2012-08-27

今月のプリティ☆ベル。

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-KOJIROU!「綾香の共有性活」ジーウォーク ISBN:9784862973436
話△ 抜○ 消極小 総合△

交通至便家賃格安のアパートに即入居を決めたヒロインだけど契約条項の罠に引っかかり引っ越し初日から住人たちの慰みものに表題作長編6話&描きおろしフルカラー導入部+おカタい風紀委員長がクラスメイトや教師に弱みを握られ性奴隷化前後編+独立短編1本。あふれんばかりのビッグバストを振り乱しながらなん度も膣内射精をキメられイキまくる女の子てんこ盛りな作者最新刊は通算6冊めにして当社からの4thコミックスだ。
他社刊の前単行本「ぱられる!リキュアたん(2)」発売からおよそ9か月、この版元からのコミックスとしては2009年に出た「きゅ~てぃ~ぱい」以来ひさびさ。まあでもこの人の漫画はまいど爆裂おっぱい&すべすべまんこのキュートガールと明るく楽しくハメハメの黄金パターンでデフォ買いも安心……と思っていたらどうも単行本表題が不穏きわまりないものになっている。とりあえず平静を装いながらレジへ今回の新刊を差し出し帰宅してからおもむろにページを手繰ると……。
などと意味もなく週刊連載漫画風のヒキをくっつけてしまったが、従来どおり変わらない要素もあるのでまずはそこを。少々なつかしい系のアニメ/エロゲ風な絵柄はこれまで同様で、巻末著者あとがきによれば作画環境を完全ディジタル化したとのことながら仕上げは以前からCGワークだったので見た目いっしょだ。またハイティーンあたりで固定の女子どもがスイカ同然の巨大な2つの双丘を誇示するボディデザインもあいかわらず魅力的。
とまあ画面構成のベースやヒロイン造形はデビュー以来の路線を踏襲しているのだけれど、まったくと言っていいほど変貌をとげた部分が2つ。すなわち、能天気和姦からエンドレス凌辱系へと180度転回のストーリーテリング、および良くも悪くも印象の薄い人畜無害系のルックスから突如キモデブ前面フィーチャーとなった野郎キャラたちだ。
もっとも初出が古い巻末短編「あねちち!」のみは以前のKOJIROU!テンプレにのっとった明朗快活エロコメなのだが、輪姦強姦満漢全席のタイトル・チューンや毛むくじゃら男子生徒&男子教師にサンドイッチファックされる前後編の「那波の性活指導」と収録作のほとんどが本格凌辱もの。強いて言えばキルタイムで数本ダーク風味のものを描いていたことはあったけれどもそれは例外であり本流はあくまで和姦ネタだった。ちょうど調教だのMCだのばかり描いていたのがあるときイチャラヴ三昧へと看板を掛け替えた巴天舞の逆パターンだなあ。
そうした作劇面の変化以上に驚いたのが男性キャラの汚っさん化。女の子の圧倒的な存在感に比して好人物ながらもキャラ立ちの希薄な男性陣という印象だったのだけれど、それが物語のダーク化とともにいきなりガチムチだの毛むくじゃらだのハゲ親父だのの暑苦しい連中がいきなり出張るように。あたかも堀川悟郎漫画の登場人物のような彼らは既刊の男たちと見比べると明らかに異質で、こちらは従来その痕跡すらなかったものだ。
これまで濡れ場ではステディな男子としっとり抱きあい幸福そうにあえいでいたKOJIROU!作品の女の子は悪意たっぷりのオハナシと不快指数100%のキモデブに囲まれて羞恥と屈辱のなか無理やり快楽を引き出されることになる。ヒロインの意志など完全に無視で好き勝手に豊満な肢体をむさぼり適当な穴にザーメンを出されまくる光景はまさしく恥辱の極み。いくらカラダは気持ちいいといっても彼女らが悦楽に満ちた表情になることはほとんどなく、大半は端正なお顔を苦痛と恐怖でゆがませたまま。動物のようなラーゲを強いられ遠慮なく子宮のなかへザーメンを放たれて涙する女の子の痴態がひたすらもの悲しい。
最小限の導入をすませたらあとはひたすら入れ替わり立ち替わり男どもがヒロインを犯し続けエンドレスで中田氏のセックス回転寿司。ブリブリ乳を揺らし安産型のヒップをわしづかみにされながら10回も20回も連続で膣内射精をキメられる光景はもはや一種のオートメイションだ。扇情的なコスプレや変態的なシチュやらおよそ愛情の育みようのないギミックばかりに埋もれつつ今日も彼女はひたすら子袋を白濁液で満たされその都度望まぬ絶頂に達する。
ファックシーンの濃厚さではこの作家の単行本のなかで間違いなく突出しているのだけれど、キモメンが頻出するとちんこが萎える自分はどうしてもゲンナリする場面が増えてしまい評価を下げることに。もっともそこが気にならない人にはムダな場面いっさいなくちちしりまんこ合体射精絨毯爆撃の素晴らしく効率的な抜きツールであることを保証する。以前のちょっとアホっぽいKOJIROU!エロスが好きな俺は唯一の読み切り作品「あねちち!」でおもに自慰表明にいそしんだのでした。

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