-坂崎ふれでぃ「汁だく肉乱交(にくまつり)」クロエ出版 ISBN:9784903714769
話○ 抜◎ 消小 総合○
家事代行サーヴィスで訪れた女性官能小説家宅で創作の参考にセックスフルコース実践前後編+短編5本+全キャラ集合描きおろし大乱交パーティー。どこを見渡しても肌色づくしの女体絨毯爆撃のなかエンドレスで大量のザーメンを注入のファック永久運動でお腹いっぱいの作者第2弾コミックスは当レーベルからの初見参だ。
のっけから問答無用の肉欲の宴をくり広げた処女単行本「にく☆じる」の衝撃から2年半、この人の本来の産出ペースを考えれば新作はもっと早くリリースされていたはず。それが作者の骨折などアクシデントがありここまで待たされた次第だ。しかしながらゲージを溜めに溜めこんだだけあって、ようやく手にしたこちらは前作に輪をかけてとんでもないことになってたよ!
身もフタもない単行本タイトルそのままに、大量の女の子がハダカさらしていろんな液体にまみれつつアヘ顔さらしまくりの表紙がいきなり読者の脳髄を直撃。この時点ですでに男子女子2人モジモジ見つめあいながらのじれったい古典的ラヴコメなんかをお好みの方は入場お断りだ。帯の訴求コピー「牝豚85人の謝肉祭!!」がこれから待ち受ける祝祭空間をいやがうえにも予期させる。
キャラの顔だけ見れば学研の「ひみつシリーズ」ででも通用しそうな明るく健康的な少年漫画系の絵柄で展開されるのはちょっとの空白ですら忌避するかのようにビッシリと人物/背景/科白/オノマトペが詰めこまれた超高密度のヴィジュアル。空間の美学とかそんなのはクソ食らえといわんばかりの異様に情報量の多い画面が網膜へあたかも一種の暴力のごとく叩きつけられるのだ。「にく☆じる」のころからそうした印象はあったけれど今回さらに拍車がかかった感じ。
登場するヒロインは年のころハイティーン~20代前半あたりで、みなさんガール・ネクスト・ドア風の気取らず親しみやすいルックス。ほぼ爆乳キャラしかいないのでつるぺたスキー向きではないものの、髪型を微妙に違え活発なのからおっとり系まで言動もヴァラエティ豊かだ。しかしながら誰しも例外なくベッドインしたとたん理性のタガをあっさり外して恥も外聞もなくアヘりまくる淫乱ガールぞろいなのだから頼もしい限りですよ。
やたらと目の詰んだ作画に負けず劣らず物語の方もむやみにハイパワーなもの。ストーリーそれ自体はむしろシンプルですらあり、序盤のキャラ配置&背景説明がだいたい済んだらすぐさま濡れ場へ突入し、あとはひたすら彼ら彼女らがゴリゴリ互いの肉体をむさぼるのみ。ただそこからのプレイ内容が質量ともケタ違いで、エロ漫画のありとあらゆる性行為フォーマットや表現技法が無秩序に放りこまれているのだ。アヘ顔や断面描写といったおなじみのものから子宮脱にボルチオといったマニアックなものまで、ないものはないといっていいエロ表現の見本市で身も心もなんだか豊かになりそう。
行為のインフレを推し進めた濡れ場は必然的に多人数プレイを要求し、1on1のタイマンエロはごく少数であり複数カップルのH同時進行か全員ごっちゃになり乱交かのいずれかの形態が支配的。このあたりは初出が新しくなるほど規模が拡大していて、もっとも直近に執筆の巻頭短編「ミツコちゃんの乳牛体験記」では見開きで3ケタのオーダーに達しようかという怒濤の大人数ファックシーンを展開だ。このへん読者が目にするのは一瞬だけど作者がコツコツ1体ずつこれを描いているのかと思うとその途方もない労力に頭が下がるしちんこは上がる。
大量のドスケベボディが乱舞するなかバスへ乗り遅れるなとばかりに目の前で折り重なるように積まれた多種多様なまんこへ手を伸ばしただちにたぎる怒張をインサートすれば女子どもたちまちアホヅラさらして淫語マシンガン連射。子宮口を亀頭でこじ開けながら激しく抽送をくり返すたびまんこ周辺から大量の液汁が飛び散りエロメスどもの痴態にもますますドライヴがかかる。よだれダラダラ垂れ流しもはや日本語にならない嬌声と超スピードの擬音とが入り交じり共通のリズムを奏ではじめたら絶頂も間近。ドプドプ膣内射精をキメたその刹那、周囲の女たちすべてがシンクロするかのようにベロ出し白目剥きひとしきり咆吼しファイナルアクメ。
ちまちました感情のやりとりなんかそっちのけでわき目もふらず性欲のおもむくままセックスに邁進しひたすら交合し続けるヒロインの快楽至上主義っぷりはビッチとかいう形容を通り越していっそすがすがしく、このへんはいい意味で日本人離れした感覚だ。超高BPMのテクノミュージックめいた坂崎ふれでぃワールドはクセも相当強いがいちどハマると麻薬のように離れがたいものとなるはずでぜひ体験してもらいたいもの。今回収録のものではジト目三つ子ヒロインがルックスといいキャラ造形といいマイ経絡秘孔突きまくりのうえ孕ませたのも三つ子で一気に3×3=9人おめでたのオチもすばらしい「一年初夜」が至高であり抜きすぎて精巣のストックもすっかり枯渇。
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