2012-08-10

今週のアキタランド。

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-Rico「俺の彼女がメイドで嫁で、いろいろ何でもしちゃいます!?」コアマガジン ISBN:9784864362931
話△ 抜○ 消極小 総合○

独り暮らしの主人公宅にやってきた幼なじみ派遣メイドとベタ甘ラヴラヴ生活連作シリーズ5本&描きおろし後日談+独立短編5本(うち前単行本収録作続編1本)。萌えまっしぐらの激カワおにゃのこが男子諸君の欲望に忠実にお応えしまくるalmost paradiseを思うがままに追体験できる作者最新単行本は通算5冊めのコミックスだ。
前作「甘えんぼ」のリリースから1年経たずに刊行と精力的なお仕事ぶりで、その間に非エロ媒体での執筆や同人活動までこなしているのだからたいしたもの。なお今回発売のものは初回限定版仕様となっていて特典にドラマCDがつくのだが、そちらは未開封ゆえこの記事では漫画本体についてのみの評価を実施する。
少女漫画直系の繊細な描線に適度なオタテイストをまぶしたその絵柄は異様にキャッチーで、エロのみならず萌え系一般誌から引き合いが来るのも至極当然。おっきな瞳に愛くるしい顔立ち、柔らかなおぐしにフリフリの衣装と「野郎どもの期待する少女漫画絵」を忠実に再現したかのようなそれは逆に別マや別フレなど正統派ガールズコミックでは絶滅危惧種なのだから皮肉なものだ。
前単行本ヒロインはこの作家のセオリーからやや外れたささやかなお胸だったのだけれど、今作では冒頭シリーズの主演女優にして表紙にも登場のメイドっ娘・美沙たんをはじめ童顔巨乳タイプが主流派。とはいえ短編には貧乳さんもいるのでRicoの描くつるぺた女子がツボな方も心配ご無用。いずれもお年のころはティーン~20代前半の黄金世代で、ニッコリとあどけない笑顔を向けられればむくつけき男どももみなヤニ下がること必定。
このキュートすぎる少女たちがどのお話でものっけから一世一代の恋に落ちたり好意全開でご奉仕にはげんだり初めてを捧げたりと妄想そのもののシチュを具現化してくれるのだからたまりませんな。前フリなしでやってきたメイドさんが偶然幼なじみで想い人で以後家事も性事にも尽くしてもらいまくりの巻頭シリーズはその完成形で、ここまでお膳立てが完璧すぎるとさすがにやや食傷ぎみではあるものの、世知辛く殺伐とした日常に倦み疲れた読者をなんら打算なく無条件に癒してくれる彼女らの存在が生きる希望になるのならそれも悪くない。
エロ漫画であるからには心の慰安のみならずちんこにもユースフルであることは必須条件だが、その点も本作はおこたりなく充実。清楚なヒロインが愛するカレの前でだけはド淫乱に変身しアンアンイキまくるというお約束もバッチリ効いていて君の息子もエレクチオンしっぱなしだ。幼さの残るお顔をすっかりとろけさせハートマークを四方八方にばらまきながらセックスの奔流におぼれる少女の痴態が股間をハードヒット。
ステディな男子のシャフトにみずからかぶりつきつたないながらも熱心なフェラでまずは第1ちんこ汁を搾取。行為のさなか濡れてしまった秘密の花園を恥ずかしげにくぱぁしながら挿入をおねだりするヒロインの笑顔がまた破壊力抜群だ。辛抱たまらずハードな往復運動を開始すればたちまち彼女ら甘い吐息をもらし腰まで使いながら快楽に身をまかせる。ベッドをギシギシきしませながら法悦の態でのぼりつめてゆく彼女のいちばん奥の部分へ受胎させようかという勢いで大量の精液を放ったその刹那2人同時にTKOだ。
昨今はあいかわらずの愛らしいお顔に対しやや頭身が上がりすぎな印象を受け、また乳や性器近辺の作画密度は正直2冊め3冊めのころに軍配を上げたくはある。とはいえますます進化を遂げたイキ顔やらエロな若人の脳天を直撃するシチュセレクトなどは白眉で、甘口萌えエロでかつ実用性も追求してというわがままなニーズにピッタリお応えの1冊だ。収録作のなかではやはりメインコンテンツである冒頭連作ヒロイン・美沙たんのエロカワイイお姿が最高に抜けましたです。

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