2012-03-10

本年度のストレステスト。

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-都氏「わんこ淫」ジーウォーク ISBN:9784862973269
話○-△ 抜○ 消小 総合△

飼い犬が粗相をしたつぐないに性的ご奉仕するハメになったヒロインだけどご主人様の調教にすっかりハマり表題作長編5話&巻頭フルカラー+独立短編3本(うち1本描きおろし)。むっちりボディをハードに使役し男子の性欲解消のため鋭意努力する女の子満載の作者最新単行本は当社からの第3弾にしてこの名義4冊め、さらにはトータルでの5th。
コミックス刊行数はさほどでなくてもキャリアはずいぶん積んでいる人で、なつかしめの少女漫画絵で描かれる物腰柔らかなガールズ&レディースがまいど好印象。2010年7月刊行の前作「イイことしよっ!」からは若干インターヴァルが空いたこの新作だが、その間に絵柄の適度なup to dateがはかられていていい感じ。既刊ではときおりものすごく造形が古くさく見えるコマがあったりしたものだが今回はそんなこともなく着実な進歩が感じられる。
ガチロリ以外はほぼなんでも描けるこの人が今回手がけるヒロインは、タイトル・チューンが専門学校生設定で短編群は女子高生/人妻/OLとヴァラエティ豊かに用意。みなさん例外なくマリのように立派な2つのお胸の突起をお持ちのグラマラスな肢体でいかにも抱き心地がよさそうだ。あとこの作家はアンダーヘアの処理が独特で、陰核の周辺だけカケアミっぽく密に茂らせているのが妙にやらしくてよろしい。
お話の方は巻末のヤンデレJK暗躍ネタを除けばおおむね明るい調子で進行する。ヒロインを犬に見立てて隷属プレイを強要し青姦だのハメ撮りだのの卑劣な行為が続出する表題作でさえ女の子がやたらとピュアでご主人様に進んで忠誠を捧げるのでなにやらハートフルな雰囲気すらただよわせてしまうのがこの作家ならではの味。まあ野郎側が終始ヤな感じなのでいくらか相殺されはするものの、凌辱嫌いの調教好きという矛盾した心情の持ち主にはジャストフィットかと。それ以外の残り2本は好漢×いいオンナのさわやかラヴで、個人的には従来の都氏テイストを継承したこれらが収録作のなかではもっとも好み。
躍動するムチプリボディを思う存分蹂躙のエロシーンはなかなかに扇情的で、とりわけポロリとこぼれたちんこに速攻がっつきネチョネチョと竿に舌を這わせる濃厚フェラや舌先と指を高速で駆動し確実に女子をイカせるクンニなど激しい前戯の応酬がマーヴェラス。お互い序盤から汁まみれになりながらすみやかに本番突入だ。
目の前にくぱぁとおっ広げられた濡れ濡れまんこに血管バキバキの陽物を一気にぶちこまれて女の子さっそくトロトロのアヘ顔さらしてイキまくり。真綿で締めつけるように内壁がちんこを包みこみ全力で快楽をしぼり取る。はしたなくヨダレダラダラたれ流しては四方八方へ淫語をまき散らすその痴態はあたかも1匹のメスイヌのごとしだ。全身をビクつかせながらファイナルアクメを迎えんとする彼女の奥底へ白くねばつく液体をドプドプ流しこみ劇終。
せっかくのロングランファックなのに前半部ではシメが膣外射精だったり途中で百合ネタを投入したりと冒頭長編にはいまいちノれなかった俺だけど、都氏ならではの包容力豊かなヒロインを前面に押し出した短編群により評価挽回。もとより自分は快く男子の欲望にお応えしてくれる(でもビッチじゃない)女性満載だった作者この名義での処女単行本「glamourous parlor」に惹かれていまに至るので、この作家にはそうした要素を以後も期待してしまいがちではある。ともあれ今後もコンスタントにエロカワイイ女子を量産し続けていただきたいものだ。

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