2012-11-17

今夜の内外薬品。

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-けろりん「愛だ恋だのいってないで」エンジェル出版 ISBN:9784873064574
話○ 抜○-△ 消小 総合○

童貞失いたてヘタレボーイ×元担任熟れ熟れ女教師のデコボコ恋愛模様は紆余曲折ありつつも順調に連作3本+仲よし3人組女子それぞれの充実性活連作3本+前単行本収録作後日談1本+欲求不満の居酒屋女店長は新人のちんこをいじめてストレス解消連作2本。卓越した画力でドエロい女どもの奔放な痴態をヴィヴィッドに描き出す作者最新刊は再刊本を除いた通算5冊めにして成年向け第2弾単行本だ。
キャリアのほとんどをコンビニ売り誌で積んできていながら諸事情があって最近になり黄色い楕円市場に参入してきた人。今回も双葉社の「メンズヤング」/「アクションピザッツスペシャル」掲載のものが収録のメインながら修整をマークつき基準にし版元をエンジェル出版に変更してのリリースとなる。なお同社から去年3月に出た「ピンクトラッシュ」とは世界観やキャラクターの大部分を共有しており、内容を深く理解するためにはそちらが必須となるので可能ならば同時購入をオススメ。ちなみに厳密な意味での前作に相当する、少年画報社発の復刻再編集本「ボディランゲージ」は新作レヴュウを旨とする当ブログでは評価対象外であり購入をスルーしている。
この作家のものするアーバンでソフィスティケイテッドかつシャレオツなタッチはしかしながらとびきりキュートな方向にもすかさず振ることのできる懐の深さを持ち、優美な女体のシルエットを最大限魅力的に紡ぎだす肢体描写とともにことヴィジュアルの完成度ではエロ漫画界でも屈指。後述するお話方面の違和感を常に抱えつつ俺が購入し続けるのもこの素晴らしき作画ゆえで、同じキャラが筆先ひとつで清楚にも淫猥にも変貌するけろりんマジックはいちど体験しておくべき。
初出誌のレイティングの都合上女性陣は大人限定で、それも社会の酸いも甘いも知り尽くしたアラサーヒロインが主流派。よって本来熟女苦手の自分はそれだけで忌避要素になりかねないのだけれど、この作家の描くアダルトさんは外見もムダにおばさんしないしなんといってもキャラ造形が非常に愛らしくてついほっこり。とりわけ強気系女子が一転メロメロにデレてゆくプロセスを描かせると天下一品で、凛としたオトナのオンナを自分色に染めたい君にはこのうえないご褒美だ。
そんな彼女らが乗っかるストーリーは肩のこらないスムージーなラヴ・アフェアで、前半部の凌辱風な描写ゆえメンヤンで没を食らいエンジェル倶楽部で描いたという「桃色廃棄物(若奥様はある朝突然に)」ですらノリはいたって快活だ。なにげない日常パートからふとしたきっかけでエロエロに発情したヒロインとしっぽりねっとり愛を確かめあうリア充ティックな性の交歓に見ているこっちはゴチソウサマですよ。そのほかこの作家の通例で連作シリーズ内部でないものまで物語間がみなゆるやかにリンクしており、こうしてコミックスを通しでまとめて読むことによりいっそうけろりんワールドの真髄が堪能できる仕掛け。
濡れ場含有率はマークつきとしてはそう高い水準でないものの、もっちりボディをすっかり朱に染め激しく腰を使いながら華やかかつ淫靡にアヘりまくるヒロインの艶姿が美しくもいやらしい。積極的にちんこをくわえこみ豊かな胸の谷間に暴れん棒を固定しながらのヴァキュームフェラに辛抱たまらず昇天。お返しにとモサモサの茂みをかき分けて蜜壷をゴリゴリ貫いてやれば、小刻みに嬌声を発し汗と涙にまみれながら愛するオトコの前で絶頂を迎え全身を打ち震わせる、そんな痴態を存分に堪能しながら彼女の内へ外へと熱い飛沫をドプドプお見舞いだ。
例によってヒロインたちのいかにも女性作家の手になるものらしいリアルな言動はエロ漫画的ご都合主義との食い合わせが少々悪いのだけれど、前作よりは男子女子のイチャラヴ度が高まって受け入れやすくなった感じ。また俺的抜き評価が下がる要因だった外出しの多さも今回はいくらか改善され合わせ技で点数アップ。最大の武器である流麗な作画はまいど文句のつけようがないし、あとはガチ成年誌でティーン女子でも描いてくれると大歓喜なのだけれど。ともあれ今回収録のものでは前作に引き続きひいきキャラである天然エロエロ人妻・ミサコさんとコタツでハメまくり短編「そんな冬なので」で大いに我がジョイスティックを活用。

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