2012-03-31

今週のアテネ・フランセ。

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-矢凪まさし「僕の彼女がエロい訳(3)」双葉社 ISBN:9784575840568
話△ 抜△ 消大 総合△

発端の2人以外にもペット志願の女の子続々集合でますます主人公のご主人様ライフは混迷の度を深め表題作長編8話(第17-最終話、完結)。マークなし。スッキリと整理されたタッチで軽快に描かれるキュートガールズがだらしないアヘ顔さらしてイキ狂う光景に愚息もご満悦のこの作家最新刊は本シリーズのフィナーレとなる1冊。
当ブログ開設以来矢凪まさしのコミックスは欠かさずレヴュウを実施していて、こちらも1巻および2巻と記事を書かせてもらっている。昔はレヴュるたびしつこく黄色い楕円誌への復帰希望を記していたのだが、ここまで来たらもう作家としてのキャリアが終焉を迎えるまでユルユルとコンビニエロで活動し続けるのだろうなと最近はあきらめぎみ。
ともあれ前巻まででメイン格の2人・ポチ&ミケに加えアパート大家・タマ、ポチのお目付役・花と順調に抜きキャラが増殖していき、今回はさらに主人公の元級友・チロが参戦してハーレムは5人体制に。ここまで女性陣が大所帯になると大奥よろしくHの順番をまわすのもたいへんで、必然的に多人数エロ回が増え乱交好きにはまたとないご褒美だ。
最終巻ともなれば散りばめられた伏線はすべて回収され登場人物たちの関係には明確な道筋が示されるのだけれど、いちおう最大のなぞとして取ってあったポチの家庭の事情がようやく明かされ前者については解決……なのかな。それによりさんざん拡がった主人公の女性関係も同格のダブルヒロインを立てる形にしつつあいかわらず5人のペットたちに囲まれ酒池肉林は続くよエンド。正直とってつけたような結末で感心はできないのだが、昔からこの作家はこんなグダグダオチが定番なのでその意味での裏切られ感はない。もっとヒドい形で終わった矢凪まさし長編を山ほど見てきた自分としては今回のデキは上等とはいわないまでも中の中くらいかと。
物語の完結に向け若干ご説明部分が増えたのとキャラ追加により1人あたりのエロ密度はかえって下がってしまい濡れ場のエレクチオン喚起度は心もちマイナス。とはいえ例によって美麗な描線でつむがれるやらしい女体が乱舞するさまはやはり心地よく、主人公のイジメティックな責めにジュンと股間を濡らすMっ娘どもの陶酔しきった表情がなんとも蠱惑的。
プリプリの美尻を抱えこみゴリゴリとぷっくりまんこに暴れん棒をねじこめば即座に彼女らも反応し全身をのけぞらせてハートマークを乱射しはじめる。随喜の涙を流し端整なお顔をグシャグシャに崩しながら腰の動きをシンクロさせてくる媚態が勃起中枢をハードヒット。絶え間ないらめええええ絨毯爆撃とあわせ膣内をぎゅんぎゅん締めつけてくる怒濤の性的攻勢に屈しシメは内奥めがけ熱い精液をドプドプと注入だ。
使い勝手ではさすがにマークつき漫画に及ぶものではないけれど、脳みそが疲労しストーリー咀嚼能力が衰えているときにもスルスルと水のごとく摂取できるライトエロの模範的物件。本連載の終了を以て長年の本拠地である「メンズヤング」は消滅したが引き続き同社の「ピザッツDX」でレギュラー掲載枠を獲得したので、この人には今後も肩のこらない娯楽作品をコンスタントに供給し続けてもらいたいもの。

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