2012-06-16

本日の吉田学校。

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-にくしょ「IDOL×IDOL」コアマガジン ISBN:9784864363358
話△ 抜◎ 消極小 総合○

しがないアイドルオタクの主人公だけどふとしたきっかけで夢の酒池肉林ハーレム生活に突入表題作長編全9話+脇キャラスピンオフ短編1本。ぷにぷにフェイスの萌えっ娘どもがビラビラまんこをハードに使役して白い飛沫を種つけされまくりの強力すぎる抜きツールは作者この名義での初単行本にして前ペンネームからの通算6冊めだ。
きっかけはよくわからないのだが読みはそのままに今作の雑誌連載時から筆名表記をひらがなに変更。「弐駆緒」=にくしょはたしかに読みづらいけれど個人的には気に入ってたのでいささか残念なものの、その作風にはなんら変化なくこれまでどおりガッツリ使える漫画を安定供給してくれていてありがたい。
最近はエロゲンガーとしての活動も行っているためか漫画の生産ペースがダウンして、前作となるオークスからの単行本「凛と都古のも~っと!胸キュンDIARY」の発売からはじつに3年近くの歳月が経ってしまった。コアマガからは同じく2009年刊の「はっぴぃすぷりんぐ」以来のコミックスとなる。
ディフォルメのよく効いたいかにもアニメライクなぷに系のタッチはキャリアの蓄積による洗練はあるもののベースラインは当初から不変。この愛らしいお顔にたいへん盛りのよいダイナミックボディが組みあわされる魅惑のコンビネイションが素敵だ。あと個人的にはさほどグッとこない要素なのだけど、毎回キュートなショタっ子を投入するのもこの人の特徴であり今作でもそれは当然のごとく踏襲されております。
長尺ものながらキャラクターはグッとしぼって、物語のほとんどは主人公とアイドル2名――おしとやかムッチリ妹系・咲良さき嬢および世話焼き爆乳幼なじみ系・柏葉春菜嬢のトライアングルラヴを展開。その他妖艶女社長やら謎の男の娘やら、あと番外編でアスリート系女教師などわりかし少数精鋭の布陣だ。その結果ヒロイン1人あたりのエロ密度はたいへん高くちんこ的にはまったく不満なし。
いわゆるハーレムものの枠組みを遵守したストーリーは新鮮味こそないが定石をきっちり押さえていて、1on1と複数姦を適度に組みあわせたエロシーンやヒロインそれぞれの恋愛感情の処理などをよどみなくこなす。読者参加企画の名のもとオハナシの整合性など無視で奇抜なシチュが支離滅裂に並べられた「胸キュンDIARY」シリーズと比較するとはるかにまともな作劇だ。もとよりコミメガ系列で執筆した作品は当初から堅実なラヴコメだったことを考えれば当然ではあるのだけれど。
そしてにくしょの最大のウリである派手なエフェクト目白押しの濡れ場もまた健在。バッキバキの勃起ちんこをぷっくり土手高まんこへゴリゴリねじこみ粘膜どうしを激しく摩擦させたのちザーメン大量放出の性交プロセスを最大ズームで追いかける問答無用のガチンコファック絨毯爆撃に読んでるこっちはすっかり満腹だ。叙情性よりもダイナミズムを重視した下世話なヴィジュアルに辟易する向きもあろうが、個人的には上品さなどクソ食らえとひたすらパワフルなエロ構図で押しまくるこの路線を断然支持する。
たゆたゆのバストに顔をうずめながらそのふかふかの感触を堪能したのちはおにゃのこの面前に息子を差し出し慰撫を依頼だ。快く承諾いただきおもむろにはじまる彼女の口淫強攻に矢も楯もたまらず無条件降伏。先走り汁を吸い取られたお返しにこんどは下腹部をくぱぁと開かせてたぎる怒張をフェードイン。コリコリの内壁をこすり上げられて女子どももたちまち四方八方へ淫語を乱射する。大量に奏でられる嬌声と摩擦音のはざまで涙と汗と愛液にまみれトロトロのアヘ顔をさらす彼女の痴態にシャフトの硬度も上がりっぱなし。ハートマークを16ビートで刻み続けながらしきりに膣内射精をおねだりするヒロインの子袋いっぱいに白くねばつく液体の奔流を叩きつけて終わりなき性の饗宴にようやくエンドマーク。
オチは腰砕けぎみだしこの作家得意の女装男子がいまいち機能していないきらいはあるものの、いくらかある瑕を帳消しにしてあまりあるストロング&ヘヴィなセックスの応酬には文句のつけようがない。原画描きなどほかの仕事との兼ね合いもあるだろうが、願わくば再びエロ漫画の比重を高めてもらい今作のようなすばらしき抜き物件を量産していただきたい所存。

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