1巻ではお話の都合上本番は途中からだったけれども、こちらはのっけからバリバリ中田氏しまくってますよ!
短身ショタ風味大学生の主人公・洋介くんが下宿先の長躯爆乳未亡人・櫻田さんのダイナミックボディをようやくゲットして関係も安定へ……とはいかず、前巻に引き続き彼に異様な執着を見せるアマゾネス系バイト先オーナーの止むことなき逆レイプに精力しぼり取られまくるわそれを知って櫻田さんが嫉妬の炎を燃やすわの受難の日々が続く。さらに職場の社員旅行先ではこれまたご立派な体格の女将に抜かれまくるという巨女ジェットストリームアタックが受け身願望男子の経絡秘孔をハードヒットしまくりだ。
とまあ行為だけピックアップするとやっぱり従来路線のギャグ漫画じゃないか!と言われそうだが、ちゃんと終盤は心揺れ動く櫻田さんの前で男らしくビシッとキメて大団円なのでご心配なく。最終話、亡き夫の幻影を振り切り新しい愛に生きてゆくことを決意して長い髪を切り落とした櫻田さんの一点の曇りもない笑顔がとても美しくいとおしい。
長い尺を使ってきっちり物語を語り通すかたわらで、毎話男女の激しい攻防を見せる濡れ場をフィーチャーしちんこの慰安に貢献する。抜き担当ヒロインズがいずれも主人公を凌駕するビッグな体躯の持ち主ゆえ、誰がベッドシーンを担当しても特盛おっぱいや規格外サイズのヒップが乱舞する肉体満漢全席だ。ことに巨大な2つのマッスが独立した生きもののように跳ね回る乳描写は圧巻で、目の前のそいつを両手でホールドしたり先端をお口に含みながら激しく腰を使うその都度彼女らも随喜の涙を流しハートマークを四方八方に飛散させる。後ろから前からいくたびも膣内深く熱い飛沫を注ぎこんでは即回復の絶倫ファックに女子どもも絶頂に達したまま失神。
今単行本の直前数作ではどこかお話が尻切れだったり消化不良だったりで不満が残っていたのだけれど、ムダな枝葉を剪定し主人公たち2人の関係性の深化にストーリーラインを集中させたことで以前のような輝きを取り戻した感じ。もともとエロカワイイ大人女性を描くのには定評があった人だけに、変にキャラを乱立させず櫻田さんのキュートな喜怒哀楽を丁寧に追うことでさらに彼女の魅力がアップ。前田千石作品としてはやはり同様にかわいらしい年上ヒロインで押しきった5冊め「ふぁみこん。」に収録の長編「母コン」以来となる会心の一撃と断言してしまおう。
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