2011-10-25

今月の暗黒日和。

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-野晒惺「覗姦愛」一水社 ISBN:9784864160889
話○ 抜○-△ 消極小 総合△

好きなのに幼なじみ男子にはついつれなくするヒロインだけどふとしたことからようやく仲が進展し本編&描きおろしイントロダクション+短編6本。おっぱいもお尻も特盛のゴージャスな肢体を激しく使役しながらはしたないアクメ顔を臆面もなくさらしイキまくる牝犬どもの痴態を目いっぱい堪能できる作者このペンネームでの処女作品集だ。
著者あとがきではみずから「初単行本ですよ!」と高らかに謳っているのだけれどじつはこのお方、今年9月にティーアイネットより秋神サトル名義で「孕め!肉便器」をリリースしている。作風の使い分けとかはとくに意識しているわけではないようで絵柄もストーリーラインもまさしく同一人物以外のなにものでもないのだが、後述する理由で結果的に訴求対象が変わる可能性が高いため、前作のイメージを持ち越したまま不見転で購入するのはオススメできない。
まず少女から熟女までワイドレンジだった女性陣の年齢分布は若干狭まって高校生を中心に上方向数名の構成。ことに今作の表紙にもあるようなセーラー服を大いにフィーチャーしているのは制服マニア的にはうれしいところだろう。一方で大半のヒロインはプレイメイトもかくやの非常に均整の取れた完璧ボディをお持ちで、こちらは処女作からの引き継ぎ要素。
TIの方のコミックスを読み通したときも印象に残っていたのだけれど、この作家はどうやらことのほかツンデレがお好きなようでヒロイン造形がそちら方向へやたらと傾倒している。それも本来想いを寄せているはずの男子にわざとつれなくしたりケンカ寸前まで悪口言ったりと、ツン成分をたっぷり乗っけるのが趣味のようだ。そのぶんいったんデレてからの変貌は劇的で、やたらちゅっちゅしてくるわ結婚確約を迫るわの甘えっぷり。あまりツンデレのよさを理解しているとは言えない俺もこの妙にいじらしいキャラメイクには思わずキュンキュンしちゃいますなあ。
このある種なんぎな女の子たちの気持ちを心優しき男子諸君がくみ取ってやりスウィートなメイク・ラヴへと突入するのが物語の基本線なのだが、ここで本作は以後のルートが大きく2つに分かれる。ひとつめはしごく常識的な1on1の和姦もの、そしてもう一方がこの単行本を特徴づけるスカトロネタだ。分量的には後者の比率が高く、また当然のことながら行為のユニークネスでは比較にならない。だがしかし両タイプの物語を読み終わればやっぱりそれはどちらもまぎれもなくオーソドックスなラヴストーリーなのだから恐れ入る。ぶっといのをひり出す現場を見られ涙したり排泄物で衣服を汚し往生したりでまごつく少女を包みこみ抱きしめてくれる少年の気高き魂によりすべてのエピソードが見ン事純愛賛歌へと昇華しているのだ。
大いなる愛に包まれて彼女らも感謝の印に暴れん棒へがっつきお口でご奉仕。ひょっとこフェイスでもそもそ唇を動かしまずは第1ちんこ汁をゴックン。たぎり続ける怒張をお次は蜜壷へと挿入しピストンを開始するやたちまち法悦の態で白目剥き。下品なアヘ声を機関銃のごとく振り散らかしながらハートマークを乱舞させては膣内射精を懇願する女子どもの子袋めがけ熱い飛沫をぶちまければ一気に絶頂へ達し脱糞。
放尿まではギリギリOKでもうんこはいくら2次元とはいえゴメンナサイな自分は評定を下げてしまったが(作者さますいません)、いちばん恥ずかしい部分までステディな彼氏に恐る恐るさらけ出した結果思いがけず受け入れられ安堵するヒロインズの幸せいっぱいな表情がとても魅力的に描けており高く評価したい。ただしこの作家が処女単行本で展開した妊娠ネタが今回どういうわけか完全オミットされているので、孕ませ大好きっ漢はそちらの要素を期待せぬよう。収録作のなかではこの人にしてはめずらしい天然おっとり系お下げっ娘・千晶さん大活躍の「見えないものは覗けない」がお気に入り(でもスカ話なんで正直抜きづらい……)。

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